2006年09月06日(水) |
オレはプレーオフに反対だ! |
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プレーオフを話題にした日記一覧
2007年度のプロ野球は交流戦が減らされ、さらに両リーグでPSG(ポストシーズンゲーム)が導入されるという。1〜3位までの3チームによって日本シリーズの出場権をかけて争うわけだが、その結果としてリーグ優勝ではないチームが日本シリーズに出てくることになる。パリーグは昨年も一昨年も2位のチームが日本シリーズに出てきたのである。
せっかくペナントレースで1位になっても、たった数試合で裏切られてすべてが無になってしまう理不尽な仕組みにオレは最初から反対だった。なんとその馬鹿馬鹿しい仕組みを来季からセリーグもやるらしい。なんということだ。オレは断じてそんなことを承服できない。中日が独走し、ほぼ優勝を手中にした今、阪神ファンの中には「プレーオフがあったらいいのに」などとほざいてる情けないヤツもいるという。なんて恥ずかしいんだ。優勝できなかったらあっさりあきらめて来季をがんばればいいだろう。どうして2位以下のチームに敗者復活のチャンスを与えるんだ。そんなことをするとリーグ優勝するということの価値が下がってしまうじゃないか。
もしも日本シリーズが両リーグの3位同士の対戦になったらどうするんだ。もしもそんなことになれば、ペナントレース1位同士のオープン戦を同じ頃に別に開催して、そちらは真・日本シリーズと銘打ったらどうだ。絶対に観客動員では勝つぞ。
昔パリーグが前期後期制になっていて、それぞれの優勝チームでプレーオフをやったとき、前期優勝した野村監督率いる南海ホークスは、後期に阪急ブレーブスに13連敗したのである。エースの西岡は一度も登板せず、どう観てもわざと負けてるとしか思えなかった。ところがプレーオフでは南海が勝って日本シリーズに出たのである。ひどい話である。前期後期を通算すればダントツで阪急が1位だったが、それでも阪急は日本シリーズには出られなかったのである。
オレは子供心に「これでは阪急がかわいそうすぎる」と思っていた。こんな制度を導入すれば「プレーオフに出場する資格さえ取れれば、後は試合に手抜きする」ことが常態化してしまい、卑怯な行為が平気になってしまうような気がする。ただでさえ野球の世界には「記録のためにする八百長プレー」が多いのである。王貞治のホームラン記録を抜かせないようにするためにわざと敬遠の四球を与えたりするのはその最たるものだ。
もっともこのPSGを強く推進する人たちの中には、「3位までにチャンスが与えられるので消化試合が減る」というメリットを主張する方もいる。ほとんどすべての試合が、3位までに入れるかどうかということに関わるからだという。本当にそうだろうか。オレは逆に「絶対にリーグ優勝しなければならない」という呪縛からの解放は、ペナントレースすべての試合の重みを消化試合並に軽くしてしまうような気がしてならないのだ。
オレのような真のプロ野球ファンの夢を奪い、野球そのものをつまらなくするこの制度、来季からの導入が正式決定だという。もう食い止めることはできないのである。交流戦のために観客動員が減ったことで危機感を抱いたセリーグのチームが、その分の収入を取り戻すためにこのPSGを活用するのだという。プロ野球をダメにするこの新しい仕組みに、我こそは真のプロ野球ファンと自認する者達は立ち上がって反対しようじゃないか!
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