2007年01月25日(木) |
世界一高価なマウス! |
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面白マウスを扱ってることで名高いスイスのPat Says Now((その個性的なマウスの画像) では、なんと世界一高価なマウス、「Diamond Flower」を販売している。ダイヤモンドとホワイトゴールドで装飾されていて値段は1万8,600ユーロ。1ユーロ=155円で換算すれば、288万3000円もするのである。このようなニュースを聞くいてオレは一人のマウスヲタクとして深く感動している。ついにマウスも贅を競う時代が来たのである。金持ちがロレックスを買うように、このマウスを使う馬鹿が増えることで新たな文化が生まれるからだ。
機能的にはなんの変哲もない。人工知能を搭載していて、マウスを操作する人の考えてることを先回りして勝手に動いてくれるなどの優れた機能があればそれなりに価値もあるが、実際はただの3ボタンの光学式マウスであり、それ以上でも以下でもない。いろんなマウスを比較したいのなら、オレが設置してるマウスショップ「マウスヲタク」でもクリックして商品を見てくれればいい、こんなダイヤ付きのガラクタじゃないもっと使いやすいまともなマウスが並べてある。それでもこのマウスには価値がある。おもしろマウスコレクターのオレの血が騒ぐのである。
マウスというのはかなり汚れるものである。手垢がついてすぐに汚くなるのである。ときどき拭いてやらないとどんどん汚れる。指の当たるところ、クリックするところが塗装されていると必ず色落ちするのである。こんな贅沢なマウス、畏れ多くて使えない。盗難の怖れもある。そうなると結局、誰にも見つからないところに隠してしまうしかない。マウスでありながらマウスとして使えないという悲劇が発生するのである。なんということだ。そんな使えないマウスを所有するのはオレのようなマウスコレクターしかいないということになる。
オレは宝石をいっぱい埋め込んだ高価な時計が大嫌いである。時計なんかちゃんと時間が分かればそれでいい。いくら高価な宝石を埋め込んで製作されていても、時間が不正確な時計には存在など価値もない。マウスを製造するメーカーの側はやはり「価格の安さ+多機能」というラインで勝負するしかない。あえて高価にする必要もないわけだ。宝石を埋め込んだマウスも同様だ。そんなところに余計な豪華さを追求しなくていいからマウスとしての機能を充実させるのが本来の方向性であろう。しかし、面白マウスには機能を超えた意味がある。仮面ライダーのマウスや東芝のぱらちゃんマウスには言葉では表現できない面白さがある。そのふまじめさにこそ価値があるのだ。
さて、マウスの機能としてオレが最も重視してるのは「軽さ」である。長時間マウスを操作し続けることが多いオレは、マウスの重さで手が疲れてしまうのだ。だから電池を内蔵して重量があるワイヤレスのマウスは絶対に使わない。それからマウスの大きさにも注意している。手が小さなオレは、でかいマウスだと手に余るのだ。小振りで手の中にすっぽりとおさまるようなマウスが好きだ。そういうわけでオレのお気に入りのマウスはMicrosoft Notebook Optical Mouse 3000 パールホワイトのように小さくて多機能、デザインもシンプルなものである。もし今使ってる購入時についてきたマウスに飽きてきたとか、もっといいマウスを使いたいという方は迷わずリンクをクリックして実際に買って使ってみればいいかと思うぜ。飾るなら面白マウスだが、実際に使うならこういうマウスになってしまう。面白マウスというのはたいてい使いにくいモノである。
直接肉体が触れる道具に、宝石を埋め込んだりした結果使えなくなってしまったマウス。そんなものを作っても使われずに飾られるだけだ。しかし、使わないマウスに意味を感じるのはオレのようなコレクターだけだ。マウスのような道具は「使ってナンボ」の世界である。その意味も理解せずに使えないマウスを作ってしまうその遊び心をオレは評価したい。そのダイヤモンド入りマウスを所有する資格がある人間はオレしかいない。そのダイヤモンドマウス、オレにただで譲ってくれ!
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