2008年07月09日(水) |
最近プロ野球がつまらなくなりました |
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近頃、オレは野球が面白くないのである。コテコテの阪神ファンのオレは通勤の帰りは阪神タイガースの野球中継をラジオで聴くのがいつものならわしだった。しかし、最近野球ではなくて音楽を聴きながら運転してることに気がついたのだ。どうしてなのか。それは野球が面白くないからである。阪神タイガースが独走しすぎてつまらなくなったのである。ドキドキハラハラするような展開がなくなったのである。
こんなことを書くと広島ファンの方から「うちの4番を引き抜いたくせに勝手なことを言うな!」と叱られそうだが、確かにその通りなのでその罵倒は甘んじて受けよう。しかしプロ野球を面白くないように堕落させた別の要因がちゃんと存在する。それはあのCS(クライマックスシリーズ)というプレーオフの存在なのである。どうしてそんなくだらない仕組みを存在させたのかとオレは腹立たしく思ってるのだ。
首位攻防戦となった阪神中日3連戦、中日は第三戦にエースの川上憲伸を登板させずに次の巨人戦に回した。中日にとっての当面のライバルは優勝間違いない阪神ではなく、CS出場権をかけて争う巨人なので、川上をそっちに登板させるために阪神戦を捨てたのである。いかにも落合監督らしいやり方である。その手抜きの結果、中日は阪神に3連敗を喫した。中日の戦い方からはどうもやる気が感じられなかった。もしかしたらペナントレースの残り試合を、手の内を見せないようにするためにわざと負けるのかも知れない。
そういえば昔、パリーグに前期後期制があった頃だが、前期優勝した南海(当時は野村監督)が後期の対阪急戦をすべて負けたことがあった。しかも南海のエースだった西岡は一度も阪急戦に登板しなかった。その徹底した卑怯なやり方を苦々しく思う人も多かったと思う。南海はみごとにプレーオフを制して日本シリーズに出た。一年間の通算の成績ではダントツの一位でありながら阪急は日本シリーズには出場できなかった。オレは当時南海ファンでも阪急ファンでもなかったが、ただ阪急に深く同情したことを覚えている。野村監督のやり方はどうも気に入らなかったのである。
ペナントレースの真剣味を失わせるクライマックスシリーズはやはりやめるべきである。どうしてもやりたいなら、首位と2位とが5ゲーム差以内の時に限定すべきである。勝率5割そこそこの3位チームまでを含めたプレーオフに何の意味があるのか。3位までにはいればそれで十分!と考えて手抜き試合をするチームの存在を許すのか。オレは現状を激しく憂うのである。
もちろん去年のようにわが阪神タイガースが3位に沈んでしまったような年は、このありがたい制度は必要だ。阪神タイガースが日本シリーズに出られないなんていうことはプロ野球の興味を半減させる。やはり日本一の人気チームである阪神が日本シリーズに出られる可能性が少しでも増えるようにプロ野球機構側は工夫すべきである。
こんなことを書くと「おまえは阪神さえよければそれでいいのか」とお怒りの方もいるかも知れないが、もちろんオレはコテコテの阪神ファンであり、阪神タイガース中華思想(日本のプロ野球を支えてるのは阪神タイガースだという傲慢な考え)に支配されているのであるからこんな暴言を吐くのも当然である。とにかくオレは毎年阪神が日本シリーズに出場できるような仕組みがあればいいと勝手に思ってるのである。
まあ阪神が毎年日本シリーズに出られるように・・・なんてのは冗談なんだが、今のクライマックスシリーズの存在がペナントレースをつまらなくさせているというのはまぎれもない事実である。それを考えたとき、果たしてこの制度を存続させることが正しいのかとオレは思うのだ。もちろん観客動員という興業面でも大いに貢献するところがあるだろうし、リーグ優勝の可能性がなくなったチームにも最後まで興味を失わせないようにするという理念はわかるのだが、選手がやる気をなくしてしまったり、手抜きをする現状はやはりオレは納得できないのである。
こんなつまらないプロ野球はいやだ。オレは昔のあの弱かった阪神が懐かしいのである。弱い阪神を必死で応援していたあの長い低迷の時代を耐えたオレは、今の強すぎる阪神の姿にどうも違和感を覚えてしまうのである。贅沢な悩みかも知れないが。
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