江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2007年07月15日(日) 台風なんかで死ぬんじゃない!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 7月14日朝、九州南部に上陸した台風4号はそのまま日本列島を縦断するようなコースを取ることが予想され、オレがこの日記を書いている7月15日未明の時点ですでに2名の死者が出ている。増水した川に流されたボールを取りに入った小学校6年生と、簡易水道の修理をしようとして側溝に転落した76歳である。どうして増水して危険なときに川に近づくのか。オレはその事故が本来避けられたものであったのにと残念に思う。

 「台風」「死者」で検索すると過去の大型台風の犠牲者がどれほど大きかったかがわかる。中でも大きな被害をもたらしたのは昭和34年9月26日に潮岬付近に上陸した伊勢湾台風である。中心気圧895.4ヘクトパスカル、最大風速70mという桁違いの規模で死者行方不明者は5098人、伊勢湾周辺は高潮の被害を受け近鉄名古屋線はその線路の大半が破壊されたのだが、家にいてもその家が洪水に飲みこまれたり風で吹き飛ばされるのだからもはや避難のしようがない。こんなとてつもない超弩級の台風が来れば、しっかりとした建物に避難しない限り逃れようがないのだ。最近の台風にそこまで規模の大きなものはない。

 伊勢湾台風クラスの超弩級のお化け台風が発生する確率はどの程度のものであるのか、それをオレは知りたいのである。いくら堤防を強化して治水工事に力を入れても、実際にこんなデカい台風が来ればある程度の被害が出ることは避けられないと思うからである。とにかく危険な場所からは避難するしかない。それでも家ごと流されたり崖崩れに遭遇したりするのはもはや不可抗力である。海や川のそばに住まないとか、地形的に見てて危険のあるところに住まないとか程度の対策しか立てられないのである。大雨による地盤のゆるみから土砂崩れなどの災害に至ることは、狭い国土に人口が密集している以上不可避なのかも知れない。

 家ごと流されるような場合なら確かに不可抗力だ。しかし、最近の台風の犠牲者はたいてい家にいた場合ではなくて台風の中で何かをしようとした場合に発生している。なぜ台風の時に外に出るのか。なぜ危険な場所にわざわざ出て行くのか。オレはそれが不思議でならないのだ。よくあるパターンなんだが、激しく雨が降ってるのに田んぼや畑の様子を見に行ってそのまま増水した用水路に転落というケース。見に行ってなんとかなるくらいなら見に行く必要はないし、なんとかならないときはもう台風が去るまで待つしかないだろう。屋根に登って屋根瓦のズレを直そうとして転落という事故もある。どうしてそんな時に危険なことをするのかとオレは驚く。(もっとも増水した川をわざわざ見に行くような行動は私自身がしそうなんだが。) 避難勧告が出れば素直にそれに従って安全な場所へ行くべきだ。昔と違って今は情報がたくさんある。危険の迫る前にちゃんと逃げればしれで済むのだ。

 そして究極の安全策といえばやはり、台風が来れば引きこもる!これで決まりだ。家の中で引きこもっている限り限りなく安全だ。ゲーム三昧、DVD三昧、インターネット三昧で過ごせばいいのである。昔と違って時間をつぶして遊ぶための道具には事欠かない。息子の話によると任天堂Wiiのゲームとして
ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔というのが出ていてかなり面白いそうだが、そういうのをこんな外で何も出来ない連休にやりまくればいいのである。ちなみにオレは読書とDVD鑑賞にあてようと思っている。台風でもツタヤはちゃんと営業してるからだ。最近は台風でも滅多に停電することもないからなあ。

 さて、明日は何を借りてこよう・・・かと思ったが明日の朝にはもう台風は通り過ぎて午後にはスカッと晴れるのかも知れない。こんな日のUSJはきっと休日でも空いてるのだろうなとふと思ったのである。

 7月15日 10:38 追記
台風は予想よりもはるかに南の進路を取った。紀伊半島に上陸することもなくそのまま太平洋上を東に移動していったので、大阪は雨風もそれほどでもなく、静かな朝を迎えたのである。天気予報で見るとこれから関東地方に接近するようだが勢力もかなり弱まっていて大きな被害は避けられそうである。ただ雨はまだかなり降りそうで土砂崩れなどの災害の危険性は残っている。


徹底図解 気象・天気のしくみ―天気図の見方から梅雨・台風のしくみまで


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。←4位に前進、応援感謝です! m(_ _)m 


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン