2007年11月27日(火) |
この冬、あったか系がブームです! |
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朝夕が一気に冷え込むようになった。北海道ではもう雪がしっかり降っている。夏からいきなり冬になるようになった日本の気候を反映して、さまざまな暖房器具がもう大活躍なのである。毎日新聞のWEBサイトでオレはこんな記事を見つけたのである。
はやってます:ゴム製湯たんぽ 柔らかさが人気、デザインも豊富 /大阪
灯油の値上がりや省エネブームの影響で、湯たんぽの価値が見直されている。昔ながらの金属、プラスチック製が主流だが、最近は柔らかくてかさばらないゴム製の人気が上昇中だ。
和風ファッション雑貨を提案するコラゾン(大阪市北区、電話06・6311・0161)は昨年、フリースカバーがセットになったゴム製湯たんぽを発売。20〜30代の女性の反響を呼び、一冬で約1万6000個を売り上げた。
カバーデザインを17種類から29種類に増やした今年は、10月の売り上げが対昨年比3倍増に。一番人気は、色とりどりのツチノコをキャラクター化した「ツチノコシリーズ」(1セット3465円)。広報の小林律子さん(27)も「かわいいから」と愛用している。「70度くらいのお湯を入れると、一晩中ポカポカ。感触が気持ちいいし、空気が乾燥しないからお肌にもいいんですよ」と教えてくれた。
「給湯器でお湯を入れて、デスクワークの時にひざに置いてます」と話す広報の福田陽子さん(29)のように、オフィスで使用する人も多い。冷え性で悩む女性にとって、持ち運びが簡単なゴム製はありがたい存在だ。
この商品は全国の雑貨店などのほか、同社のネットショップ「e−湯たんぽ.com」(http://www.e-yutanpo.com/)で販売中。クリスマスプレゼントにあったかい湯たんぽ、というのもいいかも。【福家多恵子】毎日新聞 2007年11月17日
湯たんぽ:原油高で女性らに人気 年末ギフトにも登場
原油高で灯油などの暖房費の負担が重みを増す中、湯たんぽの売れ行きが伸びている。お湯を入れるだけの省エネ性に加え、肌が乾燥しにくいという特徴もあり、特に女性の間で人気が高まっている。百貨店でも、やや高級な湯たんぽを品ぞろえに加える店が増えている。
東急ハンズ新宿店(東京都渋谷区)では、3年ほど前から湯たんぽ人気が静かに高まっていたが、今年は昨年の5割増しの売れ行きだ。ポリエチレン製(846円)から純銅製(1万4175円)まで、約30種類をそろえる。売れ筋は容量500ミリリットルの「Co(こ)たんぽ」(2625円)など小型の商品で、「若い女性が職場の机の下に置き、足元を温めるのに利用する」(売り場担当者)という。
西武百貨店池袋本店(豊島区)は、モンゴル製のカシミヤをカバーに使った1万8060円の「オユーナ」を販売。高島屋も今年から、クリスマスギフト向けに湯たんぽ(5040円)を売り出した。「湯たんぽはファッションとして定着しつつあり、贈答用にも好まれる」と、売れ行きに期待している。【宮島寛】
モンゴル出身の歌手ならオユンナだが、オユーナだなんてあまりにもふざけたネーミングである。しかも値段も1万8000円とはぼったくりすぎである。本来湯たんぽとはそんな贅沢なモノではなかったはずだ。オレは試しにケンコーコムで売られている湯たんぽを検索してみた。
どれも普通の値段のモノばかりである。どこにも1万8000円とかはないぜ。それにしても、こういう暖房器具が見直されるほどに原油高というのは深刻なのである。灯油価格が1Lあたり94円とかになってるのだ。一昔前の軽油の値段である。あまりにも高すぎるので、我が家でも石油ファンヒーターを極力使わなくてもいいようにと、みんなこたつにくっついているのである。もちろん今こうして日記を書いているれオレもこたつにノートパソコンとみかんという体勢なのだ。
湯たんぽに限らずあったか用品はやはりこの冬ブームなのである。同じくケンコーコムでこんな品物をオレは発見してしまった。
このスチーム足湯ブーツというのは、冷え切った足先だけを温めるのである。しかも歩行も可能なので家の中で使っていても何の不便もない。使い捨てカイロの感覚で詰め替え用の発熱体が使用できる。うーん、これはけっこう女性の人気が出そうである。足湯が人気だが、あんなものを家庭で手軽にというわけにはいかない。しかし、これは足湯感覚で使える上に持ち運べるわけである。持ち運び足湯という感覚のお手軽さがこのスチーム足湯ブーツにはあるのだ。うーん、これは人気がブレイクしそうだ・・・と思うのはオレだけで、もうすでに爆発的に売れてるのかも知れない。
その横に写真を並べたものは中に蓄熱ジェルを入れるタイプの温かい抱き枕である。オレは炊き枕なんか使わないし、どちらかというと生身の人間を炊き枕がわりに・・・というと公序良俗に反すると叱られそうだが、それにしてもデザインの多彩さに驚いてしまうのである。
巻きポカというのは手首などに貼り付ける温熱シートである。値段も安いのだがそれで十分な効果が得られるし、何よりもお手軽なのがいい。オレはこういうアイデア商品が存在したことに驚いているのである。こんなのがあれば便利かもというその着想の妙に驚いているのだ。こんなのは実際に使ってる方が大勢いそうである。
こうしたいろんな商品を見ていて思うのは、実用本位というよりもどれも見た目のかわいらしさとか愛らしさを重視しているということである。ハート形の湯たんぽには驚いたが、別にどんな形でもいいわけであり、だったらハート形でももちろんいいのである。男性の喜ぶおっぱい型の湯たんぽでももちろんいいわけである。そんな商品が存在するのかどうかは知らないが。
職場の空調が自分の気に入った温度になってるとは限らない。その温度が自分にとって低いと思ったら、対策は自分で立てないといけないわけで、カイロや小型の湯たんぽを持参して自己防衛するOLたちも増えてきたからこうした商品の需要が発生したのである。オレも実は職員室で温風の吹き出し口の真下に自分の机があって、暑がりのオレはとても耐えきれないので仕事をするときに自分の机以外の場所ですることが多いのである。ファミレスで試験を採点したりするのもそのせいである。オレのような暑がりの人間よりもどちらかというと世間には寒がりの方が多いと思うのだが。そういえばオレが一番笑ったのは、あの植村直己氏がものすごい寒がりだったという植村氏の妻の話である。北極や南極に行ける人が寒がりだなんてあり得ないと思ってしまうのである。
部屋全体を暖かくするのではなく、個別に自分の快適な暖かさを手に入れるという方向性は、むだなエネルギーの消費を抑えて地球温暖化を防ぐという環境保護の精神にも通じるところがある。そういうわけでオレはこの湯たんぽブームには大賛成である。日本の伝統的なこの暖房器具が世界で認められて、世界でのCO2排出削減にと結びついて欲しいのである。そのときは世界での排出削減に協力したということで日本の功績を認めてもらいたいぜ。
今、我が家では寝るときに電気あんかを使ってるのだが、少し熱すぎて困ることもある。湯たんぽの自然な温かさに慣れるともう離せなくなるのかも知れない。この冬から湯たんぽにしようかとオレはいろんな商品を眺めて考えるのであった。
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