2009年07月15日(水) |
日食見るなら専用メガネ! |
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7月22日の皆既日食を前にして、日食観測用のメガネが売れまくってるらしい。もともとそんなに売れる商品ではないの手作業で細々と作っていたのがたちまち品切れになっているとか。アサヒコムの記事を引用しよう。
日食観たい!専用メガネ大売れ 埼玉のメーカー在庫切れ 2009年7月12日0時47分
日本の陸地で観測できる46年ぶりの皆既日食が22日に迫り、観察用のメガネがひっぱりだこだ。埼玉県所沢市の光学機器メーカーでは今春以降70万個を出荷。「手作業で作っているので、これ以上量産できない」と在庫がなくなってしまったほどだ。
天体観測用の望遠鏡や顕微鏡を製造する「ビクセン」。従業員約60人。2年前まで、日食を求めて世界を旅する愛好家を対象に、目に有害な赤外線や紫外線をほとんどカットする遮光プレートを販売していたが、年100枚程度しか売れず生産を止めていた。
その遮光プレートに注目したのが、学者や教育関係者らでつくる「世界天文年2009日本委員会」。目を傷つけずに太陽を観察できるメガネの製造を昨秋に依頼した。
昨年12月、同社は「日食グラス」(定価1500円)を開発。眼科医の助言も受け、顔半分を覆うアイマスク型にして、周りからの光も遮ることができるようにした。
同社が日食グラスを全国の小中高校に見本として配り、「委員会推奨」として世界天文年のHPで唯一紹介されると、学校や各地の天文台、旅行会社から注文が殺到した。日食グラスは紙製のマスクでプレートを挟むだけだが、一つひとつ手作業で張り合わせているため増産できず、同社に在庫はないという。
一方、天体望遠鏡を取り扱う「スターベース」東京店では、6月半ばから、観測用メガネの売れ行きが伸び始めた。これまで700〜800個売れ、在庫は数個。同店の担当者は「今週末で売り切れるでしょう」。仕入れ先にも残っていない。売れ行きがよかったのは525円のサングラスタイプ。次いで294円のタイプが売れた。
カメラのキタムラ八重洲店では1480円のサングラスタイプのみを扱っていたが、やはり売れ行きはいい。すでに数十個、販売したという。同店の担当者は「ほかの店舗から『残っていたら融通して』と頼まれるが、うちでも残りわずかだ」。
国立天文台は「太陽の光は想像以上に強い。どのメガネを使っても、眺めるのは2〜3分が限度」と、注意を促している。(小林祝子)
観察のために長時間太陽を見ていると、紫外線や赤外線にやられて目が傷つく可能性もある。そういうわけで観察用のサングラスなどがあるならそれを使うのがいいのだが、もともと滅多にないイベントのために大量生産する準備が整っていないのである。とにかく今、日食観測用のサングラスなどが引っ張りだこなのである。
昔はそんな便利なモノが無くて、色の付いた下敷きとかを通したり、ススで汚したガラスで観ようとしたわけで、そんなものでは紫外線や赤外線は防げないので目に障害を負った人も大勢いたはずである。もっと昔は「日食=神の怒り」ということで誰もわざわざ見つめることもなかっただろう。中途半端に興味を持ったばかりに悲劇が起きていたかも知れないのである。幸い今は便利なモノがたくさんできている。
今回の皆既日食、さすがにトカラ列島にまで出かけて観測ツアーに参加するという意欲はないが、その機会を逃してしまうと次に日本国内で観ることができるチャンスはオレが生きてる間に巡ってくるのだろうかと思う。そういう意味では仕事を休んで出かけてもよかったかななどと不謹慎なことを思うのである。
せめて部分日食だけでも・・・と思ってもその時間、オレは授業中なのである。もちろんそこで「今から日食を観るために授業を中断しよう」というのもアリかも知れないが、唐突に「日食観ようぜ!」と言って窓の外の太陽を眺める方法しかオレには用意されていないのだ。まあ5分くらいなら気分転換にいいかも知れないが。
日食を求めて世界中を旅する「日食ハンター」なる人たちがいるらしい。もしもオレが悠々自適の生活になれば、そんなこだわりの旅なんかも面白いかも知れない。
ちなみに映画館で前の方の席にみごとな禿頭の方が座っていて、それがすぐ後ろに座ってる方の頭で隠されるのは日食と呼べばいいのか月食なのか。そんなどうでもいいことをオレは考えこんだりしてるのである。
せっかく日本で観られる日食、残念だったのはおそらく日本列島中でももっとも人口の少ないエリアでしか皆既日食が観られないということである。
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