2008年11月03日(月) |
WEB日記を書き続けるということ |
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今から6年前の11月4日、オレはこの日記「江草乗の言いたい放題」を書き始めた。記念すべき最初の日記は こんな内容である。明日でちょうど6年になるのだ。その間、更新しなかった日は一日もない。6年間オレは一日も休まずに日記を更新している。旅行中や出張中という困難な状況下でも、そしてネットに接続できないような危機があっても、オレはなんとか方法を考え出して日記を更新し続けたのである。なんのためにこの日記を続けてるのかと言われればオレも答に困ってしまうのである。ただの惰性で続けてると思ってる方ももしかしたらいるかも知れない。最近の日記は質が落ちたと不満に思ってる方もきっといるだろう。 「日記の質」と言われても困るのだが、初期の頃と比べればかなり長文になったかなと思う。
最初、この日記は「さるさる日記」というサービスを利用して書いていた。その頃は一日の制限字数が確か1000文字とかいう制限があったのでかなり短いのである。その後さるさる日記からこの エンピツに移籍して、字数制限がかなり緩和された。(なくなったわけではない)そしてデザインの自由度がかなり高まったので今のスタイルにほぼ落ち着いたのである。ちなみにスタートしたときのデザインは背景が真っ黒で文字が赤だったか、その逆だったかで「おどろおどろしい」スタイルだった。暴言を書くことを最初から心がけたのでそういった過激なデザインで行こうと思ったのだが、「読みにくい」というハンデを背負うよりも、過激なのは内容だけでいいと思ったので、今の背景、文字色に落ち着いたのである。
最初、日記にはかなり政治的な主張を込めてた。その理由はなんと言っても日記スタート以前にオレは朝日新聞によく投書をしていて、高校生の時から合計で100本以上の投書が掲載されたほどの投書マニアだったことが大きい。そこで書いてきたようなことを今度はWEB日記で書こうと思ったからである。しかし、まじめな内容ばかりでは読者に飽きられてしまう。それでたまにふざけた内容のものや、エロ満載のものなどを書くことにした。そうすると読者は飛躍的に増えた。やはり世の中にはエロが好きな人が多いと言うことを実感した。読者の中でそういうものにしか興味のない人は、 暴言日記コレクションに収録された、アダルトという項目のところをぜひ読んで欲しい。あまりにわ猥褻ぶりに卒倒しそうになるはずだ。そこにはH三部作と呼ばれる 「エッチを速くする方法」 「エッチを忘れた夜」 「エッチはすごい」などが収録されている。うっかり開いてしまったまじめな人は怒り狂うはずだ。
ただ、オレの本来意図したところはそういうエロ日記ではない。読者の方がそういうものを好んでおられることがわかってるので時々サービスのつもりでそういう卑猥な日記も書くが、オレが書きたいことはやはり日記の中で正義(せいぎ)を訴えることなのである。性器(せいき)を語ることではもちろんないのである。
オレはマスコミの伝える情報をあまり信じていない。先日の野村證券の不祥事でもわかるように朝日も読売も毎日も基本的に大手新聞社というのは広告主の大企業の下僕みたいなものである。こいつらの伝える報道には必ず「ゼニ」というフィルターが掛かってるのである。オレが目標とするのは、世間で報道されてるニュースを自分独自の視点で料理して、マスコミとは違った視点で語ることなのだ。そのときに用いるスタイルとして「暴言」を貫こうと思っているのである。悪人はやっぱり死刑にして欲しいと思うし、クソ野郎は地獄に落とすべきだし、アメリカは建国以来の侵略国家である。中国サッカーはサッカーボールではなくて相手選手のゴールデンボール(金玉)を蹴ってるし、麻生太郎は「村山発言を踏襲(とうしゅう)」と読まずに「ふしゅう」と呼んだので「腐臭」がしたのである。
そして本音を言ってしまえば、オレは社会正義を語ることよりもやっぱりお金儲けの方が好きだと思うし、いくら正義を語っていても貧乏で暮らしていけないと困るのである。この日記のアクセス数が一日100万くらいになって、そこに貼り付けた広告の売り上げだけでゼニがウハウハと入ってくるようになれば一番嬉しいのだが、そんな邪悪な動機であることがバレてるせいか、日記のアクセス数は一日5000〜6000で頭打ちである。おそらくこれ以上は増加しないのだろう。毎日一枚ずつ美女の悩殺ポーズの画像でも載せればアクセス数を増やせるかも知れないが、読者の質が今度は下がってしまうだろう。
日記の下にくっつけたメールフォームから時々感想のメールが届く。中には無記名でメアドもデタラメで「死ね」「バカ」などと罵ってるものもあるが、ほとんどのメールは日記の感想をまじめに書いてくださってるものばかりである。自分の考えの間違いに気づかされた時には日記を訂正して、時にはお詫びの一文を添えることもある。自分が信念を持って書いた日記のその意図したところに気がついてくれた感想をもらうとかなり嬉しいのである。まさに書き手冥利に尽きるのである。そうした交流から得られる喜びが、自分の日記を書く動機に一番深くつながってるのかも知れないとも思う。
かつてオレはパソコン通信、ニフティサーブの掲示板#8、スピリットのコーナーでもっとも多く読まれ「参照王」と呼ばれた書き手だった。その後「日記才人」というリンク集に登録した時も、いつのまにかアクセス数一位を取るようになった。そうした小さな世界の中でオレは2度、1位、つまり「もっともよく読まれる書き手」となってきた。出版の世界で言うならベストセラーみたいなものである。ところが ブログランキングではなかなか1位になれない。日本一多くの読者に読まれてるブログであるきっこのブログに勝てないのは仕方ないとして、チワワの日記にも勝てないのである。悲しいかな、それが現実世界でのオレのランキングである。
いつかオレは日記を書くことを辞めるだろう。それが1年後なのか5年後なのか10年後なのか、あるいは突然の交通事故や急病でこの世を去った時なのか、それはオレ自身にもわからない。日記の質がどんどん落ちて、読者も減ってオレが書くことの意味を見いだせなくなった時に「ここが潮時」と思って辞めるかも知れない。阪神の金本選手の連続フルイニング出場記録のようにオレの連続更新記録に価値があるとすれば、それは一定レベルの中味が維持されている時であり、日記の中味がくだらなくなったときにその連続更新もまたただの惰性としか思われなくなってしまうのである。潔くその前に辞めるべきだろう。惜しまれながら去るのが一番いい。「どうして辞めるのですか」「絶対に辞めないでください」というメールが1000通くらい届くときにこそやめるべきであり、読者も減って見向きもなれなくなってから更新を停止してもそれは恥をさらしているだけなのである。
オレが望む最高の辞め方は、忙しすぎて日記が書けなくなることである。そう、オレはこの暴言コラムを通じて世の中を変えたいとずっと願ってきた。ここで正義を訴えることで少しでも世の中をよくできるならと思って書いてきたのである。いつかオレのそうした主張が認められ既存政党がオレを有力な候補者として起用してくれたり、あるいは橋下知事が大阪府の教育を根本的に立て直すためにオレに「教育長をやってくれ」と依頼してくるようなありえない展開が起きれば日記どころじゃなくなるだろう。そんなことはありえないからこそこうして冗談のように書けるわけだが。
6周年の日記、もっとまともなことを書こうと思ったのにこんなくだらない内容になっちまったぜ。きっと明日は日記を読んだ友人たちから罵倒メールが山のように届くだろう。「いくら書くネタがなかったとしてもこれはひどすぎるよ!」と。何もわかってないんだな。オレが書くようなネタがないということは少なくとも社会にとってはよいことじゃないか。
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