2009年08月14日(金) |
オレは民主党のマニフェストに抗議する! |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
民主党のマニフェストの中に「高校の授業料無償化」という内容が含まれている。教育を無償化すること自体にオレは反対しない。ただ、やる気のないヤツらもみんな高校に行かせてしまう高校全入や義務化には反対の立場を取りたい。がんばっている生徒の授業料をタダにするのは大いに結構だ。しかし、全然勉強しないで授業中いつも寝ていたりこっそりとDSやPSPで遊んでいたり授業中に携帯でメールを打っていたりするヤツらの授業料まで無料にする必要があるのかとオレは言いたいのである。
その無償化の方法もひどい。高校生の子を持つ親に直接、年間12万円を給付するというやり方だそうだ。ゼニは学校にではなく親に支払われるのである。親がちゃんとそのゼニを学校に納付してくれる保証はない。
親のモラルの低下が今の学校教育をどれほど混乱させてるか、民主党の幹部はわかってるのか。モンスターペアレントと呼ばれる理不尽な要求をしてくるクソ親や、給食費を踏み倒す親、授業料を踏み倒したままなのに「絶対払いますから」と嘘泣きをしてごまかし、結局卒業して逃げ切ってしまう親。オレが公立の小中高に勤務する友人たちから聞く話は信じられないほどひどいものばかりである。そうした問題を放置したままこの給付金をばらまいても、そのままゼニを持ってパチンコ屋に直行するヤツらが増えるだけである。なぜそのゼニを直接学校に振り込んでくれないのか。
12万円の給付を受けながら速攻で中退してニートになった場合は、すでにもらったゼニを返すのか?返してくれるわけがないだろう。そのままタダ取りである。これを学校に振り込む仕組みにすれば退学した生徒分は給付しなくても済むし、振り込み手数料も安くて済む。個別に送ることと比較して事務処理の量が全然違うのである。
今でも貧困世帯には「就学援助金」というものがあって、教材費や修学旅行費などがそこから支払われることになっている。しかし、そのゼニを学校にきちっと払ってくれないで使い込む親がいるのだ。何に使うかというとパチンコ屋通いや酒、風俗店での浪費や覚せい剤の購入費になっていたりするのである。それも親ではなくて学校に支給するようにすれば解決するのだ。なぜそうしないのか。「学校には家庭のプライバシーを侵害されたくない」という変な人権意識のせいである。
学校に直接振り込むとう仕組みの方が確実でしかも経費もかからないのになぜ民主党が個人給付にこだわるのか。それは単なる選挙対策である。親たちに「民主党のおかげでもらえるゼニ」というものを与えたいからである。そういうバラマキ公約に対してオレは断固反対する。そして経費と確実性の点からすぐれた方法であるという理由で学校に直接払ってくれとオレは主張しているのだ。
教育を無償化するのはよいことだ。しかし、学級崩壊している中学高校やレジャーランドでしかない大学を無償化することに意味があるだろうか。ろくに漢字も書けず、分数の計算もできない「年齢だけ高校生」(中味はアホ)に対して必要なのは、ゼニをばらまくことではなくて小学校や中学校に落第させることではないのか。
無償化はぜひともやってもらいたい。ただ、そこには無条件給付ではなくてなんらかの条件を付けて欲しい。たとえば一度も遅刻欠席をしなかった皆勤の生徒だけ無償にするとか、成績で一定の条件を満たした生徒だけを無償にするとか、親の収入が一定レベルに達しない貧困家庭だけは無償にするとか、条件付きにして欲しいのである。授業料を余裕で支払える金持ちまで無償にする必要などないのである。むしろやるべきことは誰でも入れる高校ではなくて国立大学の無料化だろう。全国の国立大学の授業料をタダにするならば、今よりもずっと入試レベルが高くなってよい学生が集まるようになり、大学教育の効果も上がるのである。経済的な問題で大学進学をあきらめていた人も、国立大学を目指して必死で受験勉強するようになるだろう。単なるバラマキよりもはるかに意味のある政策である。しかし、この政策は票には全然つながらないだろう。国立大学に入れるような子弟の居る家庭は全体の1割もないからである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館