2006年12月20日(水) |
神戸の石頭少女、パトカーを粉砕 |
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スポニチアネックス大阪 12月19日の記事より〜(←クリックすると記事が出ます。)
18日未明、神戸市長田区で発生した窃盗事件で、兵庫県警長田署の警官から任意同行を求められた無職少女(15)が、パトカーのリアガラスを頭突き2発で破壊。器物損壊容疑で現行犯逮捕された。少女はCT検査を受けたが、ひたいに軽いけがを負っただけ。同署も「頭突きでパトカーのガラスが割られたのは記憶にない」と、その石頭にビックリしていた。
長田署の調べでは、18日午前1時40分ごろ、神戸市長田区御屋敷通3丁目のコンビニエンスストアの店長から、少女が店から化粧品のアイブローペンシル(700円)1本を盗んで、逃走したと110番があった。
通報を受け、パトカーで駆けつけた警官6人が周囲を捜索。店長の証言と同じジャケットとスエットを着用した近所に住む少女を、店から約40メートル離れた同じ3丁目にあるマンションのエレベーターホールで発見した。
警官の職務質問に対し、少女は「万引?そんなん知らん」と否認。だが、警官に連れられて被害にあったコンビニに行くと、店長が「逃げた少女」と断言。そのため警官が少女から詳しく事情を聴こうと、署に任意同行を求めたという。
だが、少女は「何で行かなあかんのや」などと叫んで、地面に寝転がるなどして抵抗。そのため署員がパトカーの後部座席に乗せようと体を起こしたところ、少女はパトカーのリアガラスに2回頭突きして、ガラスを粉々に割った。そのため、器物損壊容疑で少女を現行犯逮捕した。
リヤガラスを頭でぶち割ったということにオレは驚いている。あんなものが頭突きで割れるのか。この女はなんて石頭なんだ。頭突きといえば今はジダンが有名だが、オレは大木金太郎を思い出した。つい先頃お亡くなりになったが、オレがまだ小学生くらいの頃に毎週金曜日のプロレス中継で活躍していたからである。得意技が頭突きで、ボボ・ブラジルとの頭突き対決はすさまじかったことを覚えている。(ちなみにボボ・ブラジルは鹿児島県教育委員会からその名前にクレームがついて、ポスターの名前を「ポポ・ブラジル」に変えさせられたらしい。)
もちろんオレの地元の関西では頭突きというのはケンカの一つのテクニックである。関西ではそれをパチキ、またはパッチギという。井筒監督の映画の題名にもなっている。相手の胸元に飛び込んで顔面(口や鼻)に不意打ちで喰らわせる頭突きのことである。これを不意に喰らうと歯が折れたり鼻骨が折れたりしてたちまち戦闘不能になる。この少女がケンカの時に果たしてそのパチキの名手であったのかどうかはわからないが、クルマのリヤガラスを粉砕するほどのすばらしい破壊力の頭突きを繰り出せたというのは事実である。
ただ、そんなことをしていったいどうするつもりだったのだろうか。たった700円のものを万引きして、警官に同行を求められると地面に寝転がって抵抗するようなヤツが幼稚園児ならまだ話は分かる。しかしこれが15歳(無職)なのである。いったいこの女はどういうヤツなんだろうかとびっくりするのだ。今回は器物損壊容疑ということで現行犯逮捕されたが、暴れなかったら説諭されただけで済んだわけで、もしもそうなら味を占めてまた同様の事件を繰り返しただろうと思われる。
それにしても親切なのは日本の警察だ。この石頭女がケガしようと頭蓋骨が割れようとそれは自ら招いたことであり、たとえそれで死んでも自業自得である。ところがちゃんと病院に連れて行ってCT検査までしてやってるのである。たった700円のものを万引きするくらいだから、病院の費用みたいなゼニをたぶんこの女は持っていないだろうから警察が払ってあげたのだろう。なんて気前がいいんだ。
オレの家の近所でも中学生なのか高校生なのか分からない連中が夜遅くまで徘徊し、コンビニの駐車場にたむろして集団でタバコを吸っていたりシンナーで酩酊してたりする。オレはそのたびに警察に電話で通報している。駆けつけた警官に対してそのクソガキどもの態度はなんとも横柄だ。「なにもしてへんやん」「なんで文句言われんなあかんの」という調子である。おまえらの存在自体が迷惑だということがわからんのか。ところが警官もそういうクソガキに対して極めて紳士的な対応で見ていてかえってもどかしくなるのである。
そんなクソガキどもはぶん殴ってタバコを取り上げ、かかってくるヤツは警棒でぶちのめして痛みを与えることもまた社会がクソガキに対して行える躾ではないのか。一般市民が私的に制裁を加えればそれは「暴行」「傷害」となってしまう。だからこそ警察官が職務の一つとして、迷惑なクソガキをぶん殴るという大切なお仕事をして欲しいと思うのである。未成年のくせにタバコを吸ってるところを警官に見つかれば問答無用で殴られるとか、罰金10万円が課せられ払うまでは留置場から出られないとかいう効果のあるペナルティをクソガキどもに対してはきちっと与えて欲しいとオレは思うのだ。今回の頭突き少女も、そういう連中に対して大人たちがきちっとした罰を与えて更正させるという努力を怠っていたことがその遠因のような気がするのである。
もちろんこういうクソガキはたいてい親もクソ親だ。大多数のまともな親からはこんなむちゃくちゃな子どもは育たないはずである。最後にオレの素朴な疑問なんだが、パトカーのガラスというのは普通のクルマのガラスと同じなのだろうか。せっかく88ナンバーの改造車なんだから防弾ガラスとか強化ガラスにして割れないようにするべきだと思うのである。だったらこんな頭突きで割れることはなかったのである。もっともその場合、割れていたのは少女の頭蓋骨だと思うのだがそれこそ自業自得、何も同情する必要はないのである。
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