2009年01月07日(水) |
きみはネットルームを知っているか? |
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ビジネスホテルよりも安く泊まれるということで人気になったネットカフェや個室DVD店だが、それよりももっとプライバシーが守れて料金も安いということで今「ネットルーム」というのが都内でひそかなブームになっているという。仕切が不完全で周囲の音が聞こえるネットカフェと違ってカギがちゃんと掛かる上に、部屋に寝袋などの寝具を持ち込んで横になって眠ることのできる広さもある。それで料金が24時間1800円ということで格安で人気を呼んでいるのだという。確かに安い。寝具を持参しないといけないのが難点だが、どこでも横になれば眠れる方にはそんなものは不要だろう。
今、 都内14エリアで70室の「ネットルーム」を運営しているツカサの担当者の話では、昨年の4月くらいから利用者が増えだして、大人気でずっと満室状態が続いてるのだという。サイトに行って部屋の写真を見たが、確かにネットカフェよりは広い。2畳の部屋には洗面台とパソコンとエアコンが完備している。パソコンの代わりにテレビしかない部屋は1500円というふうに少し安くなっている。また、3000円と少し料金は高いが、ユニットバスとベッドが付属した部屋もある。それでも24時間利用できるのならばビジネスホテルよりもはるかに割安で ある。一、二ヶ月の滞在ならば礼金や敷金を払ってアパートを借りるよりも、こういう部屋に入居して食事を外食で済ませるという方法が賢いことになる。自分がもしも大学生くらいだったら、きっと東京に長期滞在するのに利用しただろうなあと思う。昔は安宿というとユースホステルくらいしかなく、そこはプライバシーなどない二段ベッドの世界だったが、今はこういうものがあるんだなあとうらやましく思うのである。
この ツカサという業者はそうやって寝る場所を提供するだけではなくて、利用者に対する就労支援までやっているという。本来行政がやらなければならないことを、一民間業者がやってくれているのである。東京都はくだらない銀行に税金を垂れ流すのではなくて、こういう業者こそを支援すべきだろう。石原慎太郎さんはこの日記など読んでるはずもないが。
このネットルームの成り立ちだが、元々は個人向けのレンタルオフィスとして作られたものを改装したものらしい。そういう理由だからネットカフェよりも密室性が高くてプライバシーが確保されるのである。ツカサのWEBサイトに行くと、レンタルオフィスや低料金のビジネスホテルなどさまざまなサービスが用意されてることがわかる。
オレは自分の仕事専用の部屋として大阪市内にワンルームのマンションが欲しいと常々思っていたが、このツカサのような業者が大阪にも登場すればかなりの低料金でそれが実現するかも知れない。マンションを買うなら3000万円くらいはかかるかなと思っていたので、それが一日数千円や一ヶ月数万で利用できるならかなり少ない予算で実現することになるからなあ。ただ駐車場を確保するのがかえって高くつくかも知れないが。大阪市内なら駐車場の方が個人のアパートの家賃よりも高いかも知れない。その場合はクルマをあきらめて職場との往復は自転車ということになるかも知れないが。職場に近い場所で寝泊まりできてパソコンの使える部屋があるならそれはかなり便利で、家に帰りたくなくなるかも知れない。
このネットルームというサービス、ネットカフェがたちまち全国に広がったようにニーズさえあれば大阪にもすぐにマネをして開業する業者が登場するだろう。競争によって料金が安くなりサービスが向上するならばそれはよいことである。そして今、景気悪化によって都心のオフィス需要はかなり減少して空き部屋がどんどん増えている。そんな状況で新たなビジネスチャンスとしてこういうサービスが登場したのもまた自然なことかなとオレは思うのである。
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