2007年01月22日(月) |
オレは納豆を絶対に許さない! |
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オレはコテコテの関西人だ。だから納豆は食わない。納豆を食わないことが真の関西人の証であるとオレは信じている。あの桂三枝も納豆は食わないと宣言している。いくら「あるある大事典2」で「毎日喰えばダイエットに効果がある」と宣伝されても喰わないものは喰わないのだ。ところが世の中にはあの怖ろしい豆の化け物を喰う人たちが無数に存在するのである。関西でさえもそうなのだ。なんてことだ。なぜ食べる前に50回もかき混ぜたり20分も放置したりしないといけないのだ。そんな手間の掛かる上にしかもおいしくないそんなものをどうしてみんな喰うんだ。もしかしておまえたちはみんなマゾヒストなのかとオレは思ってしまうぜ。
その肝心の「あるある大事典2」の納豆を推奨する内容がどうやらすべてガセネタであったことが明らかになったのである。大方そんなことだと思っていたぜ。あのまずい食い物を普及させようと思えば「賢くなる」「ダイエット効果がある」などというおよそ味とは別のイカサマの宣伝文句で馬鹿を釣るしかないのだ。オレのような賢明な人間はその宣伝がイカサマであることをすぐに看破するから問題ないのだが、世の中にはそうでない一般人が圧倒的に多く、どう考えても嘘八百の番組内容にコロリとだまされて、スーパーに納豆を買いに走るのである。全く何を考えてるのだか、オレにはさっぱりわからないのである。
またこの番組の結果、スーパーの店頭からことごとく納豆が品切れになるという現象が発生したわけだが、どう考えてもそれはテレビ局と納豆製造業者が組んで仕掛けたイカサマなのである。先回りして大量に納豆を買い占めていた商社があったとかもう魑魅魍魎の世界なのだ。テレビや広告業界はなんでもありなのか。あまりにも見え透いた卑怯なやり方である。
関東の人間はほとんどが「納豆喰い」だ。ほぼ毎日喰うというヤツも多い。もしもそんなものにダイエット効果があるなら、関東には極端にデブが少ないということになるが全くそういうことはない。オレは毎日納豆を喰うデブを何人も知っている。いくらでもその反証を揃えることが可能なのだ。そんなことくらいわからないのか。てめえらのまわりにもデブの納豆喰いがいくらでも存在するだろう。その事実を無視してこんなクソ番組を信じるのはよほどの馬鹿だろう。
このように主張するオレのことを「あんたはただの食わず嫌いだ!」と切り捨てる人が居るかも知れない。しかしオレは過去に納豆を二度食べている。その二度ともオレははっきりと「このような食品は別に地上に存在する意味はない」と判断したのである。人生最初の納豆との遭遇は、京都大学の中央食堂だった。並んでるおかずの中で、なにやら豆のような食い物が置いてあったので試しに選択してみて、そしてごはんと一緒に口に入れたとき、オレの口の中は爆発したのだ。「なんだこのまずい食い物は!」食堂ということで吐き出すわけにも行かず、オレは泣く泣くそれを咀嚼してお茶で無理やりに流し込んだのである。オレにとって屈辱の体験であった。
二度目の遭遇は今勤務している学園でのことだ。生徒たちが文化祭で「うまい棒」を販売していた。その中の一人が「先生もどうぞ!」と言ってうまい棒を1本くれたのである。不審なことは、そのうまい棒がすでに袋から出された状態だったことである。しかしオレは「ありがとう」と言ってそのままそのうまい棒を口にして気がついた。納豆じゃないか!なんじゃこの悪戯は!」オレは激怒してその悪戯を行った生徒を叱りつけたのである。「アホか!アホかおまえは!オレにとって納豆を食わされるのは拷問みたいなものだ!」オレが納豆嫌いなことを知っていた生徒の悪巧みに見事にやられてしまったのである。
さて「納豆のダイエット効果」に関する放送内容にウソがかなり混じっていたことに関して、関係者は平身低頭お詫びしているわけだ。オレはテレビ局の肩を持つわけではないが、この番組で取り上げられた商品が翌日スーパーの店頭から消えるという話を聞く度に「アホか!」と思うだけである。どうせこんな番組内容は、納豆を生産する連中がスポンサーにでもなって広告料をたんまりはずんで作らせたいわゆる「ヤラセ」なのだろう。オレのようにそれを割り引いて観ることができる人間ばかりなら全然問題ないのだが、世の中にはこういうダマシにすぐに引っかかってあわててスーパーへ納豆を買いに走る人たちの方が、まともな人間よりも圧倒的に多いのである。
納豆という食品は大豆を発酵させて作るらしい。原料が大豆であるということはその豆は別に豆腐や油揚げになってもよかったわけだ。ところが不幸にも腐らされて変な匂いまで付けられて、あの「納豆」という不名誉な食品にされてしまうのである。豆腐や油揚げというおいしいものにはならせてもらえないのである。なんて可哀想な運命だろうか。誰が好きこのんでその身を腐らせてまで雇い主に奉仕するだろうか。ありえないのである。そのありえないことを長年にわたってさせられてきたのが納豆なのだ。その納豆が、たかがダイエットごときの理由で店頭からすっかり消えてしまうくらいに売れているというのはどう考えても変である。おそらくテレビ局は、この「あるある大事典2」での納豆番組で納豆人気が急上昇することを予想していてせっせとCMを流す予定だったのだろう。センスの悪いCMばかりを。
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