2008年03月05日(水) |
ネットに接続しないでもウイルス感染します! |
携帯用URL
| |
|
ブログランキングの投票いつもありがとうございます。1位が目標ですのでよろしくお願いします。
パソコンがウイルスに感染するというのはたいていがインターネットに接続していて変なサイトを見たときにやられるとか、送られてきた変なメールの添付ファイルを開いてしまったとかいう場合だと誰もが思っている。だから変なアダルトサイトなんかに行かずに変なメールを受信しないようにという工夫だけでかなり被害は食い止められると誰もが思っていたはずだ。しかし、それだけでは阻止できない新種・・・というか別のかたちで伝播するウイルスが登場して猛威をふるっているらしい。
オレはこの記事を読んでそのことを知ったのである。以下、@niftyのニュースサイトからの引用だ。
USBメモリ経由のウイルス感染が拡大
2008年3月4日(火)14時14分配信 ITmediaエンタープライズ
トレンドマイクロは3月4日、2月のウイルス感染被害報告をまとめた「コンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーリポート(日本国内)」の結果を発表した。2月の総報告数は4316件と1月の3268件から大幅に増加したほか、USBメモリを介して感染するウイルスが流行している。
感染被害ランキングの1位である「MAL_OTORUN1」と5位の「WORM_AUTORUN」はオートランという名称を持ち、USBメモリを介して感染を広げるウイルス。接続したコンピュータだけでなく、その後に接続する別のUSBメモリも感染する。感染したコンピュータから悪意のWebサイトに接続し新たな不正プログラムをダウンロードする機能を持つものもある。
オートランはUSBメモリをはじめとしたリムーバブルメディア内のファイルを自動実行するための「Autorun.inf」という設定ファイルを悪用する。WORM_AUTORUNが実行されると、自身をコピーするほか、悪意のAutorun.infファイルを作成する。WORM_AUTORUNをはじめとする不正プログラムが作成する悪意のAutorun.infファイルがMAL_OTORUN1として検出される。
欧米に比べてコンピュータやネットワークの普及率が低いアジア圏ではUSBメモリが頻繁に使用されており、リムーバブルメディアを悪用して感染を広げる不正プログラムの被害が目立っている。
トレンドマイクロは、USBメモリ経由の感染予防には、仕事用と家庭用のUSBメモリを分けるなどなどの運用上のルール作りや、USBメモリ接続時に自動実行しない設定にするといった対策を呼びかけている。
ここで取り上げられている「MAL_OTORUN1」と「WORM_AUTORUN」の二つのウイルスはオートランという名称を持ち、そのウイルスに感染したパソコンにうっかりUSBフラッシュメモリを挿してしまったら感染するのである。その感染したUSBフラッシュメモリを別のパソコン(ネットに接続していない)に挿せばそのパソコンに伝播するわけだ。このウイルスが恐ろしいところは、ネットに接続しないパソコンには普通はウイルス対策ソフトがインストールされていないということである。つまり感染したことに気づかずにそのまま使い続ける人が多いということなのだ。そしてそのパソコンに別の誰かがUSBフラッシュメモリーを挿せば、そこにも感染して広がっていくのである。
もしもあなたが上記の使用状況にあてはまるならば、つまりネットに接続しているパソコンでダウンロードしたデータなどをUSBフラッシュメモリなどに保存したことがあり、それを別のパソコンで読みこんだりしてるならば感染の可能性がある。あなたが使用中のパソコンが上記2種のウイルスに感染していることがわかってそれを駆除したとしても終わりではなく、使用しているUSBフラッシュメモリを介して他のパソコンも全部やられてるという可能性があるからだ。なんと困ったことだろうか。
それにしてもオレがつくづく思うのは、こういうウイルスを作っちゃった野郎に対する罰則なのである。このあいだウイルス製造を趣味にしていた大阪電気通信大の大学院生が捕まっていたが、そんなヤツには20年くらいの実刑判決を食らわせてくれよと思う。そのために多くの人が受けた被害やそれを復旧するための時間などを考えれば、その被害総額は算定不能なほどの巨大なものになる。ウイルスを製造してネット上にばらまくという行為は、ある意味地下鉄でサリンを撒布するのと同じ程度に悪質なのだ。その被害が広範囲であること、被害者になんの落ち度もないこと、実行者側に100%の悪意が存在するという点に於いて。中国ならこんなヤツは死刑にするかも知れないなあ。
とりあえずみなさん、自分が使っているパソコンがこういうウイルスに感染していないかどうかを今すぐに確かめましょう。そして感染していれば、お手元のUSBフラッシュメモリもチェックしましょう。一刻も早く被害の伝播を防ぐことが大事です。
←投票での応援ありがとうございます。 m(_ _)m