2008年07月24日(木) |
デブは本当に暑がりなのか? |
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今日の日記は本文中に「デブ」という語句がたびたび登場しますが、筆者にはその体型の方を差別したりする意図は全くなく、この日記そのものが常にふざけて書かれているのだということを最初に強調しておきます。
オレはスリムな体型である。しかし暑さにはことのほか弱く、クルマのエアコンの温度設定は19度にしてたりするほどのむちゃくちゃな暑がりである。そういうわけで暑さに対する耐性は体型とは無関係だと思っていたが、どうもそうではないようである。なかなか興味深い調査の結果があったので報告したい。産経新聞のWEBサイトの記事の引用である。
メタボな人ほどエアコンの設定温度が低い ダイキン工業の空気感調査から 2008.7.23 23:33
自分をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)だと感じている人ほど温度を下げたい願望が強く、エアコンの設定温度も低くする傾向にあることが23日、ダイキン工業が実施した「現代人の空気感調査」で明らかになった。同社は「温度刺激は体の基礎代謝を高める効果があり、上手にエアコンを利用するきっかけにしてほしい」と話している。
調査は平成14年から毎年2回実施しており、今回で13回目。インターネットを通じて6月にアンケート調査したところ、全国の20代〜50代の男女400人が回答を寄せた。
その結果、メタボの自覚がある人の51%が他の人より温度を下げたいと思っており、自覚のない非メタボな人の31%と比べて「温度を下げたい願望」が強いことが判明した。
さらに真夏の部屋の設定温度をみると、メタボの自覚がある人では「25度」が22%と最も多く、「28度」が29%と最多となる非メタボな人と比較して低く設定している実態が浮き彫りになった。また、メタボを自覚する人の57・5%、非メタボと思っている人の49%が健康の観点で空気を意識していないということも分かった。
同社は「定期的な温度刺激を与えることは体の基礎代謝を高める効果があり、メタボ予防だけでなく、冷え性や夏バテ防止にもつながる」としている。
この記事を読むと、メタボな人ほど「エアコンの温度設定を低くしたがる=暑がり」という調査結果が報告されている。つまり、世間で俗に言われる「デブは暑がり」ということばが実は正しかったということが証明されたのである。「デブ=暑苦しい」というのは、見た目が感じさせる主観的なものだとオレは思っていたが、統計的にこうしたデータが出てくることでそれが客観性を伴うものであることが立証されたわけである。
デブはよく汗をかく。そのために「デブ」=「発熱体」というとらえ方をされてしまい、「デブを見てるだけで暑くなる」などという不名誉なとらえ方をされてしまうこともある。だったら冬は暖房器具としてデブは役立つのかというとそういう話も聞かない。そもそもよく汗をかくということはそれだけ冷却能力が高いと言うことであり、だったら暑さに対して耐性があるということにならないのか。私はあまり汗をかかない。(私がかくのは主に冷や汗である。)
しかしこのアンケート、たった400人の調査しかしていないのである。そんなわずかなサンプルで何がわかるのかという気もする。本当にデブが暑がりなのかどうかを調べるためには、たとえば相撲部屋の冷房の設定温度を調査するとか、デブ専の風俗店に潜入調査して、そこの冷房温度を調べるとかの工夫が必要だろう。つまり「実際にデブが多い場所ではどうなのか」という調査こそ必要なのだ。
もしもこのアンケートの調査が全人類にとって有効な内容であるならば、オレがここで日頃主張する「体重別課税」などの政策は地球環境問題を考える上で有効な政策ということになる。つまり、デブを減らすことが冷房温度を下げて二酸化炭素の排出量削減につながるということだからだ。デブと非デブの間に冷房設定温度3度の差があるのなら、日本からデブを撲滅することで、大量の二酸化炭素の排出削減が可能になるわけだ。「そんなアホな!」と言われそうだが、こういう研究は洞爺湖サミットの時にちゃんと世界にアピールして欲しかったのである。「日本はデブを撲滅します!」と。
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