この世には救いようのない人間がいる。働かずに浪費ばかりしていて、人のゼニばかりあてにしてるようなヤツ。何かあるとすぐに暴力をふるうヤツ。存在そのものが迷惑なヤツ。それが自分の親兄弟ならどうしようもない悲劇だが、少なくとも配偶者ならば未然に避けることもできたわけで、そういう人間のクズを選んでしまった人にも落ち度が100%ないとは言えない。「そんなダメな男(女)を選んだのはあなたでしょ」と言われるのがオチである。どうして選んでしまうのだろうか。
人間というのは卑怯なもので、そういうクズでも「結婚」という目的のためには善良な人間のフリをして人をだまそうとするし、それに簡単に引っかかってしまう場合もあるのだ。オレが配偶者を選ぶ条件として「タバコを吸わない女」「ギャンブルをしない女」「暴力をふるわない女」「頭のいい女」「浪費癖のない女」「ブランドものをむやみに欲しがらない女」などと考えたのは少なくとも正しい選択だったと言える。もっともそれらの条件を猫をかぶってクリアしてくるヤツがいればあっさりだまされてしまうかも知れないが。
北九州市で昨年10月、事故を装って自分の乗ったクルマを海中に転落させ、同乗していた夫の郵便局員藤田明さん(当時43歳)を殺害したとして殺人容疑で逮捕された妻、藤田博美容疑者(42歳)もそうした人間のクズの一人だった。この女は北九州市内のクラブでホステスをしていたころから、高級ブランド品を買い集めたり、男性との派手な交遊を続けたりしていたという。どういう経緯で郵便局員だった明さんと知り合って結婚するに至ったのだろうか。
2003年10月の結婚後、この女は麻雀やパチンコ、ホストクラブ通いなどで毎月約50万の浪費を続け、夫の明さんが郵便局員として貯めてきた預貯金約1000万円を使い果たし、その後も浪費を続けて借金を増やし続けたという。もちろん、そういう男はいくらでもいる。だからそういう女がいても不思議ではない。この世にはそういう救いようのない人間のクズが無数にいて、まじめで善良な人間はそういうクズに引っかからないように注意して生きていけばいいのである。そうは言っても、クズの方は全力で善良な人間を食い物にするために日夜がんばっているわけで、やはり犠牲者は出てしまうのである。かわいそうだが、誰かが人身御供になるしかないのかも知れない。
そんなクズどものために財産をなくしたり傷つけられたりした人の救済を公的資金で行うということを提案する人もいる。実際のところ、別れた妻に子供の養育費もろくに払わない不誠実な男の代わりをしているのが生活保護などの公的扶助であるわけで、サイテーのヤツらの尻ぬぐいのためにオレの払った税金などが間接的に使われているということになる。気分の悪い話だ。
さて、夫を殺して保険金を手に入れようとしたこの女、「完全犯罪をするにはどうしたらいいか」「車で海に落ちたら逃げられないのか」など実行方法を共犯者に相談していたという。おまえが本当に完全犯罪を実行したかったのならまずそれまでの人生を改めてから出直してこい。浪費癖や借金、サイテーの性格など保険金殺人の動機が山ほどあるじゃないか。完全犯罪を成功させたいのなら、まずオレのように絶対に疑われない善良な人間になることだな。もっとも善良な人間は犯罪など企む必要は全くないのだが。
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