2007年09月28日(金) |
腰パンは犯罪です |
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日記だけをお読みの読者の方も多いと思いますが、日記以外のテキストをおいてる「MY WORKS」という部屋があります。よろしければぜひごらんになってください。東欧北欧旅行記の「白夜特急」や、恋愛論の「チョコレート革命試論」がお勧めです。
オレはあの「腰パン」というファッションに対して偏見を持っている。あのいかにも「馬鹿丸出し」というスタイルを好んでしたがる若者に対してである。そんなスタイルをしていて恥ずかしくないのか、周囲に対して「ぼくはバカです」と宣伝しながら歩くその行為を恥ずかしく思わないのかと。もしもスーツを着た社会人が、そのズボンを下げて腰パンのスタイルにしていたら何とも珍妙なものだろう。そういうオレの価値観は、現代の流行について行けてないのだろうかと思っていたら、オレと同じ価値観をアメリカの多くの州が条例として制定してることがわかった。アサヒコムの記事から引用したい。
ズボンずり下げたら禁固刑 米各地で「腰パン」禁止条例2007年09月27日12時50分
ズボンをずり下げてはくファッション、いわゆる「腰パン」を禁止する条例が、全米各地で作られ始めた。罰金や禁固刑が科せられる場合もあり、「公衆道徳の問題」「人種差別では」と若者の風俗をめぐって論争を引き起こしている。
ズボンを腰からずり下げたら、罰金150ドル(約1万7000円)か、15日の禁固刑――。ルイジアナ州のマンスフィールドでは今月、そんな条例が施行された。
地元警察のドン・イングリッシュ署長は「一時の流行かと思ったが、下品な着こなしが続いている。条例を作る必要を感じ、市長と相談した。多くの市民に歓迎されている」と話す。
腰パンが流行し始めて15年以上たつが、眉をひそめる大人も少なくない。ルイジアナ州では5市町で同様の動きがあり、デルカンバーでは禁固6カ月以下の刑を科す条例が成立。ニュージャージー州トレントン、ジョージア州アトランタの議会でも、同様の条例が審議されている。
市民団体の米自由人権協会(ACLU)は、この動きを「人種差別的」と批判。ルイジアナ支部のマージョリー・エスマンさんは「これらの条例は明らかにアフリカ系米国人の若者を標的にしている。警察に特定の人々がねらい撃ちされるのが心配だ」と話している。
〈腰パン〉だぶだぶのズボンを下着が出るほど下げてはくファッションは、90年代初めにヒップホップ系アーティストが始め、アフリカ系米国人(黒人)の若者を中心に流行した。自殺防止でベルトが使えない刑務所が発祥の地という。米国ではサギーパンツ、日本では腰パンなどと呼ばれる。
なんと、アメリカでは腰パンでいると罰金を取られたり刑務所に入れられる州があるのだ。オレは驚いたが、それにくらべれば日本社会はその馬鹿丸出しのスタイルに対してなんと寛容なのだろうか。罰金を取られることもなく、刑務所に入れられることもなく、ただ大人たちが眉をひそめるだけであるからだ。
街で見掛ける制服姿の中学生高校の中にも、その制服をこの「腰パン」スタイルで着ているヤツが居る。見るからに頭が悪そうな感じで、ついでに鼻ピアスしていたり髪の毛も変な色に爆発していたりする。およそまっとうに勉学に努める生徒とは思えない。そういうスタイルを許容している学校もあることに驚くのだが、オレのような昔気質の人間から見れば「嘆かわしい」の一言に尽きる。日本男児がこんな情けないスタイルになっちまったことに対してオレはとにかく嘆かわしいと思うのである。
もしも就職のための面接にこういうスタイルで来る奴がいれば、おそらく採用されないだろう。そんなことは当然だし、もしも彼らがそのスタイルに信念を持って面接にもそれでやってくるならその根性は評価したいが、その結果不採用になるならやはりただの馬鹿である。
こういう馬鹿みたいなファッションにこだわるヤツというのは、たいてい誇るべき中味のないヤツに多い。人間の中味で勝負できないから、こういう外見で自己主張しようとするのである。鼻ピアスや舌ピアスもそうだ。どうせやるんだったら人のやらないことをしてみろ。わっかをはめて首をろくろ首みたいに伸ばすとか、唇のところに木で出来た大きなお皿をはめこむとか。それでこそ自己主張だぜ。他にマネが出来ないことを自己主張というのだ。腰パンなんて他の馬鹿のマネをしているだけじゃないか。
このスタイルは黒人の若者を中心に流行していることから、アメリカではこの条例制定を人種差別と捉える動きもあるらしい。日本でこういうスタイルを規制したところでそこに人種差別的な要素はない。もしもそこに差別的要素があるとしたら、それは「馬鹿差別」みたいなものであって、オレは「だらしない格好をしている=馬鹿」と思っているから、そういう人間が社会で不利益を被っても仕方がないと思っている。どうしてもそのファッションを貫かなければならない理由などどこにもないからである。
この「腰パン」に対して罰金刑という条例、ぜひ日本でもやってもらいたい。ついでに未成年の喫煙もどんどん取り締まって欲しい。警察官は街で腰パンの若者を見つければ検挙して罰金を取り、タバコを吸ってる未成年からも罰金を取り立ててくれ。万引きが見つかったら被害を与えた店に対して罰金50万を支払うという制度にすれば万引きは劇的に減るだろう。コンビニの経営環境は一挙に改善するはずだ。罰金制度を積極的に採用して、いっそ警察は独立採算にすればいいとオレは思っているぜ。
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