2006年02月12日(日) |
おまえら早食いしすぎじゃ! |
携帯用URL
| |
|
オレはそばが好きだ。オレのこれまでに行ったことがあるそば屋のベスト3は、晦庵河道屋(京都)、鶴喜そば(滋賀)、刀屋(長野県上田市)である。もちろんそれ以外にもうまいそば屋はたくさんあったのだが。大学生の時に盛岡に泊まったときは迷わず名物のわんこそばを喰いに出かけた。確か1600円くらいで食い放題だったと思う。そのときはがんばって100杯喰ったのだが、その程度ではなんの自慢にもならない。世の中にはとんでもない大食い自慢の連中がいるからだ。
しかし、オレが驚くのは食べる量に対してではない。早さである。それだけの量をよくそんな短時間で喰えるものだとオレは感動すると同時にあきれるのである。
わんこそば発祥の岩手県花巻市で48回目の「わんこそば全日本大会」が2月11日に開催され、男女ともに新記録が出た。男子1位は241杯、女子1位は227杯でいずれも過去最高の222杯を抜いたという。とてつもない分量である。その記事を最後まで読んでオレは思わずのけぞってしまった。。「5分間で何杯食べられるかを競った」という部分に対してである。241杯なら大食い自慢の人間で食えるヤツはいくらでもいるだろう。しかし、たった5分間でそれだけ食うのは至難の業だ。計算すると1分間に48杯、一杯あたり1.25秒で喰ったことになる。そんなことが生身の人間に可能なのか。あまりにも早すぎるじゃないか!
どちらかというとオレはかなり早食いの方だ。だからデートの時はいつも気を遣った。自分の方が女性よりも先に喰ってしまうと、食べてるところをじっと見られる女性の側は恥ずかしいものである。「見られたい」という気持ちと「見られたら恥ずかしい」という矛盾する気持ちが同時に存在するから女は不可解なのである。わざとパンツの見えそうなミニスカートをはいたりするのはその好例である。馬鹿な男は勘違いして「ぐへへへへ。こんなのを着てるということはもしかしてオレに気があるのか」と期待するのだが、別におまえに見せようとしているわけではないのである。
おっと、話が食い物の話からいつのまにかミニスカートの話に脱線してしまったぜ。「食べるところを見られるのを恥ずかしがる」女性の心理をよく理解していたオレは、できるだけゆっくりとゆっくりと喰うか、あるいは注文するものの分量をかなり多くしておいて、相手と同じくらいの時間で食べ終えることができるようにいつも心がけたのである。相手の皿の中にどの程度食い物が残ってるかをチラチラ見つつ、それに合わせて食べるスピードを調節したのだ。近頃のガキどもはこんな単純なデートの鉄則さえわきまえないヤツが多いのだが。他にも「おかずの量に合わせてご飯を食べる」などの食べる上での知恵はたくさんある。最近はそういう知恵がなくなったのか、先におかずを全部食べてしまったりごはんがなくなっておかずだけになったりというへたくそな食べ方をするヤツらが多いんだぜ。
このわんこそば早食い大会で優勝した宮城県白石市の専門学校生加藤昌浩さん(38歳)は勝利の秘訣を「水を飲むように食べるのがコツ」と語ったという。オレはますます悲しくなったぜ。そばを水みたいに喰うなんてあまりにもひどいじゃないか。そばはそばだぜ。うまい食い物にはもっと敬意を払いやがれ。
・・・・・・・内容に賛同してくださったかたはぜひブログ大賞への投票をお願いします。
←人気blogランキング投票←きっこのブログにかなり近づきました(^_^;) 株式銘柄情報掲示板
前の日記 後の日記