江草 乗の言いたい放題
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2006年10月30日(月) もうすぐ酸性雨が日本を破壊する!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 中国からやってくる黄砂がせっかく洗車したオレのFTOをどろどろにするのはいつものことだが、どうやらその程度じゃ済まない恐るべき贈り物が中国からやってきそうである。それは酸性雨だ。この原油高の中、中国では火力発電に使用する燃料を石油から石炭に大幅にシフトしてきたそうである。石炭を燃やせば大気中に大量の汚染物質が排出される。もちろん環境意識の低い中国の電力会社が、脱硫装置など付けるわけがなく、大気汚染に関する政府の規制もなく、その結果工場は煤煙をまき散らし廃液を川にそのまま流し続けるわけである。

 問題はそれだけではない。これから中国では本格的なクルマ社会がやってくる。もしも10億人民の半数がクルマを所有したら5億台だ。それだけクルマが売れる!とノーテンキに喜んではいけない。アメリカよりも多いクルマが排出する排気ガスはそのまま偏西風に乗って日本に飛来する。そして日本列島の豊かな森林を完膚無きまでに破壊することになるのだ。このまま何も手を打たなかったら間違いなくそうなる。

 さて、日本はこの将来の森林破壊に対してどう対処するのか。中国のモータリゼーションを前提として対策を立てるならやはり、徹底した低公害車を普及させるしかない。中国のクルマがすべてハイブリッドエンジンを搭載したトヨタ・プリウスや、排ガスを出さない電気自動車ならば大幅にCO2排出量も大気汚染も抑えられることになり、日本の豊かな森林は守られるのである。しかし、そんな好都合に物事が運ぶだろうか。日本でそうであったように、中国で高価な日本車が人民に広く普及するとは思えないのである。

 まず普及するのは中国製のさまざまな性能の劣った、おそらくはかなり汚染のひどい排気ガスをまき散らすクソみたいなクルマだろう。それが低価格を武器に中国全土を覆い尽くしたとき、日本の森林はもう死に絶えているかも知れない。もはやそれを防ぐ術はないのか。どうすれば日本の美しい自然を守れるのだろうか。まさか大きなエアカーテンを作って酸性雨が日本の上空に侵入しないようにするわけにもいかない。そうすると実現可能性のある対策は、中国にモータリゼーションを起こさせないということになる。

 モータリゼーションが起きるということは中国が経済発展して国民が豊かになるということである。それを阻止するということはつまり、中国経済をめちゃくちゃに破壊して恐慌を発生させ、クルマを買う余裕などない状態にしてしまうということである。そんなことは可能なのだろうか。かつて日本で経済が大きく停滞した時期というのは二度ある。オイルショックとバブル崩壊だ。オイルショックの方はこの原油高の中でもさほど中国はダメージを受けていないようだから望み薄である。そうなるとやはり日本のバブル崩壊のような現象を、中国で発生させればいいのである。どうすればいいのか。

 オレには秘策がある。それは日銀が中国株に対して仕手戦を仕掛けるという方法だ。日銀が紙幣を刷りまくって作った300兆円くらいの資金で中国株の先物を買いまくって値上がりさせ、中国の人民に「株は儲かる」と思わせて誰も彼も狂ったように投資にゼニをつぎ込むように、借金までして株を買いあさるようにさせるのである。がんがん値上がりさせるのだ。それを2年くらい続けて株価が10倍くらいになるようにして、そこで売り崩すのである。世界の投機マネーがこぞって中国株を買い、そして十分に上がってから一斉に売りに回ることでバブルを崩壊させるのだ。

 上がりきった株価が大暴落することで中国は立ち直れないほどの打撃を受けるだろう。都市は失業者で溢れ、喰えなくなった人々は再び農村に帰ることになり工場は閉鎖され、だぶついた大量の在庫は売れないままに廃棄されることになるわけだ。完全に中国経済が破綻した時に、その仕手戦を実は影で操っていた日本政府が台湾に働きかけ、台湾の資金で中国を建て直してそのまま経済的に支配下に置く、つまり台湾による中国支配を実現させるというのはどうだ。反日国家の中国を壊滅させて、親日国家である台湾に支配させることで日本の権益も守られ、中国軍の強大な軍事力という東アジアの不安定要素も排除できるのである。なかなかの名案じゃないか。

 このような国家的陰謀を着々と行えるような機関が日本にはない。日本の政治家にはそんなことを考えられる人間は残念ながら一人もいない。しかし、戦後60年の日本の歴史というのは本当に日本人が努力によってつかみ取ったものだろうか。オレはそうは思わない。バブル崩壊に至るまですべてアメリカの日本支配の陰謀の中で仕組まれたものであったと思っている。今のところ日本はアメリカの資本主義を支えるための一つのコマに過ぎないということだ。そして将来、アメリカが中国と対決する姿勢を強めていく時に日本はどう立ち回ればいいのか。

 少なくとも中国がアメリカを抜いて世界一の経済大国になってしまうことは阻止しないと、日本が中国にとってのただの産業廃棄物処分場にされてしまう可能性が高い。酸性雨によって日本の森林が破壊され、それだけではなく降り注ぐ有害な雨が日本人の頭髪をむしばんでハゲを増やすという恐るべき将来を阻止するためにも、中国のモータリゼーションを阻止することは日本の国益にかなったことなのである。とにかく中国にクルマを普及させてはいけないのである。国家100年の計というのはこういうことである。残念ながらオレみたいに将来のことまで考えて憂慮している政治家など一人もいない。


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