2007年05月22日(火) |
東京は「はしか」危険地帯である! |
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書いてからいくつかの新情報をいただいて加筆修正いたしました。今日の個人日記「米軍乞食」もよろしく。最近この日記をお読みになるようになった方はぜひ江草のマウス屋「マウスヲタク」もごらんになってください。
今、首都圏でははしか(麻疹)が大流行している。大学生の間に爆発的に流行しているため、とうとう天下の早稲田大学では5月21日から29日まで全学で休講という措置をとったのである。早稲田大学の学生・院生合わせて5万5000人が登校を禁じられたのだ。こうなると大学周辺の飲食店も大打撃だろう。首都圏の大学は他にも休講が相次いでるのだが、通常通りに授業を開講している大学でももちろんはしかの患者は大勢発生している。このまま流行が沈静化しないとさらに多くの大学で休講が広がりそうなのである。まだ関西には波及していないようだが、毎日あれだけ多くの人が新幹線で行き来しているわけで、とっくに関西にも押し寄せてきている。すでに大阪狭山市や滋賀県で感染の報告が出ているらしい。どうやって防ぐのか。たぶん接種用のワクチンももうそろそろ品切れになるはずだ。
そもそもこの流行の原因は、空白の4年間と言われる時期のせいである。ワクチン(3種混合)が副作用のために使用中止になったせいで、現在高校生〜大学生の年齢にあたる人々の中にはしか単体の予防接種も受けていない人が大勢いるのである。それでは流行するのも当然である。もちろんこの流行に即座に反応した都内の自治体も多い。新宿区や豊島区、杉並区が無料接種をすぐに開始し、新たに目黒区、北区、中野区、品川区でも始まった。(接種対象者は区によって少しずつ違うのだが)
はしかの流行のことを母に話すと、「あんたはもうかかってるから大丈夫や!」という返事だった。オレの兄も妹もみんな同じ時期にはしかにかかったからもう安全というのが母の答えだったのである。とりあえずこれで人混みの中に入ってもはしかをうつされる心配だけはないということである。そんな昔のことなのにまだ免疫があるのかオレには信じられないのである。はしかの方も自分を改造してネオはしかになっていて強力になっていればどうするんだ?
さて、この休講騒ぎだが、はしかと無縁の元気な学生にとってはこれほどオイシイ休みはない。一週間は心おきなく遊べるわけである。GWも終わっているからどこに出かけても人は少ない。事故直後ということもあり遊園地の絶叫系のマシンはみんな点検中かも知れないが、とりあえず空いた遊園地というものをバッチリと楽しめるわけだ。もしもオレが大学生の時にこうした休みを手に入れれば絶対に旅行に出かけたはずである。そんなことを言うと「不謹慎なことを言うな!」と叱られそうだけど、だってそうして手に入った想定外の休日をいつもと同じように過ごしてしまうのは、もったいないじゃないかとオレは思うのである。おそらくこの休講の中、平日のディズニーランドに出かけるという学生も多いはずだ。しかしはしかはインフルエンザよりも空気感染しやすいという。ということはそこで新たなウイルスとの出会いが発生するかも知れないのである。そうなるとますます流行は広がりそうである。
今回、はしかのニュースを検索していてはじめて知ったのだが、先進国の中ではしかが撲滅できていないのは日本ぐらいであるという事実である。これがアジアやアフリカの名もない国で検疫体制もまともに整っていないのならさもありなんと思うわけだが、日本の医療は世界最高峰のはずだ。その日本の足元がいま揺らいでるのである。ここはなんとしてもはしかを首都圏の大学から撲滅しないとならない。(このまま休み続けたいので流行の沈静化を望まない学生もきっといるはずだが。)
大学生にそれだけ感染が広がってるということは、すでにいたるところではしかの感染者が歩き回っているということでもある。今、そんな東京に行くことはかなり危険な行為かも知れないのだ。大学が次々と休講になっているという今その危険地帯に出かけるということは、まっぱだかで害虫ウヨウヨの熱帯雨林のジャングルを歩くような危険な行為である。そんな無防備なことをすればすぐにうつってしまう。というわけで、新幹線の各駅にはこの際ワクチン接種コーナーを設置してもらい、東京方面行きののぞみやひかりに乗車する人にはしかの予防接種を強制的に義務づけるという対策しかないのだろうか。
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