2007年07月31日(火) |
土用のうなぎパイなのだ! |
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「うなぎ」と言えばやはり「土用のうなぎ」だ。間違えても「ウナギイヌ」と答えてはならない。そんなものを知ってるという時点で恥ずかしながら年齢がばれる。
つい先日のことだが、「土用のうなぎ」という言葉の意味を理解せずに、「土曜のうなぎ」と勘違いして毎週土曜日にはうなぎを食べているという馬鹿にオレは出会った。無知とは怖ろしいものである。そういう無知な人間が、今に日本中を埋め尽くしてしまうのではないだろうかとオレはひたすら怖れているのである。
「土用」とは季節の移り変わりを表す”節”のひとつだ。節とは竹にあるあの節(ふし)のように、季節と季節の移り変わりの節目である。立春、立夏、立秋、立冬の前にある18日間あるいは19日間のことを「土用」と呼ぶ。ただ、「土用」と言えば通常は夏の土用を指すことになっている。俳句の季語でも「土用」は夏の終わりを指している。他の季節にこの語を用いることはまずない。
一方「丑」というのは十二支のひとつである。これが順番に回ってくるので丑の日は12日に一回存在するわけだ。「土用」の期間中にある「丑」の日のことを「土用の丑の日」と呼ぶわけである。それが今年の場合は7月30日だったわけで、その日にはうなぎのことを書こうと思っていたのだが、安倍晋三の野郎が選挙を突如一週間延ばして、もはや逃れられないシナリオとなった歴史的大敗を一日でも先送りにするという暴挙を行ったためにその日にタイムリーに書けなかったネタを今日書いているのである。
その日本人の食卓に欠かせない貴重なうなぎなんだが、中国産のうなぎにいろんなトラブルが発生して輸入が差し止められたりして極端な品薄になってしまい、価格が高騰した。それでもどうしても喰いたいというこだわりのあった人は喰っただろう。先週の土曜日の夕方、JR大阪環状線京橋駅近くのダイエー京橋店にオレがクルマを駐めたとき、なんと蒲焼きを店頭販売していたのである。オレはその香りを嗅ぎながら、やっぱり土用はうなぎなんだと思ったものである。これはまぎれもなく夏の風物詩だ。しかし、国産が高いことと中国産が心配という理由からうなぎの蒲焼きが食えない人のためにオレは別のモノを勧めたい。それはうなぎパイだ。(画像をクリックすると詳しい説明を見ることが出来ます)
うナギパイと言えばやはり春華堂である。これだけは絶対に譲れない。「夜のお菓子」というネーミングも最高だ。しかし、なぜ「夜のお菓子」なのだろうか。オレは大学生の頃に家庭教師のバイトをしていて、このうなぎパイがおやつに出てきたことがある。出してくれた生徒のお母さんは「夜のお菓子」って書いてあるから夜のお勉強に向いているわよ」と言ってくれたが、なんだか少し意味が違うような気がした。きっと「夜のお菓子」という意味は、うなぎパイが栄養満点なので身体が元気になって、身体の中のある一部分も特に元気になって、夜の営みをハッスルするからに決まってるからだとオレは推測したのだ。
ウィキペディアでうなぎパイについて調べてみると、このような記述があった。オレの推測はどうやらはずれてもいなかったようである。販売元の狙いはオレのような誤解にこそあったのだ。 以下、その文章を引用する。
キャッチフレーズの由来
うなぎパイは「夜のお菓子」という有名なキャッチフレーズでも知られているが、このキャッチフレーズ自体はもともと、出張や旅行のお土産として家庭に買って帰ったその夜(晩)に「一家だんらんのひとときを『うなぎパイ』で過ごしてほしい。」との願いを込めて当時の社長が考案したものであり、現在、巷間で広く流布しているような、精力増強といったニュアンスは全くなかった。後にこのようなイメージの方が広まった理由として、同社は、うなぎパイの発売開始当時、浜松は高度経済成長期下で夜の繁華街がとても賑わっており、そのような繁華街を歩いているときに「このキャッチフレーズを目にしたお客様で、精力増強のうなぎと結びつけてあらぬ解釈をしてしまった人も多かった」のではないかと推測している。もっとも、結果的に当初の意図とは全く違った形で定着したうなぎパイのイメージを同社があえて否定するつもりもなかったようであり、製品のパッケージデザインを変更する際に「いっそのこと『夜のお菓子』というフレーズにふさわしく、マムシドリンクの赤と黒と黄色に切り替えようと」考えるなど、むしろ、そのイメージを積極的に活用した販売戦略に出ようとした形跡も窺えるところである(ちなみに、現在のうなぎパイのパッケージは赤を基調としたデザインとなっている)。
そうしてネットでうなぎパイを検索していて、オレは気になるものを見つけたのである。このうなぎパイをさらにパワーアップした商品が存在したのだ。その名も「うなぎパイVSOP」こちらは夜のお菓子ではなくて真夜中のお菓子となっていた。なんとふざけたネーミングだろうか。その可笑しさにオレは思わず拍手を送りたくなったのである。これも春華堂の製造である。
うなぎの安全性というものが失われ、中国から輸入したうなぎに対して信頼がおけない今、うなぎを喰うことはあきらめた方がいい。代わりに別のモノを喰えばいいのだ。それがこの「うなぎパイ」である。これなら国内生産なので安心だ。ちなみにこれはオレの大好きなお菓子でもある。新幹線の車内販売では必ず買うくらいだ。近々オレは東京に行く用事があるのだが、その時もちゃんとこの「うなぎパイ」を買う予定でいる。
中国産にはどんな農薬が含まれているかを考えると怖くてうなぎが食えないあなた。あまりの値段の高さに財布の中身が薄くなることが怖くてやっぱり喰えないあなた。うなぎのようなヌルヌルしたものが基本的に苦手なあなた。そんなすべての方に勧める安全なお菓子が、この「うなぎパイ」なのである。最近深夜にUPすることの増えた日記だが、どうかみなさんもこの夜のお菓子(文中の写真をクリックするとすると商品リンクに飛びます。)を食べて深夜のネットを楽しんでくださるようお願いします。えっ?深夜にはネットなんかしないでもっと別のことをがんばる?それもまたけっこうなことでございます。
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