2005年08月16日(火) |
こんなバス会社は許すな! |
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トモテツ観光バス株式会社というのは広島県福山市に本拠を置く、資本金1000万円で平成12年7月7日に設立された会社である。貸し切りバス事業が主体で保有する車両数は14台という規模だ。雇用されているバス運転手数は明らかではないが、保有するバスの台数から考えてそれほど多くはないだろう。多くてもせいぜい20名程度か。
その運転手たちが8月12日の勤務時間中に仲間で一緒に酒を飲んで居るところを市民に通報されていたことが8月15日に分かった。国土交通省中国運輸局は道路運送法に基づき直ちに同社を立ち入り監査することを決めた。通報された4人は8月12日朝に福山市や尾道市を出発し、バスで団体客を広島市まで送ったあと午前9時ごろに広島に到着し、午前10時すぎ、同市内の飲食店で食事した際、制服姿のまま、コップ1、2杯のビールを飲んでいたという。
オレはこの朝10時という時間に仰天するのである。朝の10時、普通ならこれからまだ勤務が続くような時間帯である。以前にドイツを旅行したとき、朝の6時台にオッサンたちがジョッキでビールを飲む光景に仰天したが、そういう習慣はドイツだからこそであり日本人の私には大いに違和感があった。この飲酒ドライバーたちもドイツなら朝の10時からの飲酒も普通なのかも知れないが、残念ながらここは日本であってドイツではない。だから日本での当たり前の道徳に従ってもらわないと困るのである。日本での酒は、普通は仕事を終えて帰宅してから飲むものである。
制服姿で飲酒してる光景を目撃した人が110番し、駆けつけた広島県警が任意でアルコールを検査したところ4人の呼気からは1リットル中0.15ミリグラム未満のアルコールが検出されたという。4人はその当時は待機中で運転はしていなかったが、その日の夕方6時には団体客を乗せて広島市から福山市などへ戻る予定だったという。夕方までには酔いがさめるからOKと思っていたのだろうか。運転ということを職業とする者は、少なくとも勤務を終えて帰宅するまで「飲酒」は厳禁だろう。
このような綱紀の乱れが存在するということは、このバス会社の運転手の規律が全体にたるんでるということであり、小さなバス会社で4人ということは運転手の飲酒運転率が極めて高いということになる。オレが地元民なら、このような報道を聞いたとたんにびっくり仰天して二度とその会社のバスには乗らないと思うだろう。プロのドライバーとしてあるまじきこの行為に対して、会社として重いペナルティを科すことできっちりとこれからの改善をアピールしてもらいたいものである。
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