2005年11月09日(水) |
オレのゼニだ、自由に引き出させろ! |
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振り込め詐欺の防止策として、東京都と東京銀行協会は8日、現金自動出入機(ATM)の1日当たりの引き出し限度額を引き下げることで合意した。1件当たりの詐欺の被害額を下げるねらいがあるという。確か限度額は200万円くらいだったと思うのだが、それを50万くらいに下げてしまうというのだ。なんということだ。必要なときにゼニが出せなくて困るじゃないか。
自分のゼニを出すのにどうして限度額なんかに縛られないといけないんだ。もしも「今夜は500万くらい使って豪遊したい」なんてことがあっても、これでは思い通りにゼニが引き出せないのである。窓口なら出せるということだが、仕事が忙しくて15時までに銀行に行けることなど絶対にないぜ。
そもそも振り込み詐欺なんて引っかかる方が馬鹿なのである。知らないオッサンからの電話を息子や夫と勘違いするのは日頃のコミュニケーションが全くとれていないからだ。そんな馬鹿どものせいで、オレのようなまっとうな市民が不自由になるのは全くもって迷惑な話である。そんな限度額を設けるのなら、オレみたいにまっとうな人間の使う口座は指紋認証でもなんでも取り入れ、そのかわりにATMの引き出し限度額をなくして5億でも10億でも引き出せるようにしてもらいたいぜ。
すでにみずほ銀行は50万円までATMで引き出せる限度額を引き下げたそうである。一回に50万以下しか引き出さないなんてまるで貧乏人御用達じゃないか。これじゃあ恥ずかしくてみずほのキャッシュカードなんか恋人に見せられないということになる。オレはいまUFJのICチップ付きのキャッシュカードを使ってるのだが、これはいちおう200万円まで引き出せることになっている。しかしこの限度額では不十分だ。クルマを買ったり、家を買ったりという時には500万や千万、二千万という単位でゼニを引き出すことになる。そういう時は窓口で帯封のついた札束をもらえばいいのだが、そのたびに遭遇する行員の目がオレはいやなのである。
窓口の行員は必ずオレのような善良な市民に対して、「なんだこの危ないオッサンは?」という視線でジロリと睨むのである。たった500万円というはした金を出すだけであっても、身分証明書の提示を求められたりするのである。まるで犯罪者扱いである。これはまぎれもなくオレのゼニなんだぜ。振り込み詐欺の防止策なんか簡単である。全国のATMに指紋と顔認証を取り入れて他人名義の口座では一切引き出せなくすればいいのだ。その日からピタッとこんな犯罪はなくなるぜ。顧客の財産を守るのが銀行の使命ならすぐにでもこのシステム導入に手をつけてくれよ。
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