2008年08月06日(水) |
がんばれ東京スター銀行! |
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オレは三菱東京UFJ銀行を通常利用してるのだが、ちょっとした小銭を出金して財布の中身を補充したいときに、たまに東京スター銀行のATMを利用する。このATMは大手のスーパーなどの商業施設に設置されてることが多く、UFJのATMを利用してるのと同じように引き出し手数料がかからないので便利だったのである。しかし、これにはややこしい事情が存在したのである。日経新聞社のWEBサイトの記事を引用しよう。
東京スターの無料ATM、三菱UFJが契約解除通告
三菱東京UFJ銀行が東京スター銀行に対して11月にもATMの利用契約を解除すると通告したことが明らかになった。東京スターが展開する手数料無料のATMを巡る対立が原因。三菱東京UFJは自行の手数料負担が膨らむなどとして東京スターに見直しを要請していたが、条件が折り合わなかった。三菱東京UFJのカードを持つ人は、東京スターのATMを使えなくなる可能性がある。
通常のATMは、他行のキャッシュカードで預金を引き出す場合、利用者とカード発行元の銀行の両方が1件につき原則105円の手数料をATMの保有銀行に支払っている。東京スターのATMは他行のカードを使っても平日昼間の利用者の手数料を無料に設定。利用客を増やしてカード発行元の銀行から受け取る手数料をATMの運営費用に充てていた。(17:01)
「他行のATMを使うと手数料が105円掛かるから、できるだけ自行のATMを利用しよう」というのが通常のATM利用者の行動となる。人生の中でオレはやむをえず他行のATMを利用したことが何度かあるが、それは旅先とかでどうしてもUFJのATMが見つからなかった場合などに限られる。もしもその手数料がかからない他行ATMが便利なところにあれば、積極的に利用することになるだろう。
UFJの側にしてみれば、客が自行のATMを使ってくれればなんの負担も要らないのに、勝手に東京スター銀行のATMから出されればその都度105円を東京スター銀行に払わないといけないのである。中にはオレのように悪質な客がいて、手数料105円という損害をUFJに与えるためにわざと1000円ずつ何度にも分けて出金するヤツもいるかも知れないのである。もしも東京スター銀行の側がATM利用料で収益をがっぽり上げようと思えば、職員みんなにUFJのキャッシュカードを持たせて、それで東京スター銀行のATMから引き出させ、出したお金をまたUFJに入金し、またそれを東京スター銀行から引き出せば、その都度105円という手数料収入を得られるのである。
実際にそんなせこいことを東京スター銀行の職員がやるはずがないだろうし、オレの説明は極端な事例を紹介しただけなんだが、そういう使われ方を警戒したのだろうか。UFJは東京スター銀行側に「契約解除」を申し入れしたのである。
もしも契約が解除されてしまえば、困るのは東京スター銀行ではなくてUFJの預金者なのである。このUFJの動きは、自行の利益を守るために、自行の顧客を犠牲にする行為なのである。たかだか1回105円のゼニをケチって、自行の預金者に迷惑を掛ける、それが三菱UFJという大銀行の本質なのである。オレはUFJの預金者の一人であるが、その事実をとても悲しく思う。しかし、自分にとってもっとも便利なのがUFJなので今更他に変えるわけにもいかないのだ。
この際東京スター銀行はUFJと和解しようじゃないか。そしてATMにはちゃんと明記するんだ。「UFJだけは105円の手数料がかかります!」と大きく書くのである。いやがらせでもなんでもなく、事実だからそう書くのである。それを見た客はどう思うだろう。少なくとUFJに対して好印象は持たないだろう。しかし、それがUFJの要求通りのことだから仕方ないのである。
多くの企業はわざわざゼニを払って広告を出し、自社のイメージアップをはかる。しかし三菱UFJは逆である。わざわざゼニを客に払わせて、そして自社のイメージダウンをはかるのである。世の中には馬鹿な経営者がいるものである。サブプライム関連の損失に比べれば鼻くそみたいな金額の手数料をケチって、それによって自行のイメージまで悪くすることに気づかない馬鹿銀行、それが三菱東京UFJである。
オレはそんなUFJに損害を与えるために、今日もわざわざダイエーまで出かけて、そこにある東京スター銀行のATMでUFJのカードを使う。それがこの顧客無視の大銀行に対するささやかないやがらせである。
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