2009年05月14日(木) |
ぼくのお父さんを知りませんか? |
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このようなニュースを読むと、胸がしめつけられるような苦しさを感じるのである。迎えに来ない父親を待つ少年はどんな気持ちなのだろうか。
タイ:「お父さんを知りませんか」少年が戻らぬ日本人捜す 2009年5月13日 21時11分
【バンコク西尾英之】「僕のお父さんを知りませんか」−−。タイ中部ピチット県に住む9歳の少年、サトウ・ケイゴ君が、1枚の写真を頼りに日本に帰国したまま戻らない父親を捜している。地元メディアが大きく報じ、タイ外務省は日本側に協力を要請した。
ケイゴ君は4月から毎日、自宅近くの寺院の前に立ち、訪れる観光客に父親の写真を見せ「お父さんを知りませんか」と問いかけ続けてきた。
叔母のパッタマーさん(35)によると、ケイゴ君の母ティープモンタさんは00年、日本人男性と結婚。ケイゴ君が生まれた直後に夫婦で実家を訪れ、ケイゴ君を預けてバンコクへ戻った。その後、父親は日本へ戻ったとみられる。母親は昨年4月、体調を崩して一人で帰郷。ケイゴ君に「お父さんは必ず戻ってくる。お寺で待っていなさい」と言い残し、先月3日亡くなった。
13日、バンコクの日本大使館を訪れたケイゴ君は「お父さんにタイに来てほしい。それが難しければ電話ででも話したい」と話し、大使館側も「できるだけの協力をさせてもらう」と答えた。
ケイゴくんの父親がこのニュースを知って、すぐに会いにいこうと思ってくれればまだいい。オレが想像するのはもっと悲しいことである。この父親が、妻も子も捨ててそのまま二度と連絡を取るつもりもないという可能性だ。本当は日本に妻子が居て、タイでの結婚は重婚であり、子どもがじゃまになって逃げたということである。
じゃあその写真を手がかりに強制捜査すればいいのか。もしもこの事件がテレビで取り上げられ、写真がアップで報道されるならば、日本のどこかの家庭でお父さんがテレビの前で凍り付くのかも知れない。その写真がまぎれもなく自分であることに愕然として。しかし、心に思い当たるならばそれを放置するわけにもいかないだろう。
日本大使館の「できるだけの協力」というのはおそらく過去の滞在者の中から該当者を捜し出して、その日本での連絡先に電話でもしてくれるのかも知れない。だったらケイゴくんは父親と会える可能性があるだろう。オレが胸を締め付けられるのはなんといってもこのフレーズだ。
>「お父さんは必ず戻ってくる。お寺で待っていなさい」
母親は、もう二度と男が帰ってこないことを本当はわかってるのかも知れない。すべての希望を捨ててしまった彼女は病の床についた。しかし、我が子には希望を持たせてやりたい。だから死の間際にこんな言葉を残したのではないか・・・とも思うのである。もしも父親との再会がかなうならば、その父親さんにはちゃんと男としての責任をとってもらいたい。我が子への責任を果たして欲しい。ケイゴくんがちゃんと成人して働けるようになるまでの援助と、ちゃんと対面して自分が父親であると名乗ることである。
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