2005年12月20日(火) |
とにかく「きっこのブログ」を読め! |
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オレは自分のようなただの文句言いのオッサンには何も出来ないと思っていた。こういう暴言コラムというところでくだらない放言をしていたところで、せいぜいそれを読んでいる人は一日に3000人程度、日本の人口から見ればほんのわずかだからだ。しかし、最近はそうでもないと思うようになった。あるブログを読むようになったからである。それは「きっこのブログ」と名付けられた時事問題告発系の硬派のコラムである。オレのコラムを読んでくれる人のほとんどはすでにこのブログは知っていると思うが。
そこでは姉歯建築士からはじまった構造計算書偽装問題の背後の闇について、どうやって知り得たのかと思うような情報が次々と暴露されてるのだ。このブログを今や毎晩数十万人の人が読んでいるそうである。下手な週刊誌の記事よりもはるかに多くの人の目に触れる場所で、今真実が語られようとしてるのだ。
不正だらけのこの世界で、オレは「正義」なんて空しいと長いこと思っていた。自分が偉そうに正義を語るよりも、時には長いものに巻かれることで保身をはかることがこのドブみたいな世界で生きていくために必要なことなんだと半ばあきらめていた。しかし、こうして巨悪と戦いながら正義を貫こうとしているブログの存在を知ったとき、自分にもできることを知ったのだ。この国の政治を正しい方向に軌道修正させるためには、一人一人のブロガーが正義を語ることがまず第一歩なんだと。オレのようなふざけたオッサンにもちゃんと正義を語ることはできるのだと。
「きっこのブログ」は単なる告発系ブログではなく、読み物としても非常に楽しませてくれる内容である。それは書かれてる内容がさまざまなジャンルに渡っていて、俳句に関する蘊蓄を傾ける日もあれば、芸能関係の話題をおもしろく取り上げている日もあって毎日読みたくなる内容だからだ。少なくともオレの暴言コラムよりは100倍以上価値があると断言する。(おそらく読者の数もオレの100倍以上あることは間違いないだろうけど。)
小泉は2005年夏の総選挙でマスコミを利用した劇場型選挙を仕掛け、大勝利を得た。ただ、そこで彼が利用したマスコミというのは、政治家の支配下にあって時の権力者に媚びへつらいながら御用機関として国民へのプロパガンダを行う連中、すなわち政治家の走狗でしかなかった。自分たちのその本質をよく知っている彼らは、楽天やライブドアといったIT企業の影響下に置かれることを恐れ、その提携のための働きかけをことごとく拒否した。その真の理由は自分たちの闇を暴かれることへの恐れが根底にあったからかも知れない。
個人がブログという形で不特定多数に情報を発信できるようになった今、我々はマスコミが発信するフィルターを掛けられた偽情報ではなく、むき出しの真実を手にすることが可能になったのだ。利権構造にまみれたこの国の腐った政治の世界を変える力は、インターネットの世界が生み出す新たな価値観であり2ちゃんねるのような多くの匿名の発言者が持っているとオレは信じている。
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