2006年04月30日(日) |
それは「万引き」とは呼ばない |
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特定のコンビニを狙って集中的に万引きを繰り返し、ついには閉店に追い込んだ少年グループがいた。東京都豊島区の同じコンビニだけを狙って万引きを繰り返していたとして、警視庁少年事件課は4月28日、都立高校定時制1年の少年(16歳)ら15〜16歳の少年グループ9人を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。
このクソガキどもは昨年8月から2〜3人のグループで少なくとも50回以上の万引きを続けていたと見られている。このコンビニは度重なる万引き被害の影響で経営不振に陥り、今年の3月に閉店した。昨年の11月11日には、この9人のクソガキどもはこのコンビニに押し入り、男性店員(27歳)を取り囲んで注意をそらしてるすきに店内事務所の金庫から17万2500円、店外の自動販売機から4万円とたばこ218箱(6万2500円相当)を盗み出したという。
それって万引きじゃなくて「強盗」じゃないのか。同じ行為でも大人がやれば強盗でガキなら「万引き」なのか。その行為の悪質さに怒りを感じると同時に、言葉を置き換えることによってまるでたいした悪事ではないかのように思わせる報道姿勢にもオレは激しい怒りを感じたのである。「路上強盗」を「オヤジ狩り」、「売春」を「援助交際」と言うのと同じである。
さて、このクソガキどもにはいったいどんな罰が下されるのだろうか。こいつらもこれまでの少年事件同様に名前も顔も明かされないわけだが、行為の悪質さから考えれば少年法で保護してやる必要など全くないように思える。オレが最も心配するのは、コンビニを閉店に追い込まれるほどの経済的損失を被ったこの店主に対して、正当な賠償がこのクソガキどもの親によって行われるかどうかなのだ。
こういうクソガキの親はたいていクソ親である。自分の息子は誘われたからしただけで積極的には関与していないとか、あれこれ理由をつけては賠償金の支払いを拒もうとするのである。この場合の賠償とは盗んだ商品の金額分だけで済む問題ではない。万引きという行為によって受けた精神的ダメージや不快感すべてに対して賠償を行わせるべきだ。9人のクソガキの親はそれぞれ1000万円ずつくらい包んで、迷惑をかけた店主のところに謝罪しに行くのが当然だろう。もちろんクソガキどもにもやったことの罪を償わせないといけない。
オレはこういう連中を強制労働させるような場所をどこかに作ることを提案する。佐渡金山を復活させて金を掘らせるとか、筑豊や夕張の炭坑を復活させて石炭を掘らせるとかいうふうに。採算が合わないのでやめてしまったものであっても、人件費がタダになりさえすれば引き合うかも知れないのである。
それにしてもコンビニ経営ってかなり大変だと思う。もはや乱立してしまって共倒れ状態だし、万引き被害はどこも多そうだし、24時間営業だから人件費がかかるし、それでも次々と新規開店していくわけで、親会社はそれぞれのコンビニが経営不振になろうとつぶれようと知ったことではないのである。開店さえさせれば親会社には巨額の収入が転がり込み、店が倒産しても借金はそのコンビニを経営する個人が被るようになっていて、親会社の腹は少しも痛まないのである。我が家の近くにもファミリーマートが立て続けに2軒できたが、駐車場にはクルマなんか全然駐まっていないぜ。これではつぶれる日もさほど遠くなさそうである。
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