2006年11月19日(日) |
ゼニで選手を買ってもいいじゃないか |
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西武の松坂大輔のポスティングに応じたレッドソックスがなんと日本円で60億円という高額で落札したことが話題になっている。西武は松坂にこれまで14億円ほど投資してきたそうだから差し引き46億円のもうけということになる。ちなみにこれはどんなふうに課税されるのだろうか。それが知りたいものである。この松坂売り飛ばしによって西武は赤字3年分を埋めることができるという。それにしても有望選手がこんなにしっかりとゼニになるのなら、いっそのこと選手を育成して、それを他球団に売り飛ばすことをビジネスにする球団が出現してもいいのじゃないか。
松坂を巡るこうした動きに対して巨人の清武代表は「野球界にとっては大きな損失。球団は一時的に潤うかもしれないが、長期的には自分の首を絞めることになる」と人材流出への危機感を募らせ「ポスティングは不公平で欠陥がある。保有権(の期間)が選手によって違ってしまう」と訴え「うちは選手をお金で売らない」と続けたという。
なんだか巨人の関係者からこういう発言を聞くと笑ってしまうのである。確かに巨人軍はゼニでは売らないが、ゼニで選手を買う方はせっせとやってきたじゃないか。売るのが悪くて買うのは悪くないという論理は、援助交際をする女を「売女!」と罵るオッサンが、その一方で東南アジアを旅行してせっせと買春に励むのと同じレベルの情けなさである。それを言行不一致というのである。
オレは私企業である球団経営の方法は基本的になんでもありだと思ってるので、安く契約できる選手を育てて付加価値を与えて、他球団に売り飛ばすというビジネスモデルを採用する球団ができてもいいじゃないかと考えている。たとえば今季セリーグの新人王だった広島の梵(そよぎ)だが、俊足巧守の好打者である彼をどうしても欲しい球団は安くても3億くらいの値段をつけるだろう。多くの球団に入札させて、一番高額を付けたところに売り飛ばせばいいのである。もしも売り飛ばされるのが高額の契約金を払った選手ならその分も加算した金額にしたらいいだろう。ポスティングに批判的な巨人軍も、本音のところではゼニを使ってどんどんいい選手をかき集めたいような気がする。もしも国内の球団同士でどんどんポスティング制度による移籍交渉が解禁されれば面白いじゃないか。
球団にしてみれば、FAで出て行かれるよりもその前に高額で売り飛ばせばいいことになる。しかし、かわいそうなのはそうやってポスティングに出してもどこの球団も買ってくれない、いわゆる「お茶を引く」状況に陥った選手がでることである。どの球団も「あんたのレベルではうちには不要でっせ!」と答えて無視されてしまう場合だ。さて、松坂には60億円という値が付いたが、阪神の井川はいったいいくらで売れるのかが気になる。ここでヤンキースがレッドソックスに張り合って「じゃあ、うちは井川を20億で買う!」とでも言ってくれれば、阪神はそのゼニを新たな補強に使えるので言うことなしである。井川がヤンキース入りとなればそれはそれで面白いじゃないか。
問題は桑田だ。果たして彼を拾ってくれる球団はあるのだろうか。若い頃にはめられた不動産取引で作ってしまった巨額の借金を讀売に肩代わりしてもらって、億単位の年棒がありながら小遣い程度のゼニしかもらえてなかったらしい彼もついに年季奉公を終えて自由の身になったのだが、その時には投手としての寿命が来ていたとは皮肉な話である。アメリカで彼は最後の花を咲かせられるのだろうか?
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