2008年03月09日(日) |
校長先生からの脅迫メール |
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教師と生徒が付き合うことはよくあることなんだろうか。オレが公立高校の教員だったのはもうはるか昔のことで、今は男子校の教師である。だから今の事情がよくわからないのである。でもときどき新聞などで女子生徒と交際してる教師が淫行で逮捕されたりしてるのを見ると、やっぱりそういうことはあるんだなと思うし、その一方で「ちゃんと付き合う相手を選べよ」とその当事者の教師たちに対して思うのである。教師のような安定した身分ならお見合いパーティとか申し込んだらもうモテモテなのである。実際の所オーネットみたいな結婚情報産業に登録すれば交際相手はじゃんじゃん見つかるらしい。
それにも関わらず、生徒と付き合おうとする教師(特に女生徒と付き合おうとする男性教師)がいるのはなぜか。それは彼らが大人の女性と付き合うことを望んでいないか、女子高生のように自分よりも遙かに年少の相手としか付き合えない、いわゆるロリコンというものであるかのいずれかと考えられる。
オレはロリコンという趣味自体を否定するものではない。だって美少女はその存在自体が宝物みたいなものだと思ってるし、そうしたものに対して写真集やDVDなどの一定のマーケットが存在することも資本主義社会の世の中の一つの宿命だと思っている。それを売って金儲けをしようと思う大人が居て、それにゼニを出す大人もいるわけだ。ただオレが危惧するのはそれによって法外な報酬を手に入れるのが美少女本人ではなくて周囲の大人たちであるということである。そうした汚い大人どもの食い物にされてしまう彼女たちの悲劇をオレは悲しむのである。崇高で気高い少女の美を、ロリコンのオッサンたちやキモオタのアキバ系の連中が汚すことがオレには許せないのである。
さて、交際中の元教え子に脅迫メールを送った校長先生についての読売新聞の記事を引用する。
元教え子に「交際続けろ」と脅迫メール、高校長逮捕…埼玉
元教え子に交際を続けるよう求める脅迫文やメールを送ったとして、埼玉県警捜査1課などは8日、同県川口市立川口高校長の市川和夫容疑者(56)(埼玉県上尾市仲町)を脅迫の疑いで逮捕した。
調べによると、市川容疑者は昨年11月下旬から12月中旬にかけ、県北部の県立高校を卒業した20歳代の女性に対し、交際継続を迫り、「何があっても知らないよ。人を殺すことは平気だよ」と書いた脅迫文やメールを数回送った疑い。
市川容疑者は、2000年から02年まで同校の教頭を務め、女性とは2年生だった02年から交際を始めた。成人になってからも交際を続けたが、昨春、女性から別れ話を持ち出されたという。
脅迫メールは、校長室の公用パソコンから女性の携帯電話に送っていた。数枚に及んで交際の経緯を詳細に書き込んだ脅迫文もあり、女性は昨年12月、県警に相談、1月に被害届を提出していた。市川容疑者は調べに対し、文書などを送ったことは認めているが、「脅迫するつもりはなかった」と供述しているという。(2008年3月9日00時03分 読売新聞)
さて、今回逮捕された市川先生は56歳、2000年には50歳だったということになるわけだが、その50歳の先生がどうやって当時高校二年生の女生徒と付き合うようになったのか、オレには大変興味があるのだ。自慢する訳じゃないがこのオレも教師になったばかりの20代の頃は共学の公立高校で教えていたこともあってよくモテた。バレンタインデーには女生徒たちからたくさんチョコをもらった。当時のオレの写真を見ると今と違ってかなりのイケメンである(ようにも思える)。ところが年齢が上昇するに従ってバレンタインデーにもらえるチョコも減っていき、教師生活10年目の32歳になったときには妻以外の女性からは全くもらえないという悲惨な状況になり、そのときにオレは「もうオレの栄光の時期は終わったんだ」と悟って男子校への移籍を決意したのである。32歳にしてオレのモテ期は終焉を遂げたのだ。そんなオレから見て、50歳でありながら当時高校二年生の女生徒とつきあい始めたというこの市川先生には驚くのである。なんといううらやましい・・・いや許せない野郎なんだと正直言って思うのである。
もう一つの疑問はその市川先生とその女生徒との接点である。教頭というのは普通は授業を担当していないわけで、それなのにどうして生徒と知り合うことができ、しかも不倫関係になるくらい親密になれたのかという疑問なのである。もう一つオレが思うのは、たとえ教師と生徒であってもそれが将来の結婚を前提にしたまじめな交際ならば許されるとオレは思っている。「卒業したらそのときは結婚しよう。それまでがんばって勉強しろよ!」なんてなかなか立派じゃないか。しかしこの市川先生は不倫関係であったわけで、その女生徒に対する深い愛情があったというよりは、単なる性欲のはけ口にしていたという可能性の方が高い。もしもそれが純愛というならば、妻と離婚して晴れて独身の身となってからその女生徒の卒業を待ってからきちっと付き合えばいいじゃないかとオレは思うのである。
