2007年11月18日(日) |
きみはカレーラムネを知ってるか? |
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オレは変わった飲み物が好きだ。自動販売機に見たことのないジュースがあると思わず買ってしまう。そして後でそのまずさに後悔する。それでもまた買ってしまうのだ。オレがけっこう気に入ってる飲み物はすぐに姿を消す。きっとオレの好みは万人受けしないのだろう。以前にオレがよく飲んでいた「フキゲン」という乳酸菌入りの炭酸飲料はもう見掛けることはない。寺田町の剣吉というイカ焼き屋に仕事帰りに寄ったとき、その店頭に置かれていた自販機で何度かオレはフキゲンを購入したことがあったのだが、もう今はそこに別の飲み物が入っている。ということは変な飲み物の寿命は短いので早く飲んでおかないといけないということなのだろうか。
最近見るようになったサイト、奇食の館でオレはこの飲み物を発見して思わず注文したくなったのである。
(↑写真をクリックするとそれぞれの商品の説明画面になります。購入は1本あたり150円で、合計金額3000円になると送料無料になります)
考えたらこの日記で以前に「能古島サイダー」というご当地飲料を取り上げた事がある。オレのクセとして旅先でそういうものを発見したら必ずチャレンジするということがある。たとえば今はいろんなご当地ソフトクリームが盛んだが、必ずそれを一通り味わうのがオレのこだわりである。中にはまずいものもあるが、それもまた一つの経験である。わさびソフト、ハーブソフト、こけももソフト、夕張メロンソフト、まりもソフトなどどれもけっこういける。小豆島で食べたしょうゆソフトもかなりおいしかったのである。まあ、アイス好きのオレだから基本的にそういう食べ物はみんな好きなのだが。
ただ、最近のオレのお気に入りであるその「奇食の館」というサイトが扱う食品は、どちらかというと「こんな物喰えるか!」と突っ込みたくなるようなシロモノばかりなのである。それだけに一つ一つのレポートがたまらなく面白いのである。
オレは自他共に認めるB級グルメだが、「絶対にこんな物はまずいに決まってる」と思えるモノに対しては手出ししなかった。しかし、この「奇食の館」の管理人であるリム氏は対象が変なものであればあるほど旺盛な好奇心が湧いてきてチャレンジしたくなるという勇気あるお方である。とてもオレにはマネが出来ないのである。そのレポートもまたすばらしいのである。ことばで食べ物の微妙な味を表現するその描写力はまさに神の領域である。どんなグルメ評論家も彼には及ばないとオレは断言できる。
しかし、人類の食文化はこういうフロンティア精神豊かな方によってどんどん発展していくのではないだろうか。麦茶と牛乳と砂糖を混ぜればコーヒー牛乳の味がするなんて事実はやはり、さまざまなゲテモノに挑戦する多くの人が居ないとわからなかったわけである。最初にあのナマコを喰ってみるというチャレンャジャーがいたから今ナマコが食えるわけだし、あのウニのイガイガの中に喰える部分があるなんて誰が見ただけでわかるだろうか。そういう意味で「こんな変な組み合わせが喰えるか!」というものの中に多くの可能性が存在することを忘れてはならない。
オレは家でよくカレーそばというものを作って食べる。これはカレーうどんを作るときにたまたま「うどんの代わりにそばをいれたらどうだろうか?」と思って試してみたらけっこうおいしかったので食べるようになったのである。ごはんにかけるあのレトルトのカレーをスパゲティにかけると実においしいことも知っている。大量のママースパゲティをゆでて、そこにグリコのLEEの5×をかけて食べるのもけっこうオレの気に入った食べ方である。しかし、これらの喰い方というのはまだまだノーマルそのものなのだ。「奇食」という文化は奥が深い。名古屋にはマウンテンという喫茶店があって、そこには甘口抹茶小倉スパゲティや納豆サボテン卵とじスパゲティという奇怪な料理があるという。甘い物好きの自分なら喰えるかも知れないとオレは少し期待してしまうのである。
大学のサイクリング部の時、ごはんのおかずにサバ缶やイワシ缶ではなく、小倉あんをかけて食べたことがある。おはぎと思って食えばけっこういけるのである。きなこごはんもけっこうハマる味である。しかし、「ミルク金時だ!」と言って小倉あんの上から練乳をかけた近畿大学サイクリング部の強者の前でオレは言葉をなくしたのである。彼は今はどうしているだろうか。
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