2008年12月24日(水) |
道路と間違えて線路を走ったクルマ |
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正常な判断能力を失った者にクルマを運転させてはならない。オレはこのことを常に感じている。クルマというのは使い方を間違えれば凶器になるからだ。それも大量殺人を可能にする恐ろしい凶器である。だからこそ免許の交付は慎重であるべきだとオレは思っているし、高齢者の更新時には視力検査や運転能力検査、認知症診断テストを行うべきだと思うのである。認知症のドライバが暴走して通学の子どもをなぎ倒したり、人混みに突っ込んだりする危険を思えば妥当なことだと思うのである。
さて、この「間違えて線路を走った81歳」というのも、オレは認知症ではないかと思うのである。間違えて線路上を走行して列車と正面衝突したが、かろうじて重傷で命はとりとめた迷惑なご老人の事件である。
線路上を走る車と列車、正面衝突 島根のJR山陰線2008年12月23日23時25分
23日午後5時40分ごろ、島根県安来市荒島町の井戸踏切近くのJR山陰線で、西出雲発米子行きの普通列車(2両編成)と、松江市に住む無職の男性(81)運転の乗用車が正面衝突した。乗用車は線路上を走っていたとみられ、約240メートル引きずられて止まった。男性は鎖骨が折れて重傷。乗客76人にけがはなかったが、車内に約3時間足止めされたため、数人が体調不良を訴えた。
JR西日本米子支社や安来署によると、列車と車は踏切から西へ約80メートルの地点で衝突したとみられる。近くの住民が線路を走る車を目撃しており、同署は過失往来危険の疑いで事故の状況などを詳しく調べる。同署によると、男性は「間違えて線路に入った」と話しているという。
JR山陰線は揖屋(いや)(同県東出雲町)―荒島(安来市)間で運転を見合わせていたが、午後11時15分に運転を再開した。現場はJR荒島駅から西へ約640メートル。
この正面衝突のせいで、列車は3時間も動けなかったのである。そのためにかけた迷惑に対して、誰が賠償の責任を負うのか。オレが保険会社の側なら「認知症であるなら私どもは契約しません。告知義務違反です!」と主張して保険金の支払いを拒みたくなるだろう。そういう事故までみんなカバーしようと思ったら、いつも安全運転を心がけているオレのような善良な市民の負担がどれほど増えるだろうか。どうして安全運転した結果、事故を起こす馬鹿の分まで負担させられるのか。オレには納得できないのである。飲酒などの重大な事故を起こすような悪質ドライバーにすべての責任を負わせて、財産没収に臓器移植という形で徹底的に賠償させればいいと思うのだ。
クルマ対列車の事故の場合、クルマの運転者が助かることはまずないと言ってよい。たいてクルマは原型をとどめないくらいに破壊されているし、助かってる方というのはクルマを捨てて一目散に逃げた方だけである。それが今回の事件は「重傷」とはいえ運転者は無事であった。ローカル線ゆえの速度の遅さがよかったのか。いずれにしても助かったことでこのドライバーは今度は法の裁きを受けることとなるのだ。この年齢からの獄中生活はかなりこたえるだろう。
しかし、「故意犯」ではないと認定されれば、驚くべき軽い判決が出る可能性がある。そのような理不尽さを裁判員制度は防げるのか?オレには納得いかないのである。
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