2007年10月07日(日) |
きみは「鉄人カレー」を知ってるか? |
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いま、兵庫県では昭和30年代のレトロな味を再現したという「鉄人カレー」が大人気である。「鉄人」というコトバから連想するのは、阪神ファンなら誰もが金本選手のことになるだろう。私も通常はそうだ。しかし、ここでの「鉄人」というのはあの懐かしのアニメ、「鉄人28号」のことなのである。このニュースを知ってオレは食べてみたくてたまらなくなったのである。ネットで購入できるサイトはないかと検索してみたが、直接神戸まで買いに行くのが一番早そうだ。以下にアサヒコムの記事を引用する。
「鉄人カレー」、中高年に人気 口コミやブログで話題に 2007年10月06日21時57分
神戸市出身の漫画家、故横山光輝さんの作品「鉄人28号」が表面に描かれた缶入りの「鉄人カレー」(エム・シーシー食品、税込み450円)が中高年に人気だ。
具材が大きく、とろみのある昭和30年代のカレーを再現したという。9月から兵庫県内で限定販売中だが、口コミやインターネットのブログで全国に広まり、問い合わせが相次いでいる。
売り上げの一部は同市長田区で計画中の鉄人28号のモニュメント制作費に充てられる。「ひと口食べて、鉄人に夢中になった時代に思いをはせて」と同食品社員。
さて、この「鉄人カレー」がなぜ登場したかだが、神戸出身の偉大な漫画家、横山光輝さんの偉業をたたえて神戸に横山光輝記念館を建設するためのKOBE鉄人PROJECTの一環として発売されたということである。オレは横山光輝さんのマンガはかなり読んでいる。いや、子どもの頃に「魔法使いサリー」や「バビル2世」というアニメに親しんできたオレにとって、宝物のような思い出に結びつく存在なのだ。ああ、オレはサリーちゃんのような美少女にどれほど恋い焦がれたことだろうか。小学生の頃のオレにとって、好きな女の子のタイプはまぎれもなくサリーちゃんであった。
それだけではない。吉川英治の三国志を中学生の時に読んだオレは、後にコミック版の三国志が存在することを知って、狂喜して何時間も没頭して一気に読んだことを思い出す。(買ったわけではないのでどこで読んだかは思い出せないのだが、とにかく延々と読んだことは覚えている。大学生の頃である。)ネットで検索してみてDVD版の横山光輝 三国志 第1巻の存在を今知ったところだ。
これほど多くの人に愛され、読まれているのにその功績を記念する施設がない。宝塚には手塚治虫記念館が既に存在するが、横山光輝さんの業績はそれに勝るとも劣らないとオレは感じているので、やはりこのプロジェクトはぜひ実現させて欲しいと思う。鳥取県境港市にある水木しげる記念館にも行ったことがあるが、地域をあげてゲゲゲの鬼太郎を売り物にしていた。ここはやはり神戸に横山光輝記念館を完成させ、鉄人28号の巨大モニュメントを実現してもらいたい。
それにしてもオレが不思議に思うのはあの鉄人28号の操縦装置だ。四角い箱から突きだした2本のレバーの操作だけでどうしてあんなに複雑な動きを鉄人28号にさせられるのか。あるいは鉄人28号は人工知能を搭載していて、戦闘行為はある程度自分で判断して行えるからあんな単純な装置でいいのか、いやいやまだ当時はそんな概念はなかった・・・等と突っ込めるから昔のアニメは面白いのである。ちなみにその操縦の難しさという困難を人間が乗って動かすという方法でクリアしたのがマジンガーZであり、これは後のガンダムへとつながっていくのである。
KOBE鉄人PROJECTには誰でも募金という形で参加できる。いや、せっかくの機会だからここはみんなでこの鉄人カレーを喰って盛り上げようではないか。おいしいものを食べてその上協力にもなるので一石二鳥である。鉄人28号が流行した当時に子どもだった人たちも今や五十歳代のおっさんだ。そのおっさんたちが子どもの頃に食べていた昭和30年代テイストのカレーだそうである。一缶二百九十グラム入りの希望小売価格は450円で、JR新長田駅前の大丸新長田店で販売しているそうだ。
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