2008年10月04日(土) |
大相撲に八百長はあるのか? |
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大相撲に八百長はあるのだろうか。オレは相撲をスポーツだとは思っていない。伝統芸能のひとつだと認識している。その伝統芸能を受け継ぐ日本人の数が減ってしまって、そこに外国人を入れてなんとか伝統を保っているというのが実情だとオレは思っていたのである。伝統芸能ならばそれを演じる役者たちには決められた役回りが与えられるわけだ。スポーツではない以上、真剣勝負する必要はない。そういう意味でオレは相撲の中にどんな村社会の掟が存在しても「それが伝統なんだから」と思ってきたのである。伝統芸能の世界に存在するさまざまなしきたり、たとえば7勝7敗の力士に星を譲って勝ち越しにさせてやるとか、カド番の大関がなぜか脱出できるとか、そういうことにいちいちケチをつけるのは相撲をわかっていない野暮天のやることだとオレは思っていたのである。八百長があってもいいじゃないか、そんなこといちいち問題にするなよというのがオレの感じていることだ。
大相撲八百長報道訴訟、朝青龍「すべて真剣勝負」と疑惑否定
大相撲の八百長疑惑を報じた「週刊現代」の記事で名誉を傷つけられたとして、日本相撲協会や現役力士ら32人が、発行元の講談社などに計約6億3800万円の損害賠償などを求めた訴訟の口頭弁論が3日、東京地裁であった。
横綱・朝青龍(28)が原告の1人として出廷し、「すべて真剣勝負。八百長は一切やっていない」と疑惑を全面否定した。
相撲協会によると、同協会に関する訴訟で、現役力士が法廷で尋問されるのは初めてで、傍聴希望者は771人に上った。
この日午後、着物姿で登場した朝青龍は、落ち着いた様子で満員の傍聴席を見渡し、証言台の前に着席。同誌が「朝青龍は全勝優勝した2006年の九州場所で対戦相手に現金を払い、勝ち星を買った」などと報じたことについて、「記事はウソ。とても悲しい」と述べた。講談社側の弁護士から、九州場所の千秋楽で対戦した千代大海が「自ら土俵を割ったように見える」と追及されると、「あなたの見る目がない」と言い切った。
元小結板井の板井圭介さん(52)も出廷。「現役時代は横綱や大関が約70万円で勝ち星を買っていた。朝青龍の対戦相手も土俵上で不自然に力を抜いており、今も八百長は行われている」と証言した。
この日、講談社側は、相撲協会から解雇された元若ノ鵬(本名=ガグロエフ・ソスラン)も証人申請したが、同地裁は留保した。(2008年10月3日20時37分 読売新聞)
朝青龍が全勝優勝時に星を買っていたのか否か。もちろん星を売った側は否定するだろうし、朝青龍だって口が裂けても認めることはないだろう。この週刊誌の記事が憶測なのか、それとも確かな裏付けの捕れた記事なのかはわからない。
ただ、オレは大相撲に八百長があったとしても別にいいじゃないかと思っているのである。ただ、不思議なのは誰だって勝ちたいはずなのになぜ星を売る側の力士が存在するのかということだ。星を売って得られる収入は、負けて失うものよりもはるかに大きいのだろうか。星一つ買うのに70万円かかるのなら、全勝優勝するためには1000万円近いゼニが必要と言うことになる。しかし、たった1000万円で優勝という名誉が手にはいるならばそれは安い。
プロレスには八百長があるのかどうか。プロレスお今はスポーツというよりは一つのショーである。もしも毎試合真剣勝負なら身体が持たないだろう。ジャイアント馬場が老体にむち打って活躍できたのも、あの世界がひとつの興業であったからである。本気でケンカしたらおたがいにケガしてしまって大変だ。そうならないように上手に手加減するのがプロレスであり、そのことに文句をつけるのは困ったチャンである。余計なことを言うなとオレは言いたいのだ。さて、本当に相撲の世界に八百長があるのかどうか。相撲という伝統芸能の興業の秘密の謎も知りたいし、オレはこれから展開する法廷でのバトルが気になるのである。ただ、オレとしては仮に八百長があったとしても悪いとは思わない。それが相撲界の歴史と伝統ならばそのまま続ければいいのじゃないか。
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