2008年11月20日(木) |
常識が欠落してるのはあんただ! |
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今日本で一番有名な「漢字の読めない男」と言えばまぎれもなく麻生首相である。「踏襲」を「ふしゅう」と読んだ発言でまず話題となったが、それ以外にも「未曾有」を「みぞゆう」 、「詳細」を「ようさい」 、「有無」を「ゆうむ」「怪我」を「かいが」などその無知ぶりを露呈している。最近の若者は教養がないと話題になるが、麻生首相よりはマシなのかも知れない。基礎教養というのは18歳くらいの頃に完成するとオレは思ってるのだが、麻生さんの入学した頃の学習院大学というのはどの程度の入学偏差値だったのだろうか。国語教師であるオレは一国の首相がこんなに漢字が読めないということにあきれているのである。マンガ好きなのも結構だが、その前にちゃんと新聞などを読んでくれと言いたい。
その漢字を読めない首相から「常識欠落」と言われると、大きなお世話だよと言いたくなるのである。なんと麻生首相はこんな問題発言をしていたのだ。日経新聞のWEBサイトから引用しよう。
首相「医者は常識欠落している人多い」 医師不足で、後に謝罪
麻生太郎首相は19日、首相官邸で開いた全国知事会議で、地方の医師不足問題に関連し「地方病院での医者の確保は、自分で病院を経営しているから言うわけじゃないが大変だ。社会的常識がかなり欠落している人(医者)が多い。とにかくものすごく価値観が違う」と指摘した。
日本医師会の中川俊男常任理事は同日の記者会見で「信じられない。首相がそんなことを言うはずがない」と困惑気味に語った。首相は同日夜、記者団に「まともなお医者さんが不快な思いをしたなら、おわび申し上げる」と謝罪した。
首相は知事会議の直後に出席した全日本私立幼稚園PTA連合会全国大会でも珍発言を連発。あいさつで「普段からお子さんを預かっていると思うが、子どもより親で苦労していると思っているんだけど」「しつけるべきは子どもじゃなく母親なんじゃないか」と批判した。 (19日 22:02)
ここで麻生首相がいう「常識が欠落」しているというのはどういう意味なんだろうか。どうやら「中学生でも読める漢字が読めない」ということではなさそうである。それは麻生さんご自身のことだからだ。価値観が違うというのはどういうことなんだろうか。お金に執着しないということなんだろうか。具体的な例がないから全くわからないのである。 オレはこれまで多くの医師と接してきたが、とくに「常識が欠落している」と思ったことはない。まだ教師の方が常識の欠けた方は多いかも知れない。直接面識があるわけではないが、新聞報道などで語られる政治家のみなさまの方がはるかに「常識が欠落した」方たちが多そうな気がするのである。そんな政治家の一人であるあなたから、「常識が欠落」と言われることは、連続婦女暴行魔から「変態」と罵られるようなものであり、言われた方はものすごく不快であると想像できるのである。
麻生首相はオバマ米大統領に対しても「インテリジェンスを感じた」と語ったそうだが、ハーバード大学で学んだオバマ大統領にインテリジェンスがあるのは当然であり、中学生でも読める漢字を間違う麻生首相などからそんなことを言われるのは、幼稚園児がノーベル賞受賞者に向かって「おじさんってえらいんだね」と語ってるようなものである。あまりの滑稽ぶりに涙が出そうである。
演説するたびに漢字が読めないことが暴露され、過去のお馬鹿発言もどんどんYOUTUBEにUPされ、2003年時点で「IT」を「フロッピーディスク」のことだと思っていたこともばれてしまい、「こんなアホが首相だなんて恥ずかしい」とじりじりと支持率を下げている麻生首相なんだが、そんなアホでも総理大臣になれるというのが日本の政治の仕組みなのである。吉田茂の孫だかなんだか知らないが、議員世襲制が浸透して2世、3世ばかりになってしまえば、政界がこういう純粋培養のアホばっかりになってしまうというものすごくわかりやすい例がこのオッサンなのである。
漢字の読めない男、麻生太郎。さて、今度はどんなお馬鹿発言をするのだろうか。オレは無責任な野次馬の一人として、次に何を言ってくれるのかと注目しているのである。
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