2007年04月20日(金) |
ナゴヤドームには魔物が棲むのか・・・ |
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昨年、阪神タイガースが優勝できなかった理由はただ一つ、ナゴヤドームで勝てなかったからである。もしも名古屋で五分の星を残していれば阪神は優勝できたはずである。今シーズンもセリーグの優勝争いは阪神と中日の一騎打ちだとオレは思っている。それだけにこの対中日3連戦は重要だと思っていたのである。甲子園で中日に2勝1分けと幸先良いスタートだっただけにナゴヤドームでも今度は互角に戦えると期待していたのだ。
しかし阪神はドームでの初戦、山本昌という41歳のジジイに苦もなく完封され5−0で負けてしまった。去年もこいつにはノーヒットノーランをやられている。なんで打てないのだとオレは悔しくてならないのである。他球団には打たれても、阪神は抑えるという全くもって許し難い敵である。
ところが昨日の阪神は猛打で中日を圧倒して1勝1敗のタイに持ち込んだ。そして迎えた3戦目、中日の先発はエースの川上ケンシンだったのだが、前回の対決と同じくまたしても阪神の外人投手、ボーグルソンが2点タイムリーを打ってくれたのである。5回にも追加点が4点入って7−1と大きくリードした。これで勝ったとオレは安堵したのである。しかしやはりドームには魔物が棲んでいた。勝ち投手の権利が得られるはずの5回裏、6点もリードしていたのにボーグルソンは連打を浴びて3点を失いついに1アウトを残して降板、代わった江草も代打の立浪に打たれて7−6と1点差に追い上げられてしまったのである。なんということだ。
そこから阪神の拙攻がはじまる。なんと阪神は4回連続で併殺でチャンスをつぶしてしまったのだ。なんてついていないんだ。オレがナゴヤドームの魔物を信じるゆえんはこういうことが時に起きるからである。それでもリードしていればまだいい。久保田、おまえはなんてことをするんだ。どうしてわざわざ敵に得点をプレゼントするんだ。なんのために出てきたんだ。去年もさんざん阪神ファンを裏切った久保田は、今日も中日の逆転を許してしまったのである。9回オモテ、最後の阪神の攻撃の時にマウンドに上がったのはやはり岩瀬だった。阪神の誇る3・4・5番はなすすべもなく抑えられてしまったのである。
中日を倒さない限り阪神の優勝はあり得ない。阪神は3位までには入れるかも知れないが、それではあまりにも情けない。プレーオフでたまたま勝ったから日本シリーズに出られるというのではなく、リーグ優勝でしかもプレーオフに出て、そして日本シリーズでも勝つという姿をオレは望んでいるのだ。6点リードを守りきれずに負けたこのゲームに、もしかしたら今季の阪神と中日との不幸な関係が象徴されているのかも知れない。オレはなんとなく不吉なものを感じつつゲームセットとともにテレビのスイッチを切ったのである。
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