2006年10月05日(木) |
1億5000万円の木馬責め |
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江草ファンのお約束というふざけたページを作りました。読まずにスルーしてくださって結構です。きっと「あほか!」というふうにかなり罵倒されそうな内容なので・・・
秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまの誕生を祝って、貴金属販売店「GINZA TANAKA」が、なんと純金製のベビー用木馬「ポニー」を製作した。10月11日からは同社の心斎橋店で一般公開展示されるらしい。純金30キロを使用していて時価総額は1億5000万円、希望者があれば販売するという。それにしてもなんでこんな馬鹿なものを作るのだ。そもそも「金」でできてるのに「木馬」なんておかしいじゃないか。それは「金馬」だ。
しかも30キロもある金馬でどうやって幼児が遊ぶんだ。座っても重くて動かないじゃないか。仮に動いたとして、30キロが何かの拍子に横倒しになれば、下敷きになった幼児はケガをする可能性が高い。そんな危険な遊具を与えられるわけがないだろう。そんな重たい木馬で遊べるのは大人だけだ。
しかし、大人はこんな形の木馬には興味がないはずだ。大人にとって興味がある木馬というのは、いわゆる三角木馬というSMに使われる道具で・・・といきなり脱線してしまったが、そもそも三角木馬なんかに乗せられて足におもりをぶら下げられたりしたら、股間の大切なところが切れて悲惨なことになる。オレはそんな怖ろしい道具はいやだ。
話を最初に戻すが、欧米では出産のお祝いに木馬を贈る風習があるらしい。それにならって今回GINZA TANAKAがこの純金木馬を製作したということだそうだ。このポニーは縦75センチ、幅38センチ、高さ45センチで、背中の部分がなだらかにくぼみ、体重35キロ未満の子どもならまたがって遊ぶことができるという。
1億5000万円の木馬なんてもったいなくて遊べないと思うのだが、そもそもどういう人がこれを購入するのだろうか。「希望者があれば販売する」そうだが、その希望者がもしも存在するのなら、いったいどういう人なのか気になるのだ。そして希望者が現れなかったらこのゴールデン木馬はいったいどうなるのか。そのまま永久に店に飾られるのか。鋳つぶしてまた別のものになってしまうのか。何しろ純金30キロである。ちゃんと使わないともったいないのである。
そういえば小和田雅子さんが皇室に嫁入りするのが決まったときだったか、紀子さんの時だったか、金箔蒔絵入りの嫁入り箪笥1000万円を製作した家具屋があったことを思い出した。あの嫁入り箪笥はその後どうなったのだろうか?どこかの大金持ちが実際に使ったのか。そんなことをふと思い出したのである。京都文化博物館で開催中のマリア・テレジア展では、ハプスブルグ家の秘宝の一つとして蒔絵で装飾された衣装箱が展示されてるらしい。この純金製の木馬、もしも鋳つぶされずに秘宝として秋篠宮家に寄贈されれば、数百年の歴史を生きることになるのだろう。
考えれば馬鹿馬鹿しい話である。そんなあってもなくてもいいような置物に貴重な金を30キロも使うなんて言語道断だ。貴重な金資源の無駄遣いだ。重くて倒れたら危険で幼児が遊べないような木馬を製作して悦に入る馬鹿もこの世には存在すると知って、オレはあきれているのである。毎日新聞には「もったいなくて遊べない」という見出しの文字が躍っていたが、「もったいない」のではなくてその木馬ははっきり言って「危険」である。木馬の橇と床の間に指を挟んだらぺちゃんこになってしまう。ある意味シュレッダーよりも危険なのだ。その馬鹿馬鹿しい木馬を作った企業には、もしも使っていてケガをする幼児が発生した場合の責任(いわゆる製造物責任)もちゃんととってもらうぜ。えっ、そんな面倒なことはいやだから捨てるって? だったらその木馬をオレにくれ! うちではちゃんと木馬として使ってやるぜ!
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