2005年12月10日(土) |
ぐわっ!もれそうだ、どうする? |
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突然激しい腹痛に襲われ、トイレに駆け込むという経験は誰でも年に1、2回はあるだろう。それがクルマの運転中や電車に乗っていて手近なところにトイレがない場合は悲劇となる。必死で肛門括約筋を締めて耐えるしかない。耐えながらトイレを探すのである。もしも身体の中からのエネルギーの方が大きく、肛門括約筋を閉じる力がその圧力に耐えられなかった時は大爆発が起きてしまう。目も当てられない大惨事である。
クルマを運転中にこの大惨事が起きてしまえば、オレはそのクルマを廃車にするだろう。シートにこびりついた臭気を消し去ることはおそらく不可能だろうし、オレの人一倍よく利く鼻はクルマに乗るたびに襲ってくるクサさに到底耐えられないはずだから。では電車に乗務する運転士や車掌さんがこのような状況に陥ったらどうすればいいのか。
12月7日、午後後8時49分松戸駅発京成津田沼行き普通電車でその悲劇は乗務している車掌さんを襲った。途中の八柱駅で車掌は我慢できなくなり、運転士(35歳)に車内電話で連絡して駅のトイレに向かった。トイレで車掌が大便を済ませるのを待っていればダイヤに遅れが生じる。それで駅監視員(64歳)に事情を話したところ、この駅監視員は独断で電車最後部の車掌室に乗り込み、乗務員交代のくぬぎ山駅まで乗務したという。ちなみに駅監視員というのは電鉄OBで車掌や運転士の経験がある人が配置されているらしい。
車掌以外が車掌業務を行うことは鉄道営業法で禁じられてる。新京成電鉄では処分が検討されているという。じゃあどうすればいいのか。「便意をがまんして車掌業務を果たし、途中で大爆発して下半身がウンチまみれになりながらも頑張りました」という美談を電鉄本社は望んでるのだろうか。それとも携帯型のトイレを車掌室に常備して、もしものときはそこにするという対処がいいのだろうか。
もしもこの車掌や代わりに業務を行った子会社の駅監視員が処分されるということが起きたなら、その時は新京成電鉄の社員は一致団結して立ち上がって、わざと車掌室や運転室で大便をもらすという方法で抵抗しろ。自分がゆっくりと大便することよりもダイヤを守らせることを優先したこの運転士の行動は、オレが乗客の立場ならなんとありがたいことかと思うだろう。そこに杓子定規に規則を当てはめ、ルール違反を行った人を排除しようとするのである。もしもこの車掌がゆっくり大便を終えてから電車に戻ればそれはそれで処分の対象にしたに決まってるのである。悪いのは腹痛である。大便である。おまえさえ出てこなかったらこんな目には遭わなかったのである。
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