江草 乗の言いたい放題
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2007年12月10日(月) オービスはバイクも逃がしません!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 速度違反に関する日記一覧


 速度違反を自動撮影するあの「オービス」という装置だが、いろんな都市伝説がある。たとえば時速180キロ以上なら写らないとか、隣に女性がいるとプライバシーの問題で写真撮影自体に問題があるので検挙されないとかである。変装していて本人ということがわからなかったら検挙されないという話も聞く。だったら覆面をして運転するという方法もある。実はオレは幸運なことに一度もこのオービスに捕まったことがない。オレが捕まったことがあるのはねずみ取りやパトカーや白バイの追尾だけで、それもずいぶん過去のことである。最後にスピード違反で捕まってからもう20年くらい経つだろうか。若気の至りで暴走していた過去の話である。

 自分がふだん走ってる道路にもオービスやその類のトラップはさまざまな場所に設置されている。阪神高速に関して言えば、オレはすべての設置場所を覚えているのでその直前で速度をやや落とすことにしている。それ以外の場所ではまあ不意の撮影に備えてとりあえずは安全運転するしかないのである。せっかく三菱FTOに乗ってるのにその高速性能を活かせないのがある意味残念である。

 顔が写らなくてもナンバーはしっかりと写るわけで、中にはナンバーに変なカバーをつけて撮影を妨害する卑怯者もいるわけだが、それも法規制されることとなった。あんなのはつけてるだけでどんどん検挙すればいいとオレは思っている。明らかにオービス逃れの意図しかないからだ。高速道路のSAとかで駐車中のクルマでもナンバープレートにカバーを装着してるのはかなりある。その場でみんな検挙してくれ。それを見逃してるのは警察の怠慢である。

 ナンバーが写らないとすればそれはバイクである。確かにバイク前面にはナンバーはない。それを理由に「バイクはいくらオービスに撮影されてもOK!」と暴走し続けた強者の女ライダー(大学院生)がいたのである。いやはや驚いたぜ。

速度違反27回 女性大学院生検挙オービス画像「バイクでも徹底的に追跡」/鹿県警(12/07 14:38)
 鹿児島県警交通機動隊は7日までに、鹿児島市吉野町の国道10号で、制限速度60キロを40キロ以上超えるスピード違反を27回バイクで繰り返したとして、道交法違反(最高速度)の疑いで、霧島市内の女性大学院生(25)を検挙した。国道には速度違反車両を撮影し取り締まるオービス(高速走行抑止システム)が設置されていたが、大学院生は「バイクなので大丈夫だと思っていた」と供述しているという。
 同隊によると、バイクは前にナンバープレートがないため、摘発されないという認識を持っている人が少なくないという。撮影画像の分析や聞き込み捜査などから大学院生を特定した。
 調べによると、大学院生は2006年10月中旬から07年10月初旬にかけ、鹿児島市吉野町の法定速度60キロの国道10号を、27回にわたり、時速100キロ以上で走行した疑い。大学院生は通学やツーリングの際に現場を通っていたという。
 同隊員らは月2回ほどのペースで悪質な違反を繰り返すバイクに目をつけ、撮影画像を分析するとともに、今年6月からオービスが設置されている現場付近で張り込みを開始した。しかし、通過する曜日や時間が不定期だったため、特定できなかった。9月からはバイクのメーカーなどを頼りに姶良、霧島方面で聞き込み捜査を行い、大学院生を特定した。
 同隊によると、今年に入って11月末までに同オービスが認知した速度違反の約3分の1がバイク。同隊は「悪質な違反についてはバイクでも徹底的に追跡し摘発する」としている。


 警察はこの27回の違反を執拗に追っていたのである。そして粘り強い捜査の末についに検挙にこぎつけたのだ。さて、この場合は複数回の違反に関して罰金を払うことになるだろうから確実に免許取り消しになるだろう。それにしてもこの女性ライダー、相当の走り屋だったような気がするのである。それが免許取り消しでもう二度と乗れないのである。もっとも無免許で乗る可能性もあるが。

 オレはこの違反を検挙した鹿児島県警の粘り強い努力を賞賛したい。6月から3ヶ月も張り込みを続け、それでも捕まらないので地域に聞き込み捜査を行ったという。そしてやっと逮捕にこぎ着けたのである。その執念に頭が下がる思いである。しかし、そんなに手間をかけなくても、高速道路のSAに行けばいくらでもオービス逃れのカバーをつけてる奴らがいる。そんなのを検挙するのは楽勝だろう。だから元から断てばいいと思うのだ。

 オレが霧島や国道10号線を自転車で走ったのはもう今から30年以上も前のことである。当時まだ中学生だったオレは春休みに九州を2週間かけて自転車で回った。そのときに霧島高原ユースホステルというところに泊まっている。前日に青島に泊まっていたのだが、えびの高原への登りがきつくて時間がかかってしまい、ユースホステルに着いたときはもう8時近くなっていて真っ暗だったという記憶がある。時間に遅れたことでかなりの迷惑をかけてしまったことを思い出す。霧島からのダウンヒルはかなり気分良くすっ飛ばすことができた。そんな昔のことをなつかしく思い出した。

オービスによる速度違反の検挙という方法に関してオレは納得していないのだが、少なくともネズミ取りというトラップよりはマシかなとも思う。十分にドライバーの用心で防げるからである。オービスが認知した違反の1/3がバイクということは、少なくとも多くのバイクは見逃されてるということである。そりゃ「バイクは大丈夫」という伝説も発生するだろう。この際前面にもナンバーを義務づければいいんじゃないか?


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