2006年10月31日(火) |
駐車違反やり放題で捕まった男 |
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堂々と路上駐車しているクルマのダッシュボードのところに「駐車禁止除外指定車標章」が置かれてることがある。身体障害者の介護用に発行されてるものである。しかし、大阪ではその不正使用がかなり存在し、またその標章が高額でレンタルされているのである。暴力団関係者でその標章を手に入れて堂々と路上駐車する者もいた。オレも何度か、凶悪そうな男たちが堂々と道ばたに駐めたベンツに、その「駐車禁止除外指定車標章」が置いてあるのをみたことがある。一度は警察に「明らかな不正使用です!」と電話で訴えたこともあるが、警察は全く取り合ってくれなかった。そんな面倒な摘発よりも、ネズミ捕りをやって交通違反を取り締まった方が儲かるからなのだろうか。
そのお上が認める違法駐車を堂々と繰り返し、大阪のメインストリート御堂筋を車庫にして毎日クルマを駐めていたオッサンたちが捕まった。大阪府警は10月30日、日本生命テレコミュニケーション推進室営業部長の陶山典保容疑者(41歳)を車庫法違反の疑いで逮捕した。同推進室の48歳と46歳の女性社員2人も同容疑で書類送検する方針だという。
この陶山容疑者は9月下旬から約1カ月間もの長期間に渡って、中央区南船場にある勤務先までクルマで出勤して、御堂筋に堂々とクルマを駐めて、「駐車禁止除外指定車標章」を運転席の前に置いてそのまま退勤時間まで放置していたのである。午前9時頃から午後6時頃までずっと置いていたのだ。9時間もぶっとおしであるからこれは車庫法違反である。しかもこいつは一ヶ月も続けていたのである。御堂筋の駐車違反取り締まりは最近かなり厳しく、昔は多かった違法駐車も最近はかなり減っていたのだが、毎日同じクルマが朝から夕方まで同じ所に駐まっていればかなり目立っただろう。これは摘発されて当然である。
陶山容疑者は「標章があればどこにでも止められ、便利だった」と供述しているという。この標章は知人女性から借りたものらしい。貸した方はそれがどのような使われ方をするか知っていたのだろうか。身障者の利便性のために発行される「駐車禁止除外指定車標章」をこのように使うのならそれは一種の詐欺である。オレはこのような卑怯なことをする連中が一番嫌いだ。
昔、大阪の鶴見緑地で開かれた花博の時に、身障者が優先的にパビリオンに入れるということでにわか障害者や要介護者になって、歩けるのに車椅子に乗ってる元気な老人が大勢いたことを思い出す。オレは自分の生まれ育った大阪を愛してるが、そういう部分のモラルの欠けた卑怯者が多いのもまた大阪の特徴なのだ。さまざまな悪巧みをして法律の網をかいくぐり、あらゆるコネを動員して不正を行うのが大阪の悪人どもなのである。生活保護の不正受給は言うに及ばず、行政からの補助金を巧妙にせしめてはフトコロに入れるヤツ。働いてるのに失業給付をもらい続けるヤツ。そんなヤツらがうじゃうじゃいるのが大阪なのだ。
生活保護をもらいながら元気に毎日パチンコ屋に出勤しているおっさんおばはん、入院給付をもらうために病院で生活してる元気なおっさんおばはんの数は相当なものだろう。それに比べれば「駐車禁止除外指定車標章」の不正使用なんてかわいいものである。
今回たまたま3人が捕まったのだが、夜の北新地やミナミに違法駐車しているヤクザ所有のベンツにはこの「駐車禁止除外指定車標章」を置いてあるのが多い。そういう連中こそ取り締まりの対象にするべきである。ただ、たとえ大阪が不正まみれの街であるとしても、オレはその街できちっとルールを守って暮らしていることに誇りを感じている。そして自分が発見した不正に対しては正義の戦いを挑んでいこうと思っている。やいやいそこのヤクザよ「駐車禁止除外指定車標章」を本当に使いたいのなら、何かヘマをして罰として腕の一本か足の一本でも落とされてから使いやがれ。小指を詰めたからといって要介護にはならないぜ。
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