2006年02月26日(日) |
この多すぎるタクシーをなんとかしろ! |
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二日続けて夜の新大阪駅に送迎のためにクルマで出かけることとなった。待ってる間、あたりを観察したり夜行のスキーバスに乗り込む人を見てたりしたのだが、数台揃ったスキーバスのうちの一台がいつまで経っても発車せず、その発車しなかった理由が「乗る予定の客が遅れているから」だったことにはあきれた。その遅刻野郎は待たせたあげくに現れず、結局バスは20分近く遅れて発車したのだが、いくら客商売であっても他の乗客のことを考えればそんな遅刻野郎はさっさと見捨てるべきである。まあ、そんなことは今日のテーマとは全く関係ないのだが。
オレが今日唖然としたのは駅に大量にあふれる客待ちのタクシーの列だった。いったい何百台が待ってるのか。新大阪駅に到着した人のうちでタクシーを利用する人がどれほどいるのだろうか。おそらく列の最後尾についたタクシーは客を乗せるまでに1時間近く待つことになるだろう。「遠くてすまんが鹿児島まで行ってくれ!」こんな殊勝な長距離客を捕まえることができるなら待った甲斐があったと言えるが、徒歩でも5分の「チサンホテルまで行ってくれ」という客ならおそらくその場でタクシーから引きずり出されそうな気がするのである。
しかし、基本料金程度の近距離客はきっと存在するはずだ。そういう客が気持ちよく利用できているとはどうもオレには思えないのである。気の小さい乗客の中には申し訳なさから「目的地は大阪駅なんですが、いったん阪神高速に上がって環状線を2周してからお願いします」などとタクシードライバーに媚びを売るものもいるかも知れない。まあそれはいくらなんでも極端だが、とにかくタクシーが多すぎることが問題なのである。
客待ちの時間が短かったら、すぐに次の客を拾えるから近距離でもさほどドライバーの不満はないだろう。そのためにはタクシーの台数を減らすしかない。駅にこんなにタクシーが集中するということは、街中を流していても客をあまり拾えないという現実があるのかも知れない。あるいは経験の浅いドライバーが、街中を流しながら客をうまく拾うというテクニックを身につけられないので仕方なく、待っていれば確実に客を拾える駅にやってくるのかも知れない。
以前にオレはこの日記で、タクシー制度の改革案を書いた。その案の中では触れなかったが、大量の客待ちのタクシーが全部エンジンを掛けっぱなしで並んでることを思うと、これはエネルギー資源の無駄遣いであり地球温暖化を促進させているような気もする。ますますもってなんとかしないといけないのである。せめてアイドリング対策のために客待ちする場所を緩い下り坂にして、エンジンを切っていても惰性で少しずつ動けるようにするとか、ドライバーがみんなタクシーの外で待っていて、エンジンは切ったがシフトレバーはニュートラルにして動かせるようにしてあるクルマを外から手で押して少しずつ動かすとか、そんないろんな工夫を無責任なオレは思いつくのである。
ナンバープレートの数字が奇数のクルマと偶数のクルマをそれぞれ「奇数日」「偶数日」しか使えないようにするという手もある。(結果的にこれでは台数削減効果はないのだが)とにかくこんなに多くのタクシーが長々と客を待っている状況は、需要と供給のバランスが悪すぎるのだ。いっそタクシー会社への課税は、利益に掛けるのではなくて運行している車両の台数に比例させればどうだ。そうなると一台あたりの売り上げの少ないところほど不利になるので、結果的に台数削減効果が生まれるはずである。どうだ! この方法でタクシー過剰の状況は一挙に解消するだろう。
まあ他にも方法はいくつも思いつくが、オレと違って行政側には問題を解決しようという発想が全くない。きっと連中の目にはこの新大阪駅タクシー乗り場の状況も「えっ、何か問題あるんですか?」程度にしか映らないのだろう。税金泥棒とはおまえたちのことを言うのだ馬鹿野郎。
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