2008年09月24日(水) |
麻生バラマキ政治は必ず失敗する! |
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麻生太郎が自民党総裁になった。このまま首班指名を経て総理になるわけだが、彼が「景気回復」を政策の中心に据えて実行しようとしても必ず失敗するとオレは断言する。それどころかもっと状況は悪くなるとオレは予想してるのだ。それは麻生太郎の地元、福岡をみればよくわかる。
筑豊の炭鉱王からのし上がった麻生財閥は大金持ちになったが、ヤマが閉山した後の筑豊地方は見捨てられた。そこにはその後なんの産業も育たなかったのである。なぜか。炭鉱がなくなった後のバラマキ政策によって人々の向上心や労働意欲が奪われたからである。働けるのに生活保護を不正受給する多くの人々がそのゼニをパチンコに浪費し、ヤクザが組員に生活保護費を受給させ、偽装離婚によって母子家庭になった母親がやはり生活保護費を不正受給するという実態が福岡県の生活保護受給率を押し上げた。それが財政を圧迫するのに悲鳴を上げた北九州市はなんとか受給率を減らそうと必死に水際作戦を繰り広げて役所の窓口で追い返し、結果としてヤクザの不正受給を横行させながら本当に保護が必要な人々を窓口で追い返して餓死させるという状況を生み出したのである。それが麻生太郎のお膝元の福岡の実態なのである。
麻生太郎が「景気回復」と称して地元に実施したバラマキの末路がそんなみじめな姿であったことを我々は忘れてはならない。麻生の地元である福岡だけが犠牲になるのならまだマシだ。もしも日本中がこんなことになったらどうなるのか。日本中に福祉バラマキの恩恵で働かずに昼間からパチンコ屋にいりびたってる連中が増えればいったいどうなるのか。なぜ炭鉱がなくなった後に産業を誘致できなかったのか。バラマキ政策によって労働意欲を失った人々を企業が雇用する気にはなれなかったからである。他の土地でならもっと優秀な動労力を確保できるのに、わざわざそんな土地に行かなくてもいいということだったのだ。ちゃんとレールを敷けばそんなことにはならなかったのに、政策を誤ったばかりに労働意欲の低い集団を大量に産み出してしまったのである。
オレは五木寛之の「青春の門」という小説が好きだ。かつてそこに描かれた若者たちには青春の志があった。多くの伊吹信介や牧織江がそこから巣立っていった。ところが今はすっかりと状況が変わってしまったのだ。炭鉱が消えた街にあるのは巨大なパチンコ屋とサラ金の自動契約機ばかりだ。麻生太郎の頭の中にある「福祉」とは、金持ちが貧乏な乞食にゼニを恵んでやるという上下関係の構図だけだ。その結果が今の福岡県の状況であることを我々は正しく認識しないといけない。炭鉱がなくなったあとの寂れた街には生活保護受給率が50%近い地区もあるという。そんな無惨な状況を日本中に拡大されては困るのである。
お抱え運転手付きのクルマで学校に通い、庶民の生活の苦しみを全く理解せずに育った麻生太郎という究極のボンボン政治家が、現在の日本の国民が抱える苦しみをわかってるとはオレにはとうてい思えないのだ。しょせんその政策というのは、自分たち金持ちの既得権益を維持しつつ、乞食どもにはゼニを恵んでやるから喜べというレベルに決まってるのだ。オレはそんなふうに上から見下した目線しか持たないヤツに総理にはなって欲しくない。
麻生太郎が野中広務に対して行った差別発言は有名である。彼は「野中のような部落出身者を日本の総理にはできないわなあ」と語ったことがあるという。吉田茂の孫であり、麻生財閥のお坊ちゃんとしての出自を持つ、貴種としての自意識をそんな歪んだ形で出されても困るのである。少なくともそんな人権認識の人間が総理をやること自体が世界に対して恥ずかしいとオレは思うのだ。
麻生太郎総裁で自民党は総選挙に勝てると思っているのだろうか。それよりもオレは世界経済が危機を迎えてるこんな大変な時期にどこ吹く風で、自分たちの権力争いに熱中していられる日本の政治家のお気楽ぶりにあきれているのである。今は政局よりも外に対して日本の経済政策をどう示していくかが大切じゃないのか。そんな大事なこともわかっていないこの馬鹿どもに政治をおもちゃにされている国民は、なぜ一揆を起こさないのかとオレは嘆いているのである。
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