2006年09月22日(金) |
もうMSオフィスは買わなくていい |
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そんなものをいったいどういう人が買うのかと不思議に思うのだが、Office Professional Edition 2003 をアマゾンで買うと53000円もする。少しでも安く買えるものをと探してアカデミックパックなどを選べば多少は安くなるかも知れないが、それでもかなりのぼったくり価格なのである。一太郎を絶対に日本標準のワープロにしたくないビル・ゲイツの陰謀で、パソコンを買うときにOffice はプレインストールされてることが当たり前となり、いちいち買うことがないのでその高さが意識されていないのだが、実際に買うとなるととてつもなく高いのである。
違法コピーは犯罪だが、この高価格も一種の犯罪であるとオレは思っている。必要なものを理不尽な価格設定することで、違法コピーという犯罪を誘発してるような気がしてならないのだ。もしも価格が今よりもずっと安かったら、みんな正規品を購入するだろう。
通勤帰りによく立ち寄るアウトレットショップでSOTECのノートパソコン(新品)が55000円で売られていた。かなり安いのに驚いたのだが、もっと驚いたのはその激安ノートパソコンにOffice 2003がプレインストールしてあったことである。オレはその時に思った。「一太郎使いのオレはOfficeなんかいらんのじゃ。その分15000円くらいまけてくれて40000円のノートにしてくれば買うのになあ。」と。
パソコン本体の価格に比して、ソフトウェアの価格はぼったくりという不満をオレはいつも感じている。そんなオレのようなケチな人間を喜ばせてくれるものが売り出されたのである。中国キングソフト社の日本法人キングソフトは9月21日、マイクロソフトオフィスと操作性やファイル互換性を限りなく近づけたワープロ・表計算・プレゼンテーション資料作成ソフトを来年1月からマイクロソフトオフィスの約10分の1の4980円で販売すると発表した。なかなか豪快な値段を付けたものである。これならかなりの客が乗り換えてくるだろう。この「Kingsoft Office(キングソフトオフィス)2007」にはワープロの「ライター」、表計算の「スプレッドシート」、プレゼン資料作成の「プレゼンテーション」の3つがセットされている。それぞれが「ワード」「エクセル」「パワーポイント」にあたるのだ。
さて、これで価格破壊が進むと思うのは早計である。このようなまねっ子ソフトウェアをあの卑怯なマイクロソフト社が容認するわけがないということである。おそらく何らかの方法でその販売差し止めを狙ってくるに違いない。おそらくOSとの抱きあわせ販売などで売り上げ減少を防ぎつつ、訴訟によって類似品の販売差し止めに追い込むことが予想される。絶対にそういう卑怯な手を使ってくるのに決まっているのだ。それがマイクロソフト社の基本方針であり、ビル・ゲイツという男のやり方なのだ。
安売りのパソコンを売るメーカーの中に、勇気を持ってそれまで搭載していたOffice 2003をやめて、このKingsoft Office搭載マシンを売り出すところがあるだろうか。そんなことをすれば「おまえの会社にはWINDOWS売ってやらないぞ!」というイジメが行われるのに決まってるのである。今や、安くて便利なものの普及を阻む抵抗勢力に成り下がったマイクロソフト社はもうその存在価値を失った。こいつらが進歩を妨害してきたのだとオレは声高に主張したいのである。とりあえず来年発売される予定のビスタなんかオレは絶対に買わないぜ。まだWINDOWS98も使ってるくらいだからなあ。
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