2007年10月16日(火) |
阪神タイガースは来季巻き返せるか? |
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CSシリーズで中日に連敗して、阪神ファンの夢はもろくも消滅した10月14日にオレの2007年ペナントレースは終了した。巨人が勝とうが中日が勝とうが、日本シリーズの対戦相手がどうなろうがオレにはそんなの関係ねぇ。もうオレの頭の中では今シーズンは終了してしまってるからだ。なぜ阪神はこんなみじめな結果に終わったのか。3位だから別にみじめではないという説もあるだろう。しかし、オレの頭の中には「優勝」の二文字しかなく、それ以外はすべて敗北なのである。そういう意味で今季は10月14日が終戦記念日となったわけだ。今シーズンを振り返って考えたい。
まず、阪神にとって一番大きなダメージは井川の流出であった。どうせ大リーグに行っても通用しないのになんで行ったんだ・・・とオレは思ったが、事実通用しなかったことでオレの予想は的中したことになる。井川が通用するのは横浜、ヤクルト、広島というセリーグの下位チームだけで、巨人や中日には通用しない。それでも十分なのである。下位3球団イジメのために井川が頑張ってくれれば、広島に負け越すようなことは起きなかったとオレは思うのだ。あんな裏切り者のエースであっても、下位チームにはきっちりと勝ってくれるという点で信頼がおけたのである。
先発陣の柱だった井川を失い、福原や安藤が故障で開幕に間に合わず、外人投手がボーク野郎だったりホームラン配球王だったりして今季の阪神の投手陣は散々だった。CS2戦目の先発がルーキーの上園だったこともやはり投手陣の層の薄さを物語る。規定投球回数に到達した投手は一人もいなかったわけで、いかにゲームを作れなかったがよくわかるのだ。その弱体投手陣をJFKの三人が支えたわけだが、それにももちろん限度がある。シーズン終盤の8連敗の時は絶対的なストッパーだたはずの藤川やウィリアムスも打たれて負けた。先発投手がふがいないので中継ぎや抑え投手が登板過多になって記録につながっただけであり、先発がしっかりしていればJFKに頼りすぎることもなかったのだ。
さて、来季の戦略だがまずシーツの解雇だ。これだけ打てない外人はいらない。守備も衰えてきたのかエラーが目立つようになった。名手だったはずがただの人になりつつあるのかも知れない。そして中日をFAする福留孝介を獲得することである。これで金本の前を打つ3番打者が確保できる。強肩のライトにセンター赤星の守備力が加わればかなり外野陣は強化できるだろう。そうなると桜井や林にどこを守らせるかということになるが、赤星と併用するか、ファーストにでも入れるかだろう。
投手陣はもうメロメロである。ここ数年、ドラフトでその年のピカ1の投手が取れていない。楽天の田中、日ハムのダルビッシュの争奪戦のクジにも参加しないという状況では最初からあきらめてるのと同じである。結果として今季のように12球団ダントツで先発投手の平均投球回数が少ないチームになってしまったのだ。そんな状況で勝てるわけがないだろう。FAでどうせならまともな先発投手を取って欲しいところだが、そういう投手は他球団もなかなか手放さないので破格の好条件が必要となる。だったら高校生で素質のある選手をとってちゃんと育成すればいいのだが、最近の阪神で高校出のまともな投手というのは藤川球児くらいだろう。他は全くダメだ。
そうして考えるとなんだか来季の希望がどんどんなくなってしまうのである。とりあえずはあと半年、来シーズンが開幕するまでオレは帰宅時に野球中継が聴けない寂しい帰路を過ごさないといけないのだ。せいぜい野球のことは忘れて音楽でも聴いて過ごすしかないわけだが。
阪神はどうすれば来シーズン優勝できるのか。アメリカから井川に戻ってきてもらう以外に名案はなさそうである。ここはヤンキースからもらったゼニを耳を揃えて返し、井川を阪神のエースとして復帰させて欲しいのである。それだけでかなり勝てる。大リーグでは勝てなくても広島や横浜、ヤクルトには絶対勝てる。オレはそれを期待しつつ、井川がアメリカでめった打ちに遭うのを期待しているのである。
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