2005年07月06日(水) |
初代「オタキング」は誰だ? |
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オタクの中のオタク、オタクの帝王というかオタキング(実は岡田斗司夫さんという方がすでにオタキングと呼ばれてるのだが、ここではオタクの王という意味でこの言葉を用いることをお許しください)を決めるための第1回全国統一オタク検定試験が8月に実施されることになった。アニメ、ゲーム、同人誌など東京・秋葉原で人気の「アキバ系」ジャンルに関する設問を中心に出題され、合格者には認定証を発行する予定だという。これを主催するのは、同人誌やアニメ、ゲームなどのオタク文化を扱う情報誌「マガジン・エルフィックス」(ビブロス刊)である。問題は8月5日発売の同誌005号(定価580円)の付録として発表されるという。
オタクを主人公にした映画「電車男」のヒットなどもあり、昔は存在そのものが忌み嫌われイジメの対象にもされたオタクたちが、いつのまにかカッコいいものへと変貌しつつあるのだ。そんな中で実施されるこの試験、オタクナンバー1の地位に輝くのはいったいどんなヤツなのか、オレはかなり興味がある。そいつもやはり小太りでメガネといった外見を持つのだろうか。
ただ、この試験が雑誌の付録としてついてくるということは、いくらでもズルができてしまう。つまり、時間を掛けて全部の正解を調べてその上で提出することも可能なんだ。どうせなら、駿台予備校でも借りて、制限時間付きの模擬試験の形式でやればよかったのにと思うぜ。それともこれはただの話題作りで雑誌を売ることが目的だったのかな。すでにこの情報誌の4月発売号では模擬試験として例題が掲載されているという。問題ジャンルには「家庭用ゲーム機概論」「コミケ概論」なんてものがあるらしい。
しかし、オタクたちの知識というのは著しく偏っていて、自分の得意分野に関しては強くても、少しジャンルをはずれると全くわからないということが多いような気がするのだ。そんな中でどうやって公平な問題を作れるのか。誰が出題するのか。ちゃんとオタク全般の知識を持つオタク王でないと問題作成は不可能な気もするのだ。
昔大学のサイクリング部だった頃、オレは自転車オタクだった。さまざまな外国製のパーツの名称をやたら覚えていて、バイトで得た金でコレクションまでしていた。今でもそのパーツの一部は未使用のままオレの部屋に飾ってあって、ヤフオクでびっくりするような高値がついていて驚くことが多い。その当時に30万くらい掛けてオーダーした自転車も、バラして部品を全部ヤフオクに出品すればかなりの金額にはなるだろう。大学のサイクリング部でオレは「自転車常識度テスト」という試験を部員のために作成したことがあった。今思えばあれはまさしく「自転車オタク度テスト」以外の何ものでもなかった。
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