江草 乗の言いたい放題
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2007年11月15日(木) テレビに馬鹿を出すのをやめてくれ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 最近のテレビのバラエティ番組というのはどうして、芸能人の頭の悪さを売り物にする番組が多いのだろうか。先日も 3+3×3=18 と答えたヤツが居てオレは笑ってしまったが、分数の足し算(通分)が出来ないオッサンも居てさすがにあきれてしまった。滋賀県と答えられずに岐阜県と答えたり、栃木県と茨城県の区別がついてなかったり、実に恥ずかしい連中が多い。「こんなに馬鹿でも芸能人になれる!」ということを自慢したいのだろうか。それを俺の息子は面白がってよく見ていて、そしてオレに向かって「おとう、わかるんか?」と聞く。そんな低レベルの問題、わからないわけがないだろう。オレは息子の前で全問スラスラと答えを言うだけである。難しい漢字の書き取りや読みをオレが答えると息子は驚くが、そんなこと国語教師なら答えて当然だろ。おまえは親の職業がわかっていないのかと言いたくなるぜ。

 オレが危惧するのは、そういうやさしい問題を答えられない馬鹿どもが、そのことを恥ずかしいと思っていないことである。みんな平気なのだ。大人のくせに分数の計算が出来なかったのなら、今すぐに職を辞してもう一度小学生からやり直すくらいの反省をして欲しいのである。「こんなやさしい問題を間違えてもう世間様に顔向けできない」と潔く番組を降板するのかと思いきや、翌週も平気で出ているのである。オレにはその無神経さが全く理解できないのだ。

 出演者の中には高学歴を売り物にするタレントも混じってる事がある。辰巳琢郎や菊川怜のような頭のいい方々ももちろん芸能界にはいるわけで、そういう人が難しい問題に次々と正答するのなら教養番組としてオレは認めてもいいのだが、実際は中学の知識もろくに身に付いていないような無知なタレントを出して笑いをとろうとするのである。しかし、そういう笑いというのは「こんなことも知らんのか、おまえはあほか!」という低レベルの笑いであり、それが習慣になれば今度は学校で成績の悪い生徒に対するいじめにもつながってしまう。わざわざテレビに馬鹿を出す必要はないのである。

 このような番組の意図するところは何か。それは言うまでもない。国家による「愚民化政策」なのである。テレビに大量の馬鹿を登場させ、「この程度の馬鹿が普通」と思わせて国民の知的レベルを低下させ、それによって政治への批判精神を失わせることが目的なのだ。 

 芸能人のバカっぷりを見て多くの頭の悪い視聴者は「自分の方がマシだ」と安心するのである。せっかくの教養番組のはずが、バカ芸能人の珍解答に心を奪われて視聴者の心には何も残らないのである。こんなことでいいのだろうか。馬鹿が普通だという事になればもうその国家に未来はない。テレビに馬鹿を登場させるということは、その馬鹿が一つのモノサシにされてしまうのだ。そしていつのまにか「馬鹿」が普通ということになり、オレのように知性と教養のある人間は逆に迫害を受ける事になってしまうのである。オレのような存在は馬鹿から見れば確かに脅威だろう。馬鹿にとってオレの持つ知識や教養というのは一種暴力的で絶対に理解不能な世界だからである。

 どうかテレビで毎日のようにやってるあのくだらない芸能人にクイズを答えさせる類の番組を今すぐ全部やめてくれ。クイズ番組には視聴者を参加させて、それもちゃんと選抜試験で絞り込んで一定以上のレベルの人だけを集めてくれ。オレはいつもテレビの前で息子にこう言ってるのである。

「ええか、小さい頃にちゃんと勉強せえへんかったら、大人になってもあんな風にアホのままなんじゃ!」

 その効果があったのか、長男は一人で勉強している時間が増えた。最近長男はよく私に向かって英作文の問題を出すのである。それに答えつつ、私はどうすればこの息子たちに学ぶ喜びを伝えればいいのかと悩んでいるのである。家には大量の本があるのだが、残念ながら息子たちはそうした「字ばっかり」の書籍には全く興味がなさそうである。


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