2005年07月20日(水) |
恐怖!クルマを串刺しにした鉄パイプ |
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7月19日午前6時50分ごろ、大阪府藤井寺市の西名阪道上り線で、乗用車とワゴン車が衝突し、乗用車の男性が頭を強打して死亡、ワゴン車の男性が軽傷を負うという事故が起きた。乗用車はフロントガラスと後部ガラスが割れていて、フロントガラスには直径10センチの穴があき、事故現場の近くには長さ2.5メートルの鉄パイプが落ちていたのである。その鉄パイプが前を走っていた車の荷台から落下して後続車のフロントガラスを直撃、そのまま後部へ貫通したと思われる状況だった。
西名阪はオレもよく走る。毎月1、2回は走っているので回数券を常備しているくらいだ。その西名阪で起きたわけで下手すると自分が犠牲者だったかも知れない。それで事故の報道をオレは食い入るように読んだのである。たぶん落下してきたこの鉄パイプが貫通した衝撃であわててハンドルを左に切って、左車線のワゴン車に側面から激突したのだろう。この鉄パイプを落として去った迷惑野郎はいったいどこの誰なんだとオレは怒っている。そして、頭を強打して死亡した乗用車の男性は、もしかしたらこの鉄パイプの衝撃を頭部に受けて、運転不能になってハンドルを左に切ったのかも知れない。
大阪府警高速道路交通警察隊では鉄パイプを積んでいた車が荷台から落としたことに気付かずに走り去った疑いもあるとみて、業務上過失致死傷などの容疑で捜査しているという。なぜ殺人罪じゃないのか。しかも落下物で後方の車両に被害が出ていたかも知れないのにそのまま逃亡してしまってるのである。これはある意味ひき逃げにも等しい重罪だ。遺留品のその鉄パイプを調べれば、どんな用途で用いられ、どこに運ばれる途中であったかもすぐわかるだろう。
まあそういうわけで、運転中には危険がいっぱいというのが道路の実情なんだが、オレが運転中にもっとも恐れるのは原木を満載したトレーラーである。あの細いワイヤーが突如切れたとしたら、丸太がそのままごろんごろんと道に転がってきて、他のクルマは避けようもなく激突したり、歩道に乗り上げて歩行者を押しつぶしたりしそうでオレはあわてて離れる。そういえば山口県の山陽道で、道路にクギを投げ込んで往来妨害するという事件が起きて犯人の学生が逮捕されていたっけ。そういう悪い歩行者をはねるのは正当防衛だという判例を誰か出してくれよ。「ひき逃げ御免」という制度を作って、車上荒らしやコインでクルマに傷を付けてくる馬鹿をはねても罪に問われないという仕組みにしてくれ。
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