2006年11月09日(木) |
来季の巨人は巻き返せるのか? |
携帯用URL
| |
|
2年連続のBクラスに終わった巨人が、かなりの補強をすることで来季に巻き返しをはかろうとしているようだ。FAした日ハムの小笠原を全力で獲得しにいくようだし、アメリカから帰ってくる松井稼頭央、オリックスの谷佳知というふうに他チームの主力級をどんどん獲得中なのである。このままではいつのまにか巨人のスタメンがパリーグになってしまってるのである。それはともかく、なりふり構わずに獲得して建て直そうとすること自体は仕方ないだろう。それに単純な巨人ファンは「小笠原がホームラン40本打てば優勝できる!」とか、「松井稼頭央はセリーグの盗塁王を目指す!」と思ってるだろう。
いったいどんなオーダーになるのだろうか。巨人ファンでもないオレがこういうことを話題にするのは真の巨人ファンの方々から石を投げられそうだが、とりあえず考えてみることにした。
1.(二)松井稼
2.(遊)二岡
3.(三)小笠原
4.(一)李
5.(右)高橋由
6.(中)谷
7.(捕)阿部
8.(左)清水
9.(投)上原
うーん、なんかしっくりこないのだ。なんでだろう。違和感ありすぎだ。松井稼頭央はもう峠を過ぎたような気がしてならないのだ。その昔、高橋慶彦が阪神に来たときはもうダメダメだったように。谷佳知ももう終わってるような気がするのだ。オリックスで戦力外だから出されたのじゃないのか。小笠原は好不調の波が大きすぎるような気がするのだ。あの豪快な振りで打率が稼げるだろうか。真っ向勝負してくれるパリーグと違って、軟投型のかわすピッチャーの多いセリーグではかえって不利のような気がする。
そして最大の問題点は、こんなオーダーにしてしまったら今せっかく台頭してる巨人の若手選手が誰もここに入れなくなるということなんだ。それじゃあみんなやる気をなくすだろう。阪神が今の阪神になったのは、野村監督が赤星、藤本、浜中といった若手を積極的に起用したことが数年後に実を結んだわけで、こんなチーム作りをする巨人は結局目先のことしか考えていないのだろうという気がする。
この冬のFAの最大の目玉は打者では小笠原、投手では黒田だが、黒田が広島残留を決めたことによって小笠原の争奪が焦点となった。中日は慎重な姿勢でマネーゲームには応じないように見えるし、ソフトバンクは巨人から小久保をとれるから小笠原は不要だし、そういうわけで巨人が小笠原獲得する可能性は現時点では非常に高い。結果的に巨人はその分強くなるかも知れない。
阪神ファンとして矛盾するようだが、オレはやはり巨人がもっと強くなるのを心のどこかで望んでいる。阪神と中日だけが優勝争いするようなペナントレースはつまらない。やはり巨人が優勝争いに絡まないとなんだか物足りないのだ。今の巨人には絶対的なスターがいない。李がどんなにホームランを打っても、大リーグに行くまでの仮の宿としてしか巨人軍のことを考えていない彼はミスタージャイアンツたりえない。小笠原にそんなスターであることを託すのだろうか?
まああれこれとこうして来季のことを考えては見るが、コテコテの阪神ファンである私にとってはやはり巨人も中日も、阪神タイガースの引き立て役であり刺身のツマ程度でしかないのである。どうか来季のプロ野球を一緒に盛り上げて、阪神戦ではオレのために気持ちよく負けてください。
←来季のプロ野球をもっと面白くして欲しいと思う人はクリックにご協力ください。
前の日記 後の日記