50歳にして現役女子高生と不倫関係に陥り、その女生徒が卒業後もずるずるとその関係を続けたということはおそらく女生徒の方もそのオッサンのことがそれほど嫌いでもなく、というかかなりの好意があったのだろう。そうなるとこれは犯罪ではなくてどこにでもある年齢差30歳以上の不倫関係ということになる。ところが女性の方は20歳を過ぎて世間のことがわかってきて、自分が付き合ってるオッサンがそんなにたいした男ではないという事実に気がついたのかも知れない。目がさめたのである。これもよくあることである。そうして別の男性と付き合うようになって、もう校長に出世していた市川先生との関係を断ち切ろうと思ったのだが、今度は市川先生が焦ったのだ。「なんとしてもこの女を手放したくない・・・」それで脅迫メールを校長室のパソコンから送ったというただそれだけの痴話げんかである。校長先生も情けないが、そんな男と付き合ってしまったこの女性に全く落ち度がないかというとそうとも言えないような気もする。交際相手にくだらない男(いわゆる「だめんず」)を選んでしまうこと自体が自ら招いた災厄なのだ。
とまあこんなことをあれこれ考えたのだが、それにしてもこの市川先生、これによって職を失うだけではなくて懲戒免職だからゼニも失うしこれまで築いてきたいろんなものを一瞬にして失ってしまうのである。なんと馬鹿なオッサンなのかと改めてオレは思うのだ。なぜこのオッサンは、女性の立場になって考えることができなかったのか。20代の女性がそんなジジイではなくてちゃんと若さも将来性もある男を伴侶に選ぶのは当たり前のことであり、そんな女性が少なくとも数年間自分と付き合ってくれたということに対して限りなく感謝すべきであって、相手を恨むのは間違ってると思うのだ。
女性が別れを言い出したときに「いつかこんな日が来ると思っていたよ。今までありがとう」とさらりと言えるかっこよさがこのオッサンにはなかった。それだけのことである。どんな恋愛はいつかは終わる。今は楽しくてもそれは決して永遠ではない。この世に別れのやってこない恋人たちなど存在しないのだ。中島みゆきも「わかれうた」の中で「恋の終わりはいつもいつも立ち去る者だけが美しい」と歌っている。その相手がかつてまぎれもなく自分を愛していくれていたのなら、それだけで十分じゃないかとオレは思ったのである。大切なのはその相手との美しい思い出だ。この脅迫メールはその美しい思い出さえもぶちこわしたのだ。もしもそんなことをしなかったら、この女性は昔好きだった思い出の相手としてずっと胸に市川先生を抱いていてくれたかも知れないのである。
そんな考えは甘いと笑い飛ばされるのかも知れないが、少なくともこれがもはや恋愛と縁のなくなった一人のオッサンの述懐である。
追記:東京新聞にはもっと詳しい記事があった。どうもこのオッサン、想像以上に救いようのないひどいヤツだったようだ。女性は自殺未遂までしてるじゃないか。こんなヤツ刑務所にぶち込んでくれ。
校長が元教え子脅迫 『交際相手殺すことも平気』2008年3月9日 07時14分
教頭時代の教え子だった二十代の女性に「会ってくれなければ、何かあっても知らないよ。人を殺すことは平気だよ」などと脅す内容のメールを繰り返し送り付けたとして、埼玉県警捜査一課と行田署は八日、脅迫の疑いで、同県川口市立川口高校校長の市川和夫容疑者(56)=上尾市仲町=を逮捕した。女性はメールを苦に自殺未遂を起こしていた。調べに対し、市川容疑者は事実関係を認めた上で「脅すつもりはなかった」と供述しているという。
調べでは、市川容疑者は同県北部の県立高校で教頭だった二〇〇〇年から〇一年の間、当時在校していた女性と交際を始めた。昨年、女性が別の男性と付き合うようになってからも、交際を続けることを要求。昨年十一月下旬から十二月中旬までの間、携帯電話や勤務先の学校にあるパソコンから「交際相手の住所、経歴全部知っている。何かあっても知らないよ。人を殺すことは平気だよ。二人の関係をばらすよ」「着信拒否や無視を続けるなら恋人に会いに行くか、手紙を書くか、すべてをばらす」などと書いたメールを送り、脅していたという。
昨年十二月、女性が大量の睡眠薬を飲み、自殺を図ったことがきっかけで、家族などが市川容疑者との関係に気づき、同署に相談していた。
■改革派の一面 痴漢取り押さえも
「より良い社会の実現に貢献できる人間になってください」。八日午前の卒業式で祝辞を述べた市川和夫容疑者は、謝恩会を終え帰宅したところ、埼玉県警の捜査員に任意同行を求められた。
市川容疑者は埼玉県内の県立高校などで数学の教師を務めた。二〇〇二年に県立総合教育センター主任指導主事となり、〇六年から川口高校長を務めていた。市川容疑者が同校に校長として赴任した後、学業や人物の優れた生徒の授業料を免除する特待生制度を、県内の公立高で初めて導入するなど、先進的な取り組みを進めていた。〇六年にはJR上尾駅で女子高生に痴漢をした男を取り押さえたこともあった。
「まじめで仕事一途」という評判の裏で、元教え子への思いを断ち切れなかった。県警によれば、昨年から「交際を続けないなら樹海に飛び込む」「一緒に死のう」などと書いたメールを送っていただけでなく、女性の家の前で待ち伏せしたり、女性が携帯電話の番号を変えても、新しい番号を調べ出して脅迫を続けていたという。(東京新聞)
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