2009年05月08日(金) |
治ったらソバが喰いたい・・・・ |
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オレは今入院中である。日頃罵倒ばかりしていたから天罰が下ったのかも知れない。そういうわけでオレはベッドの上にいるのだ。オレの病気は十二指腸潰瘍というものである。自覚症状はあった。下血があったのだ。しかしオレは甘く見ていた。絶食して薬を飲んでいればそれでおさまると思っていたのである。しかし、いつまで経ってもその下血は止まらなかった。いや、H2ブロッカーの薬で大丈夫と思っていたのが甘かったのだ。それどころかオレは調子がいいことに味を占めて、絶食の制限も緩和していた。
しかし、下血は一週間経っても止まらなかった。その間にオレはどんどん血液を失っていったのである。血の気の多いオレは16くらいあるという赤血球濃度が9くらいまで落ち込んでいたと後で病院で聞かされたのだが、ぎりぎりまでオレは普通に生活していた。
連休最終日の6日、オレは書店に立ち読みにでも行くつもりでクルマで家を出た。イレブンというドラッグストアでドリンク剤を買った。あんまり食べてないから栄養補給のつもりだった。そしてクルマに戻った時、オレは強烈な貧血の発作に襲われたのである。
とにかく帰らないといけない。オレは必死でクルマを走らせた。目の前がどんどん真っ白になっていく。どうやって帰り着いたのかも覚えてない。クルマから降りたオレはそのまま地面に倒れた。そのときに左のひじをすりむいた傷がある。どれくらい倒れていただろうか。起きあがったオレは必死で玄関のドアをあけてそのまま倒れ込み、 「救急車呼んでくれ!」と伝えて倒れたのだ。
救急車がやってきて、オレは搬送された。救急車の中ではかった血圧は日頃128−85くらいのが90−50くらいに低下していた。病院で処置を受け、即座に入院という運びとなってしまったのである。なんということだ。
病室にテレビはあるが、オレはノートパソコンをわざわざ家から持ってきてもらった。それでこうして日記が書けているのである。まだ貧血は改善されてなくて輸血を受けているのだが、かなり元気になって、自力で点滴をぶら下げながらトイレにも行ける。どこの誰かはわからないが、A型の血液を献血してくださった方にオレは感謝したい。残念なことに血液の入った袋には製造者の名前は記されていなかった。
胃カメラは寝ているうちに終わった。十二指腸に出血部があって、そこをクリップで止血したということだった。明日もう一度胃カメラをやらないといけないそうである。主治医の兄ちゃんがめちゃんこ若くてびっくりした。まだ20代にしか見えない。そんなわけはないだろうけど。
とにかく絶食なのである。医師が許すまでなんにも食べられないのである。今一番食べたいものはソバだ。おいしいソバが喰いたい。それは最近読んだ池波正太郎のグルメ本に、長野県の上田市にある刀屋という、オレが信州旅行の時に必ず立ち寄っていたソバ屋が紹介されていたからである。ああ、刀屋に行きたい。今もあの店は行列ができているのだろうか。刀屋は遠すぎるので、せめて近江坂本の鶴喜そばでもいい。いや、晦庵河道屋のおろしそばでもいい。とにかくおいしいソバが喰いたいのだ。
入院していると全くすることがない。時々こうしてネットにつないでるだけだ。もっともパソコンがあるだけまだマシかも知れないが。20年前に入院したときはテレビをずっと見ていたなあと思う。3日くらいで帰れるということなのでたいしたことないのだが、やはり健康が大切である。オレはそれを身をもって理解したのである。
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