江草 乗の言いたい放題
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2007年12月13日(木) さあ、オシッコを遠くへ飛ばすんだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オシッコの時に男は立ってするが女は座ってする。これは断じて変えてはならない伝統だとオレは思っていた。犬だってオスは足を上げてするがメスは座ってするのである。これはもはや動物の本能なのだ。立って豪快に遠くに飛ばすことが男の立ちションベンの美学だとオレは思っていたのである。子供の頃、よくオシッコの飛ぶ距離を競い合ったことを思い出す。悪ガキ同士が並んでオシッコを開始して、どっちのオシッコが遠くに飛ぶかを競い合ったのである。斜め上方45度の角度に向けて噴射された尿は、きれいな放物線を描いて遠くに飛ぶ。その勢いもまた重要である。また、遠くに飛ばすための裏技、つまり先っちょをつまんでそこに尿をためて、圧力をかけて一気に飛ばすというテクもあった。子どもはそういう遊びが好きなのである。しかし、オシッコを立ってするという大事な習慣そのものが危機に瀕してるということを知ってオレは愕然とした。産経新聞のWEBサイトでオレは次のような記事を読んだのである。

男の「座りション」、ついに半数に2007.12.12 23:38
 男性の約半数は「座りション」−。12日、松下電工がまとめた「トイレの使用実態調査」でこんな結果が出た。同社は「立って小便をするより、座ってする方が飛び散らないので、掃除の手間が省けると奥さんにお願いされるケースが増えた」(広報部)と分析している。
 アンケートは今年6月、関東・関西在住の30〜50歳代の夫婦1036人を対象に実施。
 このうち、男性に「自身の小便スタイル」を聞いたところ、49%が「座ってしている」と回答。同社では同じ調査を過去2回実施しているが、平成11年は15%、16年は30%と、「座りション」スタイルが年々増えている実態が浮き彫りになった。
 年代別では、若い世代ほど座りションに抵抗が少ないようで、30代は「たまに」を含めると、46%が「座って」している。
 一方、妻の53%が「夫は座ってしている」と回答したのに対し、「いつも座ってしている」と答えた男性は27%にとどまった。同社は「家庭では座り、外出先では立って小便しているのでしょう」と話している。


 なんと男性の49%が家でオシッコをするときに座ってやるという。49%といえば約半数だ。なんということだ。だったらズボンの前のあの小窓の意味がないじゃないか。オシッコというのは立ってするものである。その文化的伝統を「周りが汚れるから」というつまらない苦情のためにあっさり撤回して、妻の言いなりになって座ってオシッコするとは全くもって許せないのである。おまえらそれでも男かとオレは叱咤したくなるのだ。

 そもそも飛び散ってあたりを汚すのはオシッコの仕方が悪いのである。勢いをつけてど真ん中に命中させるようなオシッコをすればさほど飛び散らない。勢いがないからうまくど真ん中に出せないのである。中には陰茎が右曲がりのダンディや、小さすぎて指でつまめないペニスの小人もいるかも知れないが、ごく普通の男性なら狙った場所にちゃんとオシッコを出せるはずである。年をとった老人で尿の噴出時の勢いがなくなっているのなら仕方がないと思うが。

 そんなオレもたまに座ってオシッコする場合もある。それは大をする時ために腹圧をかけると膀胱が圧迫されて不本意にも尿が漏れてしまう場合である。それはある意味屈辱的なことではあるが、出るものは仕方がないのでオレは手で陰茎を押さえて便器内に尿が落ちるようにしている。しかしそれはあくまで大便時に発生する例外的自体であり、尿はついでに出てしまうのである。尿だけをする場合はあくまでも立ってするのがオレのポリシーである。尿だけをするためにわざわざズボンを脱いでトランクスをおろし、洋式便器に腰をおろすなんて面倒なことはしたくないのである。通常の立ちションなら30秒で終わることが、その面倒な脱衣のために2分かかるとすれば、それは時間の無駄というものである。もしも日本中の男性がすべてオシッコを座りションの形で行うようになった場合、全国にあるあらゆる男子便所を建て替えないといけなくなるし、それによって余分に時間がかかるようになった場合に失われる時間のトータルは膨大なものになる。男性従業員を大勢雇用する工場などではオシッコの時間が長くなることで生産性に悪影響が出てくるかも知れない。

 とにかくこのオシッコの所要時間の差は重大な問題だ。劇場などの同時に大勢の人間が利用する場所にある公衆トイレの場合、一人あたりの所要時間が30秒から2分に伸びれば混雑が4倍になるのと同じである。女性トイレの前には長蛇の列ができても、男性トイレの前には列ができないのはこの所要時間の差が大きいからである。立ったままオシッコできるという利点はすなわち男女の労働生産性の違いにも関わる問題なのだ。一日のオシッコの回数を5回として、立ちションの所要時間を30秒、座りションの所要時間を2分とした場合、なんと7分30秒も座りションの場合は時間を無駄にしてる計算になる。また一人あたりの排尿時の所要時間の増加は、高速道路のSAのトイレの数などの見直しにつながる。つまり、この座りションの問題を突き詰めていくと、かなりの公共投資が必要になってくるほどの重大な問題なのだ。

 日本中のトイレを作り直すにはどれほどのゼニがかかるだろうか。これからの高齢化社会や格差社会の中で新たに必要になってくる社会的インフラはたくさんある。その上にトイレのためにまでゼニがかかるような事態は断じて避けないといけないのだ。そのためにもこの座りション現象は絶対に阻止しないといけない。男は立ってションベンするべきなのだ。

 しかも「汚れるから座ってして!」と妻に言われて唯々諾々と従う夫たちの意気地のなさをオレは憂う。なぜ立ってオシッコする権利という男の股間(コカン)、いや沽券(コケン)に関わる権利をいとも簡単に手放してしまうのか。オレにはどうしても納得できないのである。オレなら一言「馬鹿野郎!オシッコが飛び散ったトイレをきれいに掃除するのは妻の役目だ!」と言い放つだけだ。

 誇りを失いうなだれて座ってオシッコをしてる男たちよ。明日からもう一度便器に向かって勢いよくオシッコを飛ばせ!そうして男の誇りを取り戻すんだ。すわってオシッコをするなんて男の恥だ。男なら立って豪快にオシッコを飛ばすんだ。


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