江草 乗の言いたい放題
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2007年08月03日(金) 日本の土木工学は世界一です!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 道路や橋を作ったり、ダムを建設したりする技術を学ぶ場合、大学での専攻は「土木工学」となる。この語は英語ではcivil engineering と呼ばれるわけで、土木工学とは人間社会を文明社会とするための工学であり、我々の生活を豊かにするために存在するものであると考えられる。オレは黒部ダム東京タワー、青函海底トンネルを造ってきた日本の土木技術は世界一だと思っていたし、一昨年に発覚したあのマンションの耐震偽装が許せなかったのは、それが日本の技術者たちの誇りを踏みにじるものだったからである。

 地震や災害で構造物が壊れることは地震国の日本のことゆえないわけではない。阪神大震災の時に阪神高速道路新幹線の高架橋が倒壊したり壊れたりしたことをみんなは覚えているだろう。100%の耐震性を求めるとすれば、不可能ではなくてもかなりのコストが上昇するだろう。現在の状態でも地震などが起きない限りそうした構造物はいちおう安全に造られているはずである。日本でそういう事故というとその昔、桑田投手を始めとする巨人軍の選手もよく出かけていたディスコの天井に取り付けてあった巨大なシャンデリアが落下して、多くの怪我人が出たくらいである。

 建物が突如崩壊するなんてことは聞いたことがない。いや、そんなことがあれば怖くて住めないじゃないか。そこに居住する人々に死の恐怖を与えたという時点で安倍晋三、おまえの罪は万死に値する。なぜアパホテルの連中をかばってうやむやにしてしまったんだ。後援会の票が欲しいからか?
 そのすぐれた土木技術もどうも外国ではそうではないらしい。未完成なのである。(←みかん星ではない)あの台湾大地震の際、鉄筋コンクリートで建てられ、耐震性を考えているはずの家でさえもバタバタと崩壊した。韓国では百貨店の床が抜けて多くの犠牲者を出すという事件が昔起きているはずだ。かなりの手抜き工事が横行していたりするわけである。それに比べれば日本の建築物の安全基準は高すぎるように見えるかも知れないが、少なくとも平時に突如崩壊するなんてことはないはずである。このニュースにオレは衝撃を受けた。

米の橋崩壊 死亡9人、行方不明20人に 地元紙報道2007年08月02日18時14分
米ミネソタ州ミネアポリスで1日午後6時(日本時間2日午前8時)ごろ、ミシシッピ川に架かる州間高速道路の橋が崩壊し、50台以上の車が約30メートル下の川に落下、地元紙スター・トリビューン(電子版)は、9人の死亡が確認され、20人が行方不明になっていると報じた。崩壊は帰宅時間帯にあたり、多数の車が巻き込まれた。当局は、詳しい原因を調べている。
 落下したのは、ミネアポリス郊外にある片側4車線の州間高速道路の橋。橋は全長150メートルで、川をまたぐ部分もそのまま水面へ落ち込んだ。現場の惨状は、テロ事件との関連をも懸念させたが、米国土安全保障省によると、テロに関連する情報はなく、地元警察は、橋の構造上の問題とみている。
 落ちた橋の上には、多数の車が取り残され、燃料のガソリンから発火して、車両火災も発生した。多数の児童を乗せたスクールバスが事故に巻き込まれたが、救出されたとの情報がある。
 橋脚部分の鉄骨は針金のようにねじ曲がり、コンクリートの橋げた部分はいくつもの部分に割れている。地元メディアによると、橋は40年前に建設された。州運輸局によると、崩壊は補修工事をしている最中の出来事で、前夜は片側1車線に規制されていたという。 目撃者によると、崩壊当時、橋の上は車で埋まっていたという。
 「最初、わずかな揺れを感じた。その直後、橋が落下し始めて、車があちこちに飛んでいった。それから、水面が急に近づいてきた」。車で高速道路を走行中に橋の崩壊に巻き込まれた女性は地元紙にそう語った。
 この女性は、車の窓から外に放り出され、岸まで泳ぎ着いて一命を取り留めたという。「まるで映画のよう、本当に恐ろしかった」


 40年前に建設された橋が、つい先日検査も行われたところだった。その時に杜撰なやり方のためにこの兆候を発見できなかったのだとすれば、それは手抜き工事をしたどころではすまない。実際に多くの犠牲者が出ているのである。訴訟大国のアメリカではこういう事件の場合誰を捕まえようとするのか。40年も経過すれば経年劣化も当然あるだろう。それを見逃した者に今回の責任があるのか?それとも崩落の引き金となったのはその時行われていたという補修工事か。補修に削岩機を用いていたことから考えて、その衝撃で余計な負荷が掛かったのかも知れない。いずれにせよこういう事故は絶対にあってはならないことである。オレが不勉強なだけかも知れないが、日本ではこういう事故は起きていないはずである。

 台湾の大地震の時、倒壊したマンションの壁に空き缶などが埋め込まれていたという話を聞いたことがある。それと同様の行為だが、マンション建築工事の時にトイレに行きたくなってもいちいち階下まで降りるのが面倒だから、大小便を壁に塗り込んでしまうというとんでもない話も聞いたことがある。(←たぶん都市伝説だと思ふ)オレがマンション購入になかなか踏み切れないのはそういうニュースに対して敏感すぎるからかも知れない。ただ、日本では耐震偽装が大きな社会問題とされたわけで、その発覚以降に建設された物件はすべて必要なものを充たしていると思いたいのである。オレの知る限りでは少なくとも地震でもないのに高速道路がポキリなんてことはあり得ないのである。あの阪神淡路大地震の時は確かに阪神高速道路の高架が倒壊した。建築物に万能の安全を保証できるものはないはずだ。
 映像で見る限りではまだ水中に取り残された人もいるのかも知れない。一人でも多くの方が無事に救出されることをオレは願っている。


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