2008年06月01日(日) |
水道からドジョウが出た! |
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大阪府の水道水といえば昔はまずい水の代表のように言われていた。それが最近は高度処理水が導入されて、浄水器に頼らなくてもそのまま美味しく飲めるくらいになったほどで、もちろんオレも水道水をそのまま飲んでいるのである。さて、この水道水の味について、世間の人々はどの程度意識してるのだろうか。たとえばこんな信じられない事件の報道を読むと「そんなばかな!」と思うのである。」毎日新聞のWEBサイトから当該記事を引用したい。
ドジョウ:水道管から! 誤ってため池の水供給 和歌山
「何で、水道管からドジョウが出てくるんや」−−。和歌山県湯浅町が町内の新築住宅2軒に、「水道水」として、ため池の水を供給していたことが分かった。水道管と防火用配水管を誤って接続していたためで、家に続く支管からは、ため池に生息していたドジョウが出てきたという。「水がにおう」と苦情を受けて判明したが、誤った水の供給は約2〜3カ月も続けられており、体調を崩す住人も出ている。町長らが住人に謝罪した。
湯浅町や関係者によると、同町青木地区に新たに造成された住宅地(3区画)に水道水を供給するため、町は07年11月、約3メートル離れた町道に埋設された水道管に支管を接続する工事を実施。しかしこの際、接続する管を誤り、防火用配水管に接続してしまった。二つの管の位置は上下15センチしか離れていなかったという。現場には町職員も立ち会っていたが気付かなかった。
被害に遭った2軒には住人が今年3、4月から居住。3月下旬に「水圧が低い」と住人から町に連絡があったが原因は分からなかった。さらに、5月27日になって「水道水の色やにおいがおかしい」と再度、苦情があった。町が蛇口の水を調べたところ、水道水に含まれるはずの塩素が検出されず発覚した。
2軒のうち1軒の乳児は腸炎で通院している。町は因果関係を調査するとともに、住民全員に病院で検査してもらう。町総務企画課は「初歩的なミスで、誠に申し訳ない。健康被害との関係が判明すれば、誠意を持って対処したい」と話している。【久保聡】
水道水の配管に間違ってため池の水が供給されていたのである。何ともひどい話である。ドジョウが住んでるような池の水が水道から出てきているのを、住民は水道水と信じて使っていたのである。その水でお米をとぎ、お茶を入れ、風呂を沸かしていたのだろうか。どうもオレには信じられないのだ。だって池の水なら強烈な匂いがするはずだ。それは風呂なんかを沸かした時によりいっそう強く意識されるはずである。そして無色透明であるはずがない。なぜ風呂にお湯をはったときに気がつかなかったのだろうか?オレならおそらく最初に水道の蛇口をひねった瞬間に「なんだこりゃあ!」と気がつくはずである。そしてすぐに町役場に抗議するはずだ。もしもうっかり口にしたとしても、一口飲んだ瞬間に「なんじゃこのドブ臭い水は!」と怒り狂うだろう。だから今回の事件、2ヶ月も放置されたことが信じられないのである。
町はこのミスに対して「誠意を持って対処したい」と言うが、2ヶ月も池の水を飲まされた側はどうやってその被害を賠償してもらえばいいのか。2ヶ月間そんな理不尽な目に遭わされていたことの被害はいったいいくらだと算定すればいいのか。オレには想像もつかないのである。池の水を飲まされた被害、池の水で炊いたごはんを食わされた被害、池の水で沸かした風呂に入らされた被害、それらをどのように金銭的被害に換算すればいいのか。2ヶ月も飲まされてきたのだと知った後におしよせるなんともいえない不快感をどう抗議するのか。乳児は腸炎で通院中だという。もしもその健康被害が回復できないようなものだとしたらどうするのか。
さて、もしもオレが被害を受けた住民の立場ならば、どの程度の賠償を要求するだろうか。一日あたりの不快感を5万円くらいに換算して、300万円×被害人数ということになるだろうか。なんだか安すぎる気もするのである。オレは「池の水を飲んだら100万円!」と言われてゼニのために飲めるような恥ずかしい人間ではない。
今回の事件、発覚の決め手となったのが水道から出てきたドジョウなのだという。だったらドジョウが見つからなかったなら、もっと発覚は遅れたということなのだろうか。それもまた実に恐ろしいことである。「ドジョウが出てきてこんにちは!」などと悠長なことは言ってられないのである。
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