2005年09月26日(月) |
クルマを盗んだ小学生の話 |
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無免許の母親に頼まれて無免許でクルマを乗り回していた中学生がいたという事件が先日北海道であったが、今度はなんと小学生がクルマを乗り回すという事件が滋賀県で起きたのである。無免許運転の低年齢化がどんどん進んでいるのである。次は幼稚園児、その次は赤ちゃんということになるのだろうか。
9月25日午後4時15分ごろ、滋賀県草津市内で「子どもが車を運転している」という110番通報があり、急行した草津署員が同市新浜町の県道を走っているのを発見。拡声機で停車するように命じ、運転席から助手席に移ろうとしていた小学5年男児(10歳)を補導した。男児はこの車を前日の9月24日夕方に約32キロ離れた同県彦根市内で盗んだことを認めており、24日から何も食べていない様子で、「家出しようと思った」「自転車で家出しようとしたが風が強く、しんどいと思って車を盗んだ」などと話しているという。
なぜこの10歳児がクルマの運転をできたかだが、自宅にあった軽自動車を運転したことがあるらしい。それが事実だとすればこの子供は日常的に無免許運転をしていたということになる。身長130センチの10歳児がちゃんとした運転姿勢をとれるのかが不思議なのだが、とにかくこの子供は盗んでから一日近くの間を無事故で運転していたのである。オレはこの子供が暴走しまくって多くの人を轢いたりあちこちでぶつけてモノを壊しまくったのではないことに安堵している。少なくとも「他のクルマにぶつからないよう安全運転しよう」という意志を持っていたことは確かだからだ。もっとも無免許がバレないようにそうしたのかも知れないが。
ただ、家出をするにはあまりにも準備不足だ。ゼニを持たず、どこに隠れるかも考えず、行き当たりばったりでクルマを盗んでいることから考えて、「家出」の方が後から出てきた言い訳に思える。つまり、たまたま家の近所でキーが付いたままのクルマを発見。それを「乗り回したい」という好奇心から盗みそのまま逃亡、夜になっても家に帰らずにクルマの中で仮眠して、あちこち適当に走ってるうちに道が分からなくなって家に帰れなくなったといいうのが真相じゃないのか。
ただその盗まれたクルマ、左のサイドミラーが破損していたらしい。やっぱりそこはまだ運転に慣れていない分、車幅の感覚が身に付いていないのだから仕方がない。その程度で済んだのはやはり「不幸中の幸い」だぜ。
